妊娠中の食事計画

定期的な栄養補充を必要とする赤ん坊が胎内にいる今、食事を抜いてしまう癖を直さねばなりません。
食事を抜く癖は遥か昔からですか?オレンジジュースの入ったグラスを渡す暇さえ母に与えず、スクールバスのとこまでダッシュしていたんじゃあありません?今では会議から会議へと(自販機から自販機へ)忙しなく移動し、まともな食事も取らない(チーズ・クラッカーが食事一回分にカウントされるのであれば別ですが)のでは?夜遅くに仕事から帰宅して、(一日の栄養不足を補うための)夕食を調理する(ポテトチップスの袋やアイスクリームの箱を開けることは調理には入りません)体力さえ残っていないのでは?
今こそ、変革のときです。身体が(栄養不足等の)危険信号を発する前に食習慣を正して胃を満たしてやらねばなりません。食事が不足している状態で活動することは決して良いことではなく、妊娠中ともあればなおさらです。妊娠16週間において、定期的に食糧・栄養補給を行うことで如何なる妊娠症状(吐き気から便秘まで)にも上手く対応できるようになるのです。とりわけ疲弊に対抗する際には、食事を取ることが非常に重要です。というのも、食事を取ることによって血糖値を維持してエネルギーレベルを高く保つことが出来るからです。
自分自身の体力を増強する、というのが朝食・昼食・夕食・その他の間食を取ることの動機付けにならないのであれば、今はお腹にもう一人いるのだということを思い出してください。妊婦は二人分の食事を取るのです。妊婦が食事を抜けば、赤ちゃんも食事を抜いたことになるのです。赤ちゃんは刻一刻と成長しており、栄養摂取の面で妊婦だけが頼りなのです。妊婦にとって食事を取る時間ではない、或いはそもそも余裕が無い、としても、赤ちゃんにとっては食事の時間なのです。まだわからないですか。研究結果によれば、一日に最低五食食べる妊婦はそうしない妊婦に比べて流産無く無事に出産する可能性が高くなるそうです。(そうです、妊娠中は一日三食でさえも足りないのです。少量の食事を五、六回取れば妊婦も赤ちゃんも元気にいられるのです。)
食事を抜いてしまう癖を直せませんか?それならばこれから紹介するアイディアを使ってみてください。
朝食を抜くのは、朝食を食べるタイプではないとおもっているからですか?オートミールを選ぼうとチーズトーストを選ぼうと(或いは昨晩の冷たくなったミートローフを食べようと)赤ちゃんは気にしません。朝食を抜くのは、朝型でないからですか?アラームの設定時刻を15分早めなさい。そうすれば朝食を準備する時間が取れるはずです。(15分早く就寝すれば確実に目覚めが良くなるでしょう。)時間に追われているのですか?急いでいてもすぐに食べれるような食事を前の晩に作っておきなさい。例えば、電子レンジで温めればよい状態のブリトー、シリアル、カルシウム強化ジュース、スムージー(材料を全てミキサーに入れた状態で冷蔵庫にいれ、おきてからミックスしましょう)などです。
職場で食事を取るのはスケジュール的に不可能でしょうか。一日の予定を見直して、昼食休憩を突っ込むのです(サンドウィッチ一切れでも少量の果実でもいいのです)。コーヒーを飲みながら会議に出席するくらいなら、昼食をとりながら参加すればいいのです。戦略会議中に果実とチーズデニッシュを注文するのではなく、果実とチーズ(と全粒系クラッカー)を注文しましょう。また、職場に食べられるものをたくさん用意しておきましょう。例えば、赤ちゃんも喜ぶ栄養豊富なスナック、ドライフルーツ、ナッツ、シリアル、クラッカー、チーズウェッジ、チーズスティック、ゆで卵、ヨーグルト、コッテージチーズなどをデスクや職場の冷蔵庫においておくのです。
食べることをわすれてしまうのですか?ならばアラームを持ち歩きましょう。そして、二時間おきに作動するように設定しましょう。(いずれは二時間おきにあかちゃんのための栄養補給をすることになりますから、今のうちからなれておくのも良いでしょう。)「赤ちゃんにごはんをあげた?」などと書いたリマインダーを、よく見るところに張っておくのもよいでしょう(ダッシュボード、コンピュータスクリーン、テレビスクリーンなど)。吐き気を抑えるのが大変だから食べたくない、というお考えであれば、空腹時の方が嘔吐が悪化するのだということを念頭において置いてください。液体(水、フルーツジュース、スムージー、スープ)から取り始めて、ゆっくりと胃を満たしていきましょう。吐き気を抑えられそうだとわかったら、固形食品の接取に移ればいいのです。
普段からあまりたべないから、単純にお腹がすかない、というのが理由でしょうか。であれば、段階的に食べる量を増やしていきましょう。少量の食事を頻繁に取るようにすると、消化不良を来たすこともなく、胃が常に満たされている状態にあることに慣れてきます。そのうち、お腹も慣れて、自然に空腹感が訪れることでしょう。