減量の鍵:食事日記、家庭での食事など

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研究者たちは、食事に含まれる食べ物の種類を変えることよりも、カロリーの総量を制限することの方が重要だと主張しています。

体重を減らしたいですか?Journal of the Academy of Nutrition and Dieteticsで、最新の研究に携わっている栄養学のトップの研究者たちは、食事日記をつけ、レストランに行くことを避けて絶対に食事を抜くことはしないように、と述べています。

この研究の一環として、シアトル周辺に住んでいる123人の中年女性(50~75歳)が選ばれ、食事に焦点を当てた、あるいは食事と運動の両方に焦点を当てた減量計画の組み込まれた1年に及ぶ実験に参加しました。この女性たちは仕事などでいつも座っていたり、肥満であったりする人々です。どちらの計画も自己監視に頼る部分が非常に多いものでしたが、この一環として、すべての参加者には一連のアンケート用紙が配られ、食事の頻度に関する調査が行われました。成功した参加者たちは、食事と運動の両方あるいは食事だけの減量計画のどちらを行っていたかは関係なく、体重の10%を減量することができました。

研究者たちが発見したことは、減量となると、どのようなやり方で体重を減らすかというのは関係ないということです。食事の分量やカロリーを減らす助けとなる行動を見つける必要があるというだけなのです。関連する臨床試験を見直した後、研究の立案者たちは他のものよりも効果的だった活動をいくつか特定することができました。

「減量の話になると、異なる食事を比較する無作為で規制された試験の証拠によって、低脂肪と低炭水化物の配合などの飼料組成よりも、カロリーの総量を制限することのほうが重要であるということが分かりました。そのため、私たちの研究の具体的な目標は、カロリー削減の包括的な目標を支えている行動を特定することでした。」研究の先導者である、Fred Hutchinson Cancer Reserch CenterのAnne McTiernan医師は報告書の中でこう述べました。

では役に立った行動とは何だったのでしょうか?食事日記をつけていた女性は、似たような状況で日記はつけていなかった女性よりも6ポンド多く痩せました。ただし、正直に正確にそしていつも記録をしたり、こつこつと報告をしたり、食べ物の調理法、どのような香辛料を使ったかなどの細かいこと、そしてその他全ての情報を加えることなどのような良い日記の習慣を保つということが重要です。

さらに、外食や食事を抜くことはそれほど効果的に体重を減らせないことと関係がありました。実際、食事を抜いていた女性よりも毎食食べていた女性の方が平均して8ポンド多く減量することができていました。そして、週に少なくとも5日は外食すると答えた女性よりも、自分で料理をすると答えた女性のほうが平均で6ポンド多く減量していたのです。

これらの3つの重要な手段は別として、研究者たちは減量の真の鍵は現実的な目標だと考えています。「体重が250ポンドなら、一夜で125ポンドまで落とすことは絶対にできません。」McTiernanはABC Newsにこう話しました。「そこまで体重を減らすには数年かかるかもしれませんし、医療の助けが必要であるかもしれません。幸い、減量開始時の体重の5~10%減らすだけでも主要な健康に関する恩恵は受けることができます。」

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