‘フライトでエコノミー症候群に’

症状

ジャーナリストのMark Pownallはニューオリーンズからロンドンへの長時間のフライトでエコノミー症候群を発症しました。

2004年3月、彼は医療会議のためにアメリカにいて、エコノミー症候群などに関するトピックについて発表していた。帰国する前夜、マークは少しアルコールを飲んだ。

フライトは長く、ワシントンD.C.で遅延の影響で6時間のトランジットもあった。”最初から最後まで含めて20時間の旅程でした。”北ロンドンから来たマークは言う。

”ヒースロー空港についたときは、眠れなかったように感じました。足に痙攣を感じ、その後数日かけて悪化しました。”

そして痛みにより麻痺し始めてはじめて医師の診察を受けました。そうしたのも妻のJillが主張したからでした。

”足が熱くて腫れていました。”医師はエコノミー症候群と診断し、Markは北ロンドンのWhittington病院に送られました。そこで超音波検査を受け、ふくらはぎからももの真中までに渡った血栓を見つけました。”血栓はかなりの範囲に広がっていました。”

彼は数日間入院しました。毎日抗血栓治療ヘパリン(要解説)の注射を打ち、さらなる血栓を防ぐためにワルファリンの錠剤を服用して治療を行いました。

”エコノミー症候群についての会議に参加した後に、まさにその病気に罹るとは皮肉ですね。もっと病気についてよく知っていて、医師にすぐ行くべきだったんです。”

水分摂取

医師はMarkがエコノミー症候群に罹った事実に戸惑いました。彼にはリスク要素が見当たらなかったのです:男性、非喫煙者、健康的な体重、家族がエコノミー症候群にかかった経歴もありませんでした。。長時間のフライト、脱水、運動の不足がエコノミー症候群に繋がったと見られています。

6ヵ月後、医者がもう血栓はできないだろうと考えたので、Markはワルファリンの服用を止めました。
しかしまた血栓ができたのです。2007年6月、Markは以前と同じ足に痛みを感じました。そして結果はもっと悪くなりえたのです。
”鈍い筋肉痛で、痛みは消えたり出てきたりしました。”Markは言う。しかしその時でさえ、一度エコノミー症候群を経験したにも関わらず、Markはそれが何だかわからなかったのです。”現実を否定していたんだと思います。”

肺寒栓症

数日後、胸にひどい痛みがでるようになりました。病院にいってスパイラルCTスキャンを受け、肺に5つの血栓が見つかり、肺寒栓症だとわかりました。

”脚の血栓が壊れ、肺動脈に入り込んだのです。”Markは言う。それは潜在的な命取りになるような重大な状態でした。

彼は4日間入院し、ヘパリンとワファリンの治療を受けました。”私は本当に幸運でした。私は健康で、だから今も生きていられるのです。”

”最初にエコノミー症候群になったとき、自分は不幸だとおもいました。でも二回目に病気にかかったとき、初めて自分の死と対面したのです。”

”医者は私が机の前で長時間動かずに座っていて、十分な水分をとっていないことが肺血栓症の原因だと言いました。”

Markは今高リスクの状態と見なされ、余生をワルファリンを服用して過ごさなければいけないでしょう。飛行機に乗るときは脚の血流を良くするため加圧式タイツ(フライトタイツとも呼ばれる)を着用します。

”フライト中、定期的に水分をとり、アルコールやコーヒーは飲まず、運動するようにしています。また眠らないようにもしています、動かないことになってしまうので。”

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