ニキビを予防する10個のヒント

1.顔を清潔に保ちましょう
今ニキビができていようがいまいが関係なく、一日2回顔を洗って不潔なものや死んだ細胞、余分な油分を落とすことが重要です。でも一日3回以上顔を洗うことが必ずしも良いとは限らず、ときにはむしろ悪影響があるかもしれません。熱いお湯ではなく適度に温かいお湯と、マイルドな洗顔剤を使うようにしましょう。きつめのせっけん(デオドラントボディーソープなど)を使ってしまうと、炎症を起こしているところ、ニキビがあるところを刺激してしまい、それを悪化させてしまうおそれがあります。
タオル、角質除去用手袋、ヘチマスポンジ(粗いスポンジ)で肌を激しく擦りすぎないようにしましょう。とても柔らかい手触りのタオル、または手で優しく洗うのをオススメします。洗った後は必ずきちんとすすぎ、清潔なタオルで顔の水分を取りましょう。その後は拭いたタオルを洗濯かご(洗濯機)の中に入れましょう。使用済みタオルに着いたアクネ菌が拡散してしまうからです。また、一度洗うのに使ったタオルは再度使わないようにしましょう。
2.保湿をしましょう
アクネケア化粧品は肌を乾燥させてしまう成分が入っていることが多いので、乾燥と皮がむけるのをできる限り抑えられるように、保湿化粧品も同時に使うようにしましょう。「毛穴を詰まらせない」とラベルに書いてある商品はニキビを作らないので、これを探すと良いでしょう。保湿化粧品の中には、脂が多い人用、乾燥肌用、肌の調子を整える用などがあります。
3.市販のアクネケア化粧品を試してみましょう
市販のアクネケア化粧品には処方箋が必要ありません。これらの製品には過酸化ベンゾイル、サリチル酸、グリコール酸、あるいは乳酸といったような成分が含まれていることがほとんどで、アクネ菌を抑えてくれます。しかしその反面、肌を乾燥させてしまい皮がむけてしまう可能性があるので、初めは少量から使い始めるようにしましょう。そのうち自分に合った量と頻度が分かってくると思います。デリケートゾーン用のレチノイドジェルを使ってみるのもアリです。敏感になった肌にはこうした対策が必要になるでしょう。
4.お化粧は控えめにしましょう
ニキビができている間はファンデーション、パウダー、ほお紅を塗らないようにし、もしお化粧をどうしてもしたいなら、一日の終わりにきちんと洗い流しましょう。できるようなら、染料や化学物質の入っていないオイルフリーの化粧用品を選ぶようにしましょう。ここでも、「毛穴を詰まらせない」とラベルに書いてある化粧用品はニキビを作らないことから、こうした商品を使うことをオススメします。購入する前に成分表を確認するようにしましょう。
5.頭髪に対して使うものに注意してください
頭用香水、オイル、ポマード、ジェルは使わないようにしましょう。こうしたものが顔にかかってしまうと、毛穴をふさいでしまい、肌にダメージを与えることになってしまうかもしれません。頭髪が脂っぽいと、顔も脂っぽくなってしまうので、特に顔にニキビができているときは頭を肌に優しいシャンプーとコンディショナーを使ってよく洗うようにしましょう。髪が長いなら、顔にかからないように髪をまとめておきましょう。
6.手で顔をベタベタ触らないようにしましょう
顔を手で触ったり、腕をついたりしないようにしましょう。アクネ菌を拡散してしまうだけでなく、もう顔にできているニキビを悪化させることになってしまうからです。あちこちにニキビが移らないようにするため、指でニキビなどの吹き出物をいじることは避けましょう。
7.日光に当たるときは
太陽の紫外線光線は炎症を進行させたり、赤みを増させたりすることがあり、治ったあとも色素沈着する(黒く変色する)おそれがあります。ニキビの薬の中には太陽光に対して敏感になってしまうような成分が含まれていることがあります。午前10時から午後2時までは特に日光を浴びる時間をできるだけ少なくするようにし、長袖のTシャツやズボン、つばの大きいハットを着用するなど肌があまり露出しないような服装を心がけてください。ニキビができているかどうかに関係なく、少なくとも日光を浴びる20分前までにSPF30以上の日焼け止めクリームを塗るようにしてください。繰り返すようですが、「毛穴を詰まらせない」とラベルに書いてある日焼け止めクリームを使えば、ニキビができる可能性を小さくすることができます。買うときには成分表を確認して自分が何を肌に塗っているのかを理解しておきましょう。
8.肌のために食べものも管理しましょう
専門家の大部分は、チョコレートなどの特定の食べものは食べてもニキビの原因はならないと考えています。しかし、自分の食事から油っこい食べものやジャンクフードを取り除くようにし、フレッシュな野菜・果実や全粒穀物を食べようとするのには意味があります。加工糖を多く含む乳製品はニキビの原因となりますから、これらは避けるようにしましょう。
9.毎日運動しましょう
日常的に運動することは肌を含め体全体にとって良いことです。でも、運動するとき肌を擦ってしまうような服ないし装備は避けるようにしましょう。刺激になってしまいます。運動をした後はシャワーを浴びるかお風呂に入るようにしましょう。
10.焦る必要はありません!
いくつかの研究によると、ニキビなどの吹き出物とストレスは関係しているそうです。何が自分にとってストレスになっているのか自分に問うてみてください。原因が分かったら解決策を考えましょう。確信が持てなかったら、皮膚科の医師と一緒にニキビ対策が必要かどうか話し合ってみると良いでしょう。