妊娠中の外食(二人分の食事)

その他

栄養のある食事は必ずメニューの中にあるはずですが、一部の料理店においては注意深く探さなければならない場合もあります。

素早い昼食、或いは高級レストランにおけるコース料理であれ、妊娠期間中に外食する機会はいくらでもあるはずです。調理の手間から解放されるのは爽快であるに違いありませんが、キッチンに立っていなくとも赤ちゃんを育てる任務は続行中であるということを忘れてはなりません。外で食事を取る際は、これから紹介するいくつかのガイドラインにしたがって、妊娠17週間の赤ちゃんが必要としている栄養素をしっかり供給してやりましょう。

レストランを選ぶ

いつでも選べる立場にあるとは限りませんが、可能な限り自分で選びましょう。(「あたしは妊婦なのよ、こむずかしいのよ」っていう切り札があるじゃないの。)料理店といっても妊婦に適した食事が食べられる場所とそうでない所はあります(サラダバー付きの魚介料理店、グッド。メニューバリエーションに限りのある寿司屋…イマイチ。)胸焼けやその他の問題がある故に、食べられるものが刺激の少ない食事に限られるというのであれば、スパイシーインド料理屋や、ドヤ顔でなにからなにまで(アイスクリームも含め)油で揚げたがる食い物屋は選ばないほうが良いというものでしょう。

特注が可能か聞いてみる

最近では、注文の多いお客様なんて妊婦に限ったことではないのです。大抵の店ではウエイト・スタッフやシェフが(いい顔をするかしないかは別として)代替メニューやなにやらに対応してくれるはずです。迷わずマヨネーズを手にとって、ドレッシングやソースと交換してもらえないか聞きましょう。或いはかもめの上のベーコンやブルーチーズは遠慮して、生焼けのかも胸肉は完全に火を通してもらえないか聞くのです。

量に気をつける

多くのレストランで出される食事は十分過ぎるほど量があります。皿を平らげたいという衝動に身を任せてはいけません。(消化不良が関の山でしょうし、外食の機会が多い人は太ってしまいます。)食べきれない分は残して、持ち帰るための箱に入れてしまえば良いのです。あるいは、はじめから半人前を頼みましょう。

パンに惑わされてはいけない

買ってしまう前に、全粒穀物のパンが無いかどうか探して見ましょう。見つけられなければ、キッチンにいくらか残っていないか聞いてみましょう。(サンドウィッチを出す店であれば、おそらく全粒小麦パンのスライスが残っているでしょう。どうしても小麦系が見つからなければ、白パンを食べましょう。但し、こういったカロリーの無いもので空腹を満たそうとするのはやめましょう。身体に良いアペタイザーを頼むと良いでしょう。

野菜をたべよう

一番最初にサラダや野菜の炒め物を、或いはサイドメニューとして緑色の葉菜(ほうれん草、キクヂシャ、ブロッコリー等)のソテーを注文することを習慣づけましょう。

スープの出番だ!

ヒラマメ、エンドウ、その他野菜のスープがメニューにのっていたら、是非注文しましょう。また、トマトベースのブイヨンやチャウダーも良いです。ビスクやその他のクリームスープは(クリームやバターの代わりに牛乳やヨーグルトが使われているのでない限り)控えましょう。聞いてみなければ、わからないのです。(恥ずかしがってはいけません。最近ではみんなやっています。大体、妊婦が栄養に気を遣うのは当然のことでしょう。)

サイドメニューを探そう

最近はファースト・フード店でさえも健康的なサイドメニューが提供されているのですから。(それと…ベイクトポテト??みたいな。)求めれば与えられる、です。野菜の蒸し物、(ポテトフライやオニオンリングの代わりに)ベイクトポテト、ヤムイモ、玄米などは打ってつけです。

グローバルにいきましょう

胃が許す限り、民族料理屋のヘルシー・メニューを試してみましょう。郷にいっては郷に従へ、です。イタリアンならば、魚、チキン、子牛肉、低脂肪ビーフのグリル焼き、或いは蒸し煮したものに野菜を添えたアントレ、新鮮なトマトソース、シーフード、チーズ等を使ったパスタ、ピザをいただきましょう。和食料理店ならば、照り焼きフィッシュやチキン、味噌汁、えだまめ、蕎麦が食べられるでしょう。胃がスパイスを受容できるのであれば、インド料理は特に栄養満点です。(油で揚げられていないものを選びましょう。タンドリーグリルチキンのヨーグルトマリナード漬け、野菜や豆料理、全粒穀物パンなどは積極的に選びましょう。)メキシコ料理屋では、黒豆スープ、ファヒータ(パプリカやピーマンのおかげでビタミンを十分に取れるでしょう)、コーントルティーヤ、サルサ、グアカモーレ等を選びましょう。

デザートを食べる前にお腹をいっぱいにする

デザートのために胃に空きを作っておこうとするのは良くありません。ただ、まだ空腹感を覚える(或いは甘いものが欲しくなる)のであれば、メインコースを終えた後、新鮮な果実やソルベー、冷凍ヨーグルト等を頼みましょう。最終的に甘い饅頭やパイに負けてしまっても良いです(たまに、であればの話です)が、全部食べきらずに途中でやめておけば、翌日の朝気分が良くなるはずです。

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