妊娠第4週

その他

妊娠4週目の赤ちゃん

想像してみてください。着床の時です!胚盤胞が子宮内膜に着床し、胎盤と赤ちゃんの体として発達していく部分である胎芽に分かれます。

胎盤と胎芽の形成が開始される
妊娠しているかどうか疑問に思い始めただけかもしれませんが、生まれてくる赤ちゃんはすでに自宅を見つけています。胚盤胞は卵管から子宮への旅を完了しました。一旦子宮に入ると、子宮内膜に着床し、これから8ヶ月間続く(そしてそれ以降の生涯に渡り)決して崩れることのないつながりを築きます。その小さな球状の細胞が子宮に着床すると、すぐに、それは大きく分断し、2つのグループに分かれます。1つは胎芽と呼ばれるもので、息子または娘になるもので、もう1つは胎盤であり、あなたの赤ちゃんの生命線で、出産まで影響を補給し、不要なものを運び出すためのルートとなります。

胎芽と羊水の発達
1ミリメートルより小さく、ケシの種子よりも小さい(朝のベーグルパンにのっているケシの実を思い出してみてください)サイズに関わらず、胎芽は自分の家を作るのに忙しくしています。羊膜嚢が胎芽の周りに形成されますが、後で赤ちゃんの発達中の消化管に組み込まれる卵黄嚢があります。胎芽には、赤ちゃんの体の特殊な部分に成長する3つの異なる細胞層があります。内胚葉と呼ばれる内層は、赤ちゃんの消化器系、肝臓、肺に発達します。中胚葉と呼ばれる中間層は、赤ちゃんの心臓、性器、骨、腎臓、筋肉になります。そして、外層、すなわち外胚葉は、結局赤ちゃんの神経系、髪、皮膚および目を形成します。

妊娠4週目のお母さんの体

受精卵の着床
受精の一週間後、赤ちゃんつくりの段階はまだ初期の段階です。妊娠4週間目、お母さんの体は忙しく準備をはじめます。これまでの自分の体が奇妙で不思議な科学実験を行います。兆候に気がつかない女性もいます。月経前症候群に似た、妊娠初期症状(感情の起伏、膨張、痙攣)を経験する女性もいますが、何も気がつかない女性もいます。自覚症状があるにせよないにせよ、妊娠検査の結果で信頼できる結果を得るまでにはまだ早いです。でもそのうらではこんなことが起きています。

受精卵と子宮は4週目に接触を行い、胚盤胞、いつかあかちゃんと呼ぶものは子宮内膜に着床し始めます。子宮壁に胚盤胞が入り込む際に、着床出血が30%程度起こる可能性があります。着床出血は、予定していた生理時期よりも早く始まり、明るいピンク、明るい赤、明るい茶色で、量はほんの少しです。生理と間違えないように、そして出血しても心配しないでください。出血があっても何か悪いことが起きているわけではありません。下腹部に少し痛みがあるかもしれませんが、胸が少しやわらかくなったように感じたり、大きくなったり感じるかもしれません。(もっとこれから大きくなりますので、それに準備しておいてください)

受精後12日以内に、受精卵はヒト絨毛性ゴナドトロピンを出し始めます。これは妊娠ホルモンであり、これが出始めると妊娠検査薬でわかるようになります。ヒト絨毛性ゴナドトロピンは黄体に、プロゲステロンとエストロゲンを産生し始め、約6週後に胎盤がその役割を引き継ぐまで、胎芽への栄養補給をするように命令します。

試してみましょう、出産日を予測する
出産予定日を把握するためには量子物理学の博士号が必要だと思いますか?数学を使って計算するのは、思っているよりも実際は簡単です。(高校時代、代数の授業で寝ていたとしてもね。)最後の月経の初日から数えて40週目が出産予定日です。簡単すぎました?ではここからは少し複雑な部分になります。もし、その日に出産したとすると、赤ちゃんは子宮には40週ではなく、38週しかいなかったことになります。妊娠の2週間前から妊娠週は数えるためです。(妊娠検査をして妊娠の可能性があるといえるまでに妊娠4週目となっているため。)出産日もしくはその周辺で出産休暇をとるために日にちを正確に知りたいですか?そんなに早くはわかりません。覚えておいてください、出産予定日は予定日にすぎません。ほとんどの赤ちゃんは38週から42週の間に生まれており(初回の妊娠では遅めに生まれることが多いようです)、予定日通りに生まれてくる赤ちゃんの方が少ないのです。

その他のアドバイス

妊娠検査薬で検出できる量の妊娠ホルモンが十分に産生されるまでに、1週間またはそれ以上かかることがあります。
喫煙はやめましょう。そして喫煙する人と一緒にいることもやめましょう。最新の研究では、間接喫煙にさらされると流産、低出生体重、子宮外妊娠や他の合併症などのリスクが高まることがわかっています。
産科医との初めての予約をとりましょう。産科医の中には、医師のところに検診にくるのは6-8週目まで待ったほうがよいという人もいますが、妊娠検査薬で陽性とでたら、妊娠早期のケアは重要なため、行ってみたほうがよいでしょう。どの産科医や助産婦のところに行ったらよいのか、調べて行きましょう。

一般的症状

着床出血
今週、ほんの少量の出血をみつけたら(生理予定日またはその少し前に)慌てないでください。これは胎芽が子宮壁に着床したというサインなのです。(それならばいいことですから!)少量の血の点はありませんでしたか?それでも心配しないでください。着床出血を経験するのはわずかな女性だけです。これがなかったといっても、妊娠していないということではないのです。

月経前症候群に似た症状
体中を駆け巡るホルモンの影響で、気分の落ち込みや膨張感、かすかな痙攣などがおきます。妊娠ホルモンについて知り、敬意を払いましょう。これから9ヶ月間程度、妊娠ホルモンの話は沢山聞くことになるのですから。

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