幼児の大便に関して

その他

幼児のお世話に関して、大便の話題は避けられないものです。ここでは大便について、どうしたらよいのかについて挙げてみました。

幼児の健康と安全のためのアドバイス

赤ちゃんが幼児になった今、お母さんはきっと汚れたオムツについてはエキスパートかもしれません。種が多く入っているような、マスタードのような赤ちゃんの便をきれいにしてきたと思います。固形物を最初に食べた後では、グリーンやブルーの色のウンチがでた時もきれいにできたでしょう。オムツの横から漏れたウンチも、これまでの人生で見たこともない量のウンチが床に流れ出ている時もきれいにすることができたでしょう。これまでに子供の下のことは全てみてきたと思っていることかと思いますが、信じられないことに、特に便秘や下痢等、幼児のウンチの話には赤ちゃんの時以上に色々あります。この代表的な二つの問題についてみてみましょう。

幼児の便の問題 便秘

大便が数日でないことが便秘であるというわけではありません。実際、大便が数日でなかったとしても、出てきた時に普通である限りは、必ずしも便秘で詰まっているということを示しているわけではありません。幼児が便秘であるという本当のサインは、小さく、まるく、固い便がでていることです。この固い便を排泄するときに、顔をしかめて、うなりながら、出しにくいようであれば、これも便秘のサインです。

なぜ幼児は便秘になるのでしょうか?その理由は大体、食物繊維や水分を十分に摂っていなかったり、遊びに集中していて、トイレにいく必要があっても行かなかったためであることもあります。結果として、腸の下部に乾いて硬い便が溜まることになります。

時々幼児が便秘になることは、心配することではありません。慢性的な便秘は大変辛く、幼児の食生活や睡眠にも影響します。便秘に悩む幼児は裂肛(肛門の近くの肌が裂ける)になることがあり、出血し、便に血がつくことがあります。幼児のお尻の痛みを和らげるためには、ワセリンを傷になっている部分のまわりに塗りましょう。
裂け目は便秘が解消すれば癒えます。子供の便通のリズムを戻すためには、次のようなことを試してみてください。

果物やドライフルーツ、野菜、全粒等の高食物繊維質の食物を食卓に出しましょう。
便秘がよくなるまで、プルーンジュースや梨ジュースを120-180ml程度摂るようにしましょう。
便を柔らかくするために、子供に水を飲むようにすすめましょう。
高脂肪食品や高糖質の食べ物は控えめにしましょう。便が固くなります。
子供に定期的なエクササイズをさせましょう。少しの時間、裏庭で遊ばせるのでも良いですし、夕食後に通りを散歩することでもよいでしょう。運動は消化器官を活発にすることに役立ちます。
全て試しても改善しないようであれば、医師に便通を良くする薬について尋ねてみてください。最終的な手段として、便秘薬を考えてみてください。

幼児の便の問題 下痢

反対に、幼児の便がところかまわずでてしまう場合はどうでしょうか。ゆるく、みずっぽい便が1日に7、8回でてしまうことです。この場合は、子供は下痢になっている可能性があります。ウィルスに感染した時、消化システムを刺激するものを食べた後、果物等の高食物繊維の食べ物を沢山食べた後等に下痢になることが多いです。

時々下痢を発症することは、心配する必要はありません。しかし、子供が嘔吐したり、発熱したり、膨満感があったり、下痢に血が混じっている(鮮血もしくは暗い赤色の血)等の場合は、医師に診断してもらいましょう。その他、医師に診断してもらったほうがよい場合は、脱水症状を起こした時です。これは非常に危険な状態で、嘔吐や下痢により、幼児が体内の水分を電解質(必須ミネラル)を大量に失っておきた状態です。脱水症状の他の兆候には、唇のひびわれ、泣いても涙がでない、尿の量が減る等があります。

下痢を治すには、治療は必ずしも必要ではありません。代わりに、次のようなことを行ってみてください。

消化のよい、BRAT食(バナナ、米、アップル、トースト)を食べさせてください。
脱水症状を避けるため、飲み物を沢山飲むようにしましょう。
消化を悪くする、高脂肪、高糖質の食べ物を避けましょう。
子供が嘔吐している場合、しばらく固形の食べ物を与えないようにしましょう。実際、嘔吐した後、10-15分間は何も飲食させないほうがよいです。特に嘔吐はじめではそうです。口の中の嫌な味を取り除くために、少量の水を飲ませることは問題ありません。
経口補水液のような補水液を与えてもよいでしょう。最初は少しずつ飲ませてみましょう。飲めるようであれば、少しずつ他の水分を与えていってよいでしょう。子供の下痢が改善したら、徐々に通常の食事を与えはじめてよいです。 

関連記事一覧