周りの人にいつ妊娠を伝えるべきなのか

妊娠を伝える
「私は初めて妊娠した健康な20代ですが、周りの人におめでただと伝えたくてたまりません。いつ周りの人に伝えたらよいのでしょうか、本当に妊娠第二期まで待たないといけませんか?」
まず、妊娠おめでとうございます。きっとその辺の屋根にのぼって妊娠したと叫びたいくらいの心持ちでしょうから、このことを内緒にしておくのは本当に大変でしょう。確かに、多くの母親は妊娠13週目、つまり流産をする危険性が下がる時期まで、妊娠を公表するのを控えています。でもあなたまでそうする必要はどこにもないのです。健康な女性のほうが妊娠初期のトラブルの元となる感染症や病気に対して耐性があるため、流産の確立が低いということを念頭においてください。またタバコを吸わない、飲酒しない、薬物を用いないといったことを心がけることで、流産の危険性を下げることが出来ます。さらに若い女性のほうが、高齢の女性よりも流産しにくいといわれています。たとえば20歳女性の流産率は15%ですが、それが40歳になると、その確率およそ2倍になります。ですので、周りの人に妊娠を知らせるのに13週間待たなければならない理由は、実はあまりないのです。
統計や他の妊婦さんたちの動向に関係なく、いつ公表するかはあなたが自分で決めてよいのです。きっとすでに旦那さんにはお伝えしたでしょうが、もしまだであれば他の誰かに言う前に伝えてあげてください。そしていつ公表するかについて彼の意見も尊重して、2人で納得した計画を立ててください。
もし妊娠を打ち明けるのが早すぎると不安な場合は、秘密を守ってくれる家族や友人だけにとどめておくと良いでしょう。彼らもこのニュースを広めたいと渇望するかもしれませんが、自分がゴーサインを出すまでは誰にも言ってはいけないと暗に念を押しておくといいかもしれません。また職場で気をつけなければならないのは、同僚に伝える前にまずあなたの上司に伝えるようにするということです。
母親の中には、悲しいニュース、つまり流産してしまったことなどを知らせることに躊躇しない人もいます。そういう人は、したがって、どうして妊娠をすぐ発表してはいけないのか、と考えているのです。周りに知らせる前に、こういう人がいるのだということも少し考えてみてください。
もちろん、もしあなたが妊娠したことをとても誇りに思っていて(もちろんそうなのですが)、誰でもいいから打ち明けたいと熱望しているなら、今すぐ、バスに乗り合わせた知らない人に言えばいいのです。ひょっとすると、席を譲ってもらえるかもしれませんよ。