妊娠中の円靭帯の痛み

その他

円靭帯の痛みを引き起こす原因と、気分を良くするためにできることを確認してください。

妊娠中に子宮が大きくなると、お腹のあたりに痛みを感じるようになるり、産婦人科はこれを円靭帯の痛みと呼びます。多くの女性が妊娠14週頃に感じ始めますが、妊娠中期からはいつでも痛みが起こる可能性があります。

それはどんな感じですか?

一般的に、円靭帯の痛みは、下腹部の片側または両側に痛みや痙攣を感じます。突然体勢を変えたり、座ったり横になったりしているところから起き上がったり、咳やくしゃみをしたり、笑ったりしたとき、円靭帯の痛みを感じやすいです。短時間かもしれませんし、数時間にわたって続くこともあります。(なお一層の妊娠の神秘です)

原因は何ですか?

子宮は、鼠径部から腹部側面にある太い靭帯に支えられています。子宮が大きくなるにつれて、重さを支えるために靭帯が引き伸ばされます。靭帯が引っ張られることによって、下腹部に鋭い痛みや鈍い痛みを引き起こします。他の原因としては、赤ちゃんを育てるために量が増えたことによる血流の増加や子宮内膜の蓄積などがあります。

医者にみてもらった方がいい場合

痛みを頻繁に感じ、発熱、悪寒、出血、膣分泌物、軽度の発作を含む他の症状を伴う場合、または1時間に4回以上子宮が収縮する場合は、すぐに医者にみてもらってください。ただし、1時間に4回以上子宮が収縮するのは、出産の兆候かもしれません。

できること

円靭帯の痛みを軽減するための対策があります。
・足をけり上げる(特に足にむくみがある場合)
・痛みを和らげるために腹帯や骨盤ベルトを着用する
・痛みを引き起こすので、突然動き出さない(ゆっくり起き上がるなど)
・運動しているときにかなり痛みが気になる場合、トレーニングの強度を下げる

座ってくつろいでいるときでも腹部の痛みが緩和されない場合や、深刻な場合は、医者に行って、状態を知らせるようにしてください。

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