妊娠線

妊娠線ができる要因と、妊娠の証でもある妊娠線ができるのを防ぐことは可能なのか、また、どのように対処したらいいかについてまとめました。
妊娠中の女性の多くが、妊娠線を怖がります。妊娠線について話したがらない人もいるくらいです。一方、母親の立派な証として誇りを持つ人もいます。妊娠線は、13週から21週あたりででき始めます。色はピンクや赤、紫がかっている場合もあり、お腹、お尻、太もも、腰、胸などにできます。
なぜ妊娠線はできるのですか?
妊娠線は、皮下組織が引っ張られることで小さな亀裂がうまれることによってできます。これは、遺伝による影響が大きいと考えられており、母親が妊娠中に妊娠線ができた場合は娘も妊娠中にできるケースが多いとされています。一方、赤ちゃんのお尻のように皮膚がなめらかなままという人もいます。また、妊娠中の急激な体重増加も、妊娠線ができる要因の一つです。
知っておいたほうがいいこと
妊娠線ができるのを防ぐための医学的な方法は、残念ながら今のところありません。しかし、線はいつまでも消えないわけではありません。出産後、跡は徐々に目立たなくなっていきます。また、母親にしか与えられない称号だと思って、誇りを持ってください。
対処法
妊娠線ができるかできないかは、遺伝による影響が大きいですが、できるのを防いだり、皮膚が引っ張られにくくするために、以下のようなことを試してみてもいいかもしれません。
・保湿してください。妊娠線を確実に予防するクリームは存在しませんが、ココナッツなどの天然成分を含むクリームがおすすめです。保湿することで、妊娠中によく起こる肌の乾燥やかゆみを予防することもできます。パートナーにクリームを塗ってもらうというのも楽しいかもしれません。
・内側から肌を健康に保ちましょう。ビタミンCをたっぷり含む食材をとることで、線が目立たなくなることがあります。
・体重をきちんと管理しましょう。体重が急激にではなく徐々に増えるように、毎日体重計に乗って確認してください。赤ちゃんの分と合わせて二人分食べなければいけないといっても、単純に倍の量を食べていいということではありません。できる限り、推奨されている妊娠中の摂取カロリーを守るようにしましょう。