8つの子作りに関する都市伝説の真実 Judy Koutsky

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子作りに関する都市伝説の真実
Simone Becchetti | Stocksy
セックス時の体位によって妊娠しやすくなったりするでしょうか。年をとった妊婦さんの方が双子を授かる可能性が上がるのでしょうか。前に男の子を産んだなら、次は女の子を授かる可能性が高くなるのでしょうか。Dr. Kristi Angevine(MD, FACOG)に妊娠の真実について尋ねました。次に述べる都市伝説のうちどれが真実でどれが嘘なのか見てあなたの知識を確認してみましょう。

1.正常位だと妊娠しやすくなる

これは嘘です。体位によっては精子を子宮頸部、子宮、卵に近づけることできるかもしれませんが、妊娠する確率は変わりません。「体位は全く関係無ありません。」とDr. Angevineは言います。(珍しいケースとして、彼女は女性の膣および子宮の構造が普通ではない場合、重力がネガティヴに作用して精子が卵にたどり着きにくくなるというケースも存在するとも言います。)

2.セックスの後、脚や尻をすぐに上げれば、女性の卵が受精しやすくなる

これも嘘です。精子の動きは速く、精子は卵を見つけ出すようにプログラムされているので自分で卵に向かって進むと、Dr. Angevineは言っています。一部の女性は、セックスの後すぐに尻をクッションでおさえ、脚を高く上げたら本当に妊娠したと断言するかもしれませんが、実際はセックスのタイミングが良かっただけです。

3.年をとっている女性の方が双子を妊娠する可能性が高い

これは本当です。Dr. Angevineは、年をとった女性の方が統計的に高いパーセンテージで多胎妊娠となるというのは事実だと言っています。この要因は生殖補助医療(体外受精や不妊治療)だけではないのです。

4.ボクサーパンツでもブリーフでも精子数には関係が無い

これは本当です。下着があまりにもきつすぎない限り、科学研究はこれが精子数に影響するなどということは示していません。「ただし、会陰に圧がかかる時間が長い(たとえば、長距離をバイクで移動したとき)というようなことおよびは骨盤外傷精子数を減少させる原因になります。」と、Dr. Angevineは注意しました。

5.流産の可能性は妊娠が進むにつれて低くなっていく

これは本当です。Dr. Angevineによると、精子と卵が初めて出会ったときは流産になってしまう可能性が高く、その確率は30パーセントから75パーセントにのぼります。しかし、これはあまりにも早い段階で起きてしまうので大部分の女性は妊娠したとも分からないことが多いです。妊娠がすすむにつれて流産してしまう確率はぐっと下がり、妊娠10週間ごろには10人に9人は妊婦であり続けることができます。

6.男の子を産んだ後は女の子を産む可能性が上がる

これは嘘です。赤ちゃんの性別とその順序がどう関係しているかに関してそれぞれ意見があるようですが、Dr. Angevineはどの妊娠も同じなので、男の子を授かる確率も女の子を授かる確率も50パーセントずつだということを強調しました。

7.特定の時期にセックスすることで赤ちゃんの性別を決めることができる

これは嘘です。科学はこれを証明していません。この都市伝説の内容は、排卵日の少し前にセックスすれば女の子を妊娠する確率が上がるというものです。正しくありません。「月経期間中および排卵周期を意識したセックスのタイミングによって赤ちゃんの性が影響されることはありません。」と、Dr. Angevineは一蹴しました。

8.頻繁にセックスしていると妊娠する確率が下がっていく

これは嘘です。「男性は精子を『溜める』必要があるという都市伝説が単純に間違っています。」と、Dr. Angevineはこの説を否定しました。頻繁にセックスしていると(一日に複数回)精子数は減少するかもしれませんが、問題になるのは排卵時に精子があるかどうかであり、精子は女性の体内で5日も生き延びることもあるようです。Dr. Angevineによれば、排卵時にセックスの回数が多ければ多いほど妊娠する可能性は増加するそうです。

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