出産後の膣の変化

陰部

出産後には膣は変化するものです。幅が広くなった、乾燥したと感じたり、場合によっては痛みがあるかもしれません。ここでは、出産後にどんなことが起こるか、どうしたら早く回復するかをご紹介します。
出産時、赤ちゃんは子宮頸部から産道を通って膣から出ます。赤ちゃんが通過できるように、膣の入り口は伸びます。
赤ちゃんを出すために、膣と肛門(会陰)の間の皮膚を医者や助産師が裂いたり切ったりすることもあります。これは会陰切開と呼ばれています。
赤ちゃんを産んだ後に、膣が以前よりも広い、乾燥していると感じたり、会陰が痛んだり性交痛がすることは珍しいことではありません。このページには、お気づきになるかもしれないいくつかの変化と、できることに関するヒントが掲載されています。

膣が広くなる

膣が以前よりも広くなるかもしれません。より広く、柔らかく、オープンになったように感じるかもしれません。また、あざができたり腫れたりすることがあります。これは正常で、赤ちゃんが生まれてから数日後には腫れと開口部が引き始めるはずです。
おそらく膣は出生前の形に完全は戻らないでしょうが、問題ではありません。心配な場合は、主治医に相談してください。
骨盤底エクササイズ(ケーゲルエクササイズ)は、膣の筋肉と骨盤底の筋肉の調子を良くします。
これは失禁(尿漏れ)を防ぐのに役立ち、膣がしっかりした感じになります。女性が出産後に尿漏れすることは珍しいことではありませんが、骨盤底エクササイズで症状を軽減することができます。性交をより良くすることができます。
いつでもどこでも、座っていても立っていても、骨盤底エクササイズはできます。
1.肛門を絞りあげ、膣を閉じて上に引きあげる
2.筋肉をすばやく緊張させたりリラックスさせたりしながら、1をすばやく行う
3.それから、できるだけ長く引き絞るようにしてゆっくりと行うが、力を入れる時間は10秒以内にする
4.1~3を10回繰り返すのを1セットとして、1日に4〜6回繰り返す
排尿や排便を止めたり、タンポンを入れている感覚を想像してください。
洗濯中や、スーパーマーケットで行列を作りながら、テレビを見ながらでもエクササイズができます。

膣の乾燥

出産後、膣が普段よりも乾燥しているのは普通です。これは、妊娠していた時と比べて体内のエストロゲンのレベルが低いことが原因です。
母乳育児をする母親は、そうでない人よりもエストロゲンのレベルが低く、乾燥がより顕著になります。
母乳育児をやめて月経が再開したら、エストロゲンのレベルは妊娠前のレベルに戻ります。 乾燥も改善するはずです。
性交を再開したときに乾きが問題になる場合は、潤滑剤を使えます。薬局、スーパーマーケット、またはオンラインで潤滑剤を購入することができます。
ラテックス製やポリイソプレン製のコンドームを使う場合は、保湿剤やローションなどの油性製品では裂けたり破けたりすることがあるため、潤滑剤が水ベースであることを確認してください。
性生活に問題が起こっている場合は、パートナーと話してみてください。そうすれば、独りで心配するのだけでなく、一緒に対処することができます。
乾燥が気になる場合は、主治医に相談してください。

会陰の痛みと縫合

出産後は、すぐに膣が痛むかずきずきしたりするでしょう。 通常、出産後6〜12週間以内に良くなります。会陰の痛みにも、骨盤底エクササイズがお勧めです。
会陰は、特に裂傷ができた場合、または裂傷または切開創を治すために出産後縫合が必要な場合、ずきずきとした痛みを感じることがあります。鎮痛剤で痛みは軽くなりますが、母乳育児をしている場合は購入前に助産師や薬剤師に相談してください。
会陰を清潔に保つことが重要です。そのため、ナプキンは必要に応じてすぐに取り替え、取り替える前後には必ず手を洗ってください。
縫合部が回復しているか心配な場合は、主治医に相談してください。痛みや不快感が大きい場合、または異臭がある場合は診察を受けることを特にお勧めします。
傷の大きさによっては、裂傷や切開創が回復しても傷跡があるかもしれません。

性交痛

赤ちゃんを持った後に性交を再開するのに正しいとか間違ったタイミングはありません。でも、急いではいけません。性交痛がある場合、楽しくはありません。膣が乾いているなら、性交の際に潤滑剤を試してみてください。
会陰に不快感がある場合は、主治医の診察を受けたほうが良いでしょう。
以前よりも性交をしたいとはあまり感じなくなるのは珍しいことではありません。出産して小さな赤ちゃんの世話をしていて、きっと非常に疲れてるのです。
性交を避けるだけではなく、パートナーと話すことが重要です。どのような状況なのかをお互い知っていれば、一緒に対処することができます。
性交痛が続くなら、主治医に相談してください。
赤ちゃんができた後は、避妊を忘れないでください。出産後3週間で妊娠することもありえます。
出産後の体について、詳しくはこちらをご覧ください。

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