幼児の眼鏡について

その他

お子さんのかわいらしい目は完璧のように見えるかもしれませんが、完璧に見るためには少しだけ調整が必要な場合もあります。幼児の眼鏡について知っておいたほうがいいことをまとめました。

視力の問題は、もう少し大きくなってから浮上することがほとんどですが、あなたのかわいいお子さんが幼児にして視力の問題を抱える数少ない子供の一人で、早くから眼鏡が必要となった場合、正しい処方、レンズ、フレームを選ぶためにたくさんの手段があります。眼鏡をかけたときの顔をお子さんが受け入れてくれるかどうか心配するかもしれませんが、幼児というのは驚くほど順応性があります。すぐに慣れることでしょう。幼児のための眼鏡について知るうえで最も大切なことについて説明します。

眼鏡の必要性を理解してもらう

あなたのお子さんはきっと好奇心が旺盛で、五感をすべて使っていろいろと感じたがるでしょう。今よりも物がよく見えたほうが、お子さんも嬉しいでしょう。そのためには、眼鏡が必要なんだということを説明してあげましょう。木の上のリスも、裸眼だとぼやけて見えても、眼鏡をかければふさふさのしっぽが見えるよ、とか、テレビのキャラクターの顔も、眼鏡をかけたほうが断然はっきり見えるよ、などと説明してみてください。また、周りには眼鏡をかけている人がたくさんいるということに気付かせてあげましょう。身近な人で眼鏡をかけている人を紹介しましょう。自分より大きなお兄さんやお姉さんがかけているところを見れば、自分が眼鏡をかけたときに大きくなったように見えたり、感じたりするかもしれません。何よりも、あなたが眼鏡に対して好意的な態度をとっていれば、お子さんも自然とそうなるでしょう。

処方してもらう

視力検査表を理解するには、お子さんはまだ小さすぎるでしょう。では、どのようにして眼科医や検眼医は幼児の視力をはかるのでしょうか?検査の一つとして挙げられるのは、通常の検査で使われる文字の代わりに、幼児でもわかるような円や三角形、四角形、リンゴ、家などを使ったものです。また、検影法と呼ばれる検査は、子供の目に光を当て、反射を見る検査です。様々な種類のレンズを試してみて反射の違いを把握し、正しい度数のレンズを処方します。ほかの検査の前と同様、お子さんとよく話して、痛いことは何もなく、むしろ楽しいかもしれないということを伝え、気分を和らげてあげましょう。しかし、暗い部屋で知らない人と一緒になるということは子供には怖く感じることもあるので、機嫌が悪くなったり、泣いたりすることもあることを覚悟しておいてください。

子供用の眼鏡を購入する

小児科医や検眼医、眼科医が、子供用の眼鏡を扱っているお店を紹介してくれるでしょう。お子さんの活動的な生活にふさわしい眼鏡を選ぶためにも、以下のことに気をつけましょう。

・長持ちするレンズを選ぶ
安全のためには、プラスチックやポリカーボネートのレンズを選びましょう。こうした素材のメリットは壊れにくいということですが、デメリットとしては傷がつきやすい傾向にあるということが挙げられます。子供用の眼鏡を注文するときには、レンズのコーティングもお願いするようにしましょう。

・正しくフィットするフレームを選ぶ
幼児は、走り回ったり、飛び跳ねたり、転んだりすることがあるので、フレームが壊れる可能性を最小限に抑えることが重要です。フレームの中には、蝶番が柔軟な素材でできているものもあり、継ぎ目がとれて駄目になるのを防いでくれます。

・デザインの良いものを選ぶ
フレームに関して言えば、正しくフィットして違和感のないものを選ぶことが最優先ですが、お子さんが見た目も気にするようなら、自分の気に入ったデザインを選ばせて上げることで、眼鏡を気に入ってくれるでしょう。子供用の眼鏡にはたくさんの種類がありますので、気に入ったフレームの色やレンズの形を選ばせてあげてもいいかもしれません。

眼鏡に慣れさせる

幼児に眼鏡をかけることの一番難しいことは、長いこと眼鏡を着用することにあるかもしれません。辛抱強くなりましょう。何回もはずしたとしても、どこかに放置したとしても、怒らないようにしてあげましょう。その度に、眼鏡を再びかけてあげて、これをかけたらよく見えるんだよ、と説明してあげてください。時間がたつと、これも難しくなくなります。

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