ベビーベッドの安全性について

「赤ちゃんのベビーベッドを探し始めたのですが、安全基準について知りたいです。安全なベビーベッドかどうかどうやったらわかるのでしょうか。」
小さな赤ちゃんがいるということは、大きな買い物をしなければならないということです。そしてベビーベッドは、大きさと値段という点において今買わなければならないものの中で最大かもしれません。そして、買うのに大きな決断が必要なものでもあります。赤ちゃんはベッドに移行するまで多くの時間をそこで過ごすので、様式、大きさ、色などが丁度良いものがほしいのではないでしょうか。そして何よりも、出来るだけ安全なものを、と考えているでしょう。
もし新しいものを購入するのであれば、それは幸いです。なぜかというと、U.S. Consumer Product Safety Commission (CPSC)が2011年にベビーベッドの安全性を最優先事項に認定し、製造業者と小売業者の両方に厳しい基準を設けたからです。この基準には、より強靭なマットレスと柵、耐久性の高い部品、そしてより厳しくなった安全テストが含まれています。また、あまりにも多くの事故とそれに伴うリコールを引き起こしたドロップサイド式のベビーベッドに関しても、製造を中止させました。
逆に、もし古いものを使おうと決めているならば、それが安全かどうか自分で決めなければなりません。仮にお下がりのベビーベッドで、その基準に合格しないものであれば、それはやめておきましょう。
安全なベビーベッドであることを確めるには
柵やコーナーポストの間は2 と3/8インチ以上離れていてはいけません(買い物に定規を持って行っても良いでしょう)。柵と柵の間が離れすぎていると、挟まってしまう危険性があります。またコーナーポストの高さはエンドパネルと同じ(あるいは差が1/16インチ以下)であることが望ましいです。ベビーベッドに華美な装飾が施されていた場合は、それもとってしまって、ざらざらした面はやすりで削りましょう。
ボルトやネジといった部品はしっかりと固定し、赤ちゃんが怪我をしないように鋭い角や粗い面がないかどうか確めてください。ベビーベッドの木材はひび割れや裂け目が無いもの、そして柵や仕切りなど全体的に丈夫できつく閉めてあるものが望ましいでしょう。
塗料に関しては、色以上に大切な事項があることを忘れないでください。古いベビーベッドの場合、赤ちゃんや子供に深刻なダメージを与えかねない成分が含まれている場合もあります。もし使おうと思っている塗料が鉛ベースであった場合、もっと高品質な無鉛のベビー用品としても使える塗料を手に入れましょう。自然な子供部屋にするためにも、揮発性有機化合物(VOCs)が少ない、あるいは全く含まれていない塗料を選んでください。塗装がはがれたりひび割れているものも、たとえ無鉛であったとしても、塗りなおしたほうが良いでしょう。
マットレスは、ベビーベッドの内側にぴったりと合うものを選びましょう。安全性を確めるために、指を2本使って試してみましょう。もし(手の大きいお父さんではなく)お母さんの指で二本以上隙間に入るようであれば、そのマットレスは合っていません。
フルサイズのベビーベッドの標準的なマットレスは、少なくとも27 1/4インチ×51 3/8インチで、厚さは6インチ以下が良いでしょう(新品の場合、包みから出した状態で計ること)。またマットレス自体もしっかりしているかどうか確認しましょう。
絶対にベビーベッドの中に赤ちゃんと一緒におもちゃや、枕と掛け布団といった柔らかい寝具を一緒にいれてはいけません。窒息の危険性があるからです。 The American Academy of Pediatrics (AAP)は同時に、SIDsやその他の死亡事故を引き起こす可能性があるため、バンパーパッドは使用しないよう強く訴えています。もしこの忠告を気にしないと考えているなら、せめてパッドは使わず、その代わりベビーベッド全体をしっかりと覆う薄く、通気性のある布を用いましょう。さらに赤ちゃんが立てるようになったら、すぐそれは外しておきましょう。赤ちゃんがそこを伝って外に出てしまうかも知れません。
最後に、以下のベビーベッドはやめましょう:ある程度装飾されているヘッドボードやフットボードなどがついているものは、CPSCと最新のベビーベッド安全基準に違反します。またドロップサイド式のお古のベビーベッドは使わないようにしましょう。