食材と残り物の保存方法

その他

ここでは、食中毒を防ぐためには食材や残り物をどのように保管すればいいかについて見ていきます。

冷蔵庫に入れたほうがいいものはどのようなものですか?

菌の繁殖を抑えるため、また、食材の新鮮さと安全をより長く保つために、冷蔵庫に入れる必要のあるものがあります。

牛乳や肉など、消費期限が記載されているものや、要冷蔵と書かれているもの、調理済みの食事などは、冷蔵庫で保管しましょう。

残り物については、なるべく二時間以内に冷まし、冷蔵庫で保管し、2日以内に食べるようにしましょう。

調理済みのものは、室温と同じくらいの温度まで冷ましてから冷蔵庫に入れるようにすることをおすすめします。

缶詰の食材は、缶詰のまま冷蔵庫に入れないようにしてください。缶の臭いが食材に移ってしまいます。

冷蔵保管については記載事項に従い、必要に応じて密閉容器などに移してから冷蔵しましょう。

冷蔵庫の手入れ

冷蔵庫の温度は5℃以下に保ってください。

ご自宅の冷蔵庫が温度表示のあるものの場合、別の温度計で定期的に温度を測り、表示されている温度が正しいかどうか確かめてください。

また、定期的に冷蔵庫の中を掃除し、点検して、常に清潔で正しく機能しているかチェックをしましょう。

消費期限

どんなに上手に保管していても、永遠に腐らない食べ物はありません。パッケージに入っているほとんどの食べ物には、「消費期限」もしくは「賞味期限」が記載されています。

・「消費期限」は、悪くなりやすい食べ物に記載されることが多いです。消費期限を過ぎた食品を食べるのは危険な場合があります。
・「賞味期限」は、すぐには悪くならない食べ物によく記載されます。味を落とさないためには、いつまでに食べるのがいいかの目安になっています。

消費期限の過ぎたものは、見た目や臭いが変わってしまうことがあり、この場合は食べると危険です。体に悪い菌がすでに繁殖してしまっているかもしれません。

賞味期限を多少過ぎたものを食べるのは危険ではありませんが、味の質は落ちてしまうかもしれません。

冷凍保存できるもの

冷凍保存できる食材はたくさんあります。たとえば、以下のようなものがあります。

・ヨーグルト
・チーズ(やわらかいものを除く)
・牛乳
・肉
・魚
・卵(ゆで卵も可能)
・バナナ(皮を剥き、密閉容器に入れた状態で冷凍する)
・調理済みのもの
・ごはん
・パン

トマトなど水分を多く含むものに関しては冷凍するとグニャグニャになってしまいますが、調理してしまえばそれも問題ありません。

冷凍するときは、密閉容器に入れるか、ラップでくるんでビニール袋にいれるようにしてください。そうしないと、冷凍庫の中は冷たいので乾燥してしまいます。

卵の保存方法

卵は、冷蔵庫で保管するのがベストです。冷蔵庫に入れておけば、温度を一定に保てます。

卵は、冷凍することもできます。方法は、二つあります。

・卵を割って、黄身と白身を分け、それぞれ別々の密閉容器に入れて冷凍します。これは、オーブンで調理をするときに便利です。
・卵を密閉容器に割って、よく溶きます。オムレツやスクランブルエッグを作るのに便利です。

ゆで卵は、冷蔵庫に入れておけば数日間もちます。冷凍保存も可能です。

肉の保存方法

肉は、菌の増殖や食中毒を防止するために、冷蔵庫で保存するようにしてください。

・生肉は、清潔で密閉できる容器に入れ、冷蔵庫の一番下の段で保存してください。
・ラベルに保存方法に関する指示が記載されていたらそれに従い、消費期限は必ず守ってください。
・生肉は、火の通った肉やほかの出来上がっている食事と離して保存してください。

肉や魚を冷凍・解凍する上で注意するべきこと

以下を守って、肉や魚を安全に冷凍保存しましょう。

・消費期限の前に冷凍してください。
・調理する前に十分に解凍してください。解凍する際、肉からはたくさん水分が出てきます。そこに細菌がいる可能性があるので、解凍するときはボウルなどに入れ、ほかの食材のそばには置いておかないようにしてください。
・すぐに調理したいときは、電子レンジで解凍することもできます。余裕があるときは、冷蔵庫に移して一晩置いておくと、調理する前に熱が加わってしまうこともありません。
・調理するときは、十分に火を通してください。

冷凍するときは、必ずラップでしっかりくるむか、密閉容器に入れてください。むき出しになってしまうと、冷凍焼けを起こし、硬くなって食べられなくなってしまいます。

冷凍した日が分かるようにラベルなどを貼っておき、解凍してから24時間以内に食べるようにしてください。

肉は長時間冷凍しておいても安全上の問題はありませんが、質は落ちてしまうので、冷凍してから3~6ヶ月以内に食べるようにしましょう。

長時間冷凍してしまっても、心配しないでください。調理する前に漬け込むか、香りを出すためにハーブや香辛料を使ってみてください。

肉や魚の再冷凍

一度解凍した肉や魚を、生のままもう一度冷凍することはしないでください。

一度解凍した肉や魚を調理して、それを冷凍するのは問題ありません。

冷凍しておいた生の食材を解凍するときは、24時間までは冷蔵庫で保管しておいても大丈夫ですが、それを過ぎたら調理するか、破棄してください。

無駄をなくすには、食材を小分けにして冷凍し、必要なものだけ解凍するようにしましょう。

残り物を有効活用する

夕飯の残り物は、捨てないようにしましょう。あしたのお昼ごはんになるかもしれませんよ!残り物を有効活用するには、以下を参考にしてみてください。

・残り物は、なるべく早く冷ましてください。二時間以内がベストです。
・残り物を一人前ずつに分け、冷蔵、あるいは冷凍してください。
・冷蔵保存されたものは、2日以内に食べてください。
・温めなおすときは、70℃以上の状態を2分間保ってください。
・冷凍したものは、冷蔵庫もしくは電子レンジで完全に解凍してください。
・解凍したものを温めなおすのは一回までにしてください。温めたり冷ましたりを繰り返すと、食中毒の危険性が高まります。
・冷凍してあった調理済みのものは、完全に解凍してから24時間以内に温めなおして食べるようにしてください。
・アイスクリームなどの凍ったデザートは、一度溶けてしまってもまた冷凍庫に戻さないでください。
・安全のため、また、無駄をなくすためにも、この一日で食べるものだけを冷凍庫から取り出すようにしましょう。

買い物袋を再利用する上で注意するべきこと

最近は、スーパーのビニール袋を再利用したり、買い物にエコバッグを使う人が増えていますが、使いまわしによって食中毒などの思わぬ危険も潜んでいます。安全に過ごすために、以下のことに気をつけてください。

・生の食材は、調理済みのものとは違う袋に入れる
・生の食材専用の袋を用意しておく(同じ袋に調理済みのものを入れない)
・使用後は、生肉の汁などが漏れていないか確認する

汁がこぼれてしまったり、湿ったり破けてしまったら、捨ててしまうのが理想的です。

綿素材のエコバッグでしたら、洗濯機で洗うこともできます。

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