ケトン体の計測について

症状

ケトン体は血中のインシュリンが不足していて、体が脂肪をエネルギーとして分解する時に産生される化学物質です。

尿にケトン体が出ることは、体がエネルギーを得るために、グルコースを分解するために必要なインシュリンが十分でないため、グルコースの代わりに脂肪を使っているということを示す兆候です。

尿にケトン体がでることは、1型糖尿病にはよくあることです。

どのように検査することができますか?

医師に検査方法について、また結果の記録方法について確認しましょう。市販の尿ケトン体試験紙を使って調べることができます。(翻訳者注:尿血中ケトン体が測定できる血糖自己測定器も最近はでているようです。)

尿検査でのケトン体検査は一番簡単に行えますが、正確な結果を出すためには、慎重に検査方法に従いましょう。

検査紙が有効期限切れになっていないか確認しましょう。医師や看護師に使用方法がわからなければ確認しましょう。

尿ケトン体検査の方法

清潔な容器に尿を採ります。
検査紙を尿につけ、引き上げたら余分な尿をそっと振り払います。
検査紙を置き、色が変わるまで待ちます。どのくらい待てばよいのかは使用方法に書いてあります。
変化した色を色見本と比べます。これでどのくらいのケトン体が尿に出ているのかわかります。
結果を記録します。

いつ検査すればよいでしょうか?

医師や看護師にケトン体の検査をいつ行えばよいのか尋ねましょう。以下のような症状がある場合は検査をするようにアドバイスを受けることになるはずです。

血糖値が300mg/dl以上である
吐き気、嘔吐、腹部に痛みがある
風邪やインフルエンザなど、病気である
いつも疲労感がある
喉が渇いていたり、口が酷く乾燥する
肌が赤くなっている
息がしずらい、息がフルーツのようなにおいがする
頭がはっきりしない、精神錯乱の状態である

このような症状は、ケトン体の値が高いことを示しており、医師の治療が必要です。

検査結果が意味することは何でしょうか?

少量、微量のケトン体の量はケトン体の蓄積が始まっていることを示しています。数時間後にもう一度検査してみましょう。

中量、大量のケトン体の量は危険な状態を表しています。ケトン体は血中の化学物質の量を乱し、体に毒となります。尿検査の結果、中量、大量のケトン体がみられ、血糖値が高い時には、決して運動をしてはいけません。こうした状態は糖尿病が管理できていないことを示す兆候です。尿検査の結果、ケトン体の量が中量、大量であった場合はすぐに医師に相談しましょう。

検査結果と、関連する症状を記録しておくことは重要です。記録は糖尿病ケアプランを調整するために、患者、医師、その他の糖尿病患者の指導員にとって重要なデータとなります。

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