食物アレルギー

症状

食物アレルギーとは?

食物アレルギーは、免疫系のはたらきによって引き起こされる反応です。
人はあらゆる種類の食物にアレルギーを起こす可能性がありますが、特定の食品にアレルギーがある25%のうち、子どもでは約6%、成人では約2%に食物アレルギーがみられるとされています。

症状

食物アレルギーの最も代表的な症状は、湿疹およびぜんそくです。
乳製品を摂取した後のじんましん、嘔吐(ルビ)および呼吸の問題などがあります。成人では乳糖の消化が困難であり、多くは牛乳アレルギーと同様の症状(腹部膨満、けいれん、悪心(ルビ)、放屁および下痢)を経験することがあります。
食物アレルギーの最も一般的な症状には、以下のものがあります。
じんましんのような大きな隆起
腫れ
かゆみ
口のかゆみやピリピリ感
口の中の金属味
咳(ルビ)、呼吸障害または喘鳴(ルビ)のどがつまった感じ
下痢
嘔吐

原因

ほとんどの食物アレルギーは木の実、ピーナッツ、牛乳、卵、大豆、小麦、魚介類によって引き起こされます。これらの7つの食品は食物アレルギー全体の90%を占めています。食物アレルギーを抱えているほとんどの人々は、同時に4種類未満の食品にアレルギーがあります。
また、いくつかの食品添加物(タルトラジンまたは黄色5号、および人工甘味 料のひとつアスパルテーム)もアレルギーを引き起こすことがわかっています。

予防法

食物アレルギーと診断されたら、それを引き起こした食品を避けてください。そのためには、すべての食品のラベル表示を読まなければなりません。
子どもが食物アレルギーの場合は誤って食べてしまわないように、避けるべき食べ物と、その対処方法を学校などへ知らせておきましょう。

治療方法

食物アレルギーは、アナフィラキシー(annaphilaxiss)と呼ばれる反応を引き起こすほど重度であれば致死的となりますが、エピネフリン(epinephrine)という薬(エピペン(EpiPen エピネフリン注射器)とよばれ、アナフィラキシーを起こす可能性の高い患者が常備している)で速やかに治療すると命を救うことができます。エピペンは緊急処置のようなもので常に携帯する必要があります。
アレルギー反応を起こしたときは、すぐに救急車で病院に連れて行く必要があり、一刻も早く、血液循環、呼吸および代謝を遅らせる処置をしなければなければなりません。

医師に質問すべき事項

食物アレルギーと食物不耐性の違いを教えてください
食物アレルギーがある場合、ほかのアレルギーを起こしやすいですか?
食品が安全だということは、どうすればわかりますか?
食事からアレルギーを起こす食品群を排除すると、栄養不足になりませんか?
食物アレルギーがあることを知ってもらうにはどうすればよいですか?
アナフィラキシーを起こす危険性がありますか?また、それはどうやってわかりますか?
エピネフリンを携帯する必要がありますか?また、それはどうやって使うのですか?

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