断食について知っておきたいこと〜安全性〜

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断食はダイエットになるのか

減量を目指して断食を行う人がいます。また、身体を浄化するために断食を行う人もいますし、宗教的な理由で断食を行う者もいます。
身体を浄化することが目的なのであれば、身体は自然に自身を浄化するのだということを知っておきましょう。断食は全て一緒ではありません。水やジュース、茶等の液体を飲むことを認めているものもあります。他にも、カロリー摂取量を大幅にカットするものの、食べ物の摂取を完全に禁止するわけではないものなどもあります。あるプランでは、二日に一回の断食を指示しています。

減量や断食は何故リバウンドするのか

身体が必要としているよりも少ない量の食事をとって体重を減らすとき、身体は飢餓モードに入ります。エネルギーをセーブするために代謝速度が落ちるのです。
断食を終えて普段の食生活に戻ると、落とした分の体重を再びつけてしまうだけでなく、体重を更に増やしてしまう可能性があります。
断食中は、身体は食欲を抑えることで適応しようとするため、はじめのうちはあまりお腹が空かないかもしれません。ところが断食を一旦やめると、食欲が急に復活するのです。空腹感が以前よりも増して、食べ過ぎてしまう可能性が高くなります。
一日おきの断食も、同様の結果をもたらします。減量は実現されますが、長続きはしません。ある調査において、一日置きに断食を行っていた人は断食をしていない日で好きなだけ食べていた日も減量を達成していました。しかし、この減量は長期的には持続しませんでした。

断食は安全か

健康的な人にとっては、脱水さえしなければ、数日間の断食は問題ないでしょう。但し、長時間あるいは長期間に渡って断食することは危険です。
身体が健康であるためには、ビタミン、ミネラル、その他栄養素を食物から得る必要があります。これを十分に確保できていない場合、疲労、めまい、便秘、脱水症、といった症状が出るほか、寒さに対応できなくなります。長期にわたる断食は命をも危険にさらすのです。
糖尿病を患っている場合は、短い時間さえも断食してはいけません。これは、血中糖度が上下して非常に危険だからです。
このほかにも妊娠中あるいは授乳中の女性、慢性の病気を抱えている人、高齢者、そして子供は断食をおこなってはいけません。
新しいダイエット(特に断食を含むもの)を始める前に、それが自分にとって良い選択なのかどうか医者に聞きましょう。また、医者に管理栄養士(健康的な食生活をデザインする方法を教えてくれます)を紹介してもらうこともできます。

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