かくれんぼゲーム〜認知能力(物の永続性)〜

その他

認知能力

表向きでは、「いないいないばあ」ゲームは簡単に思えるかもしれません。でも、赤ちゃんにとって、このゲームが教える教訓はとても深いのです。

いないいないばあに、いったいどんな意味があるというのでしょう?このシンプルな遊び、あるいは人や物が消えたかと思ったら魔法のように戻ってくるあらゆる遊びは、赤ちゃんの月齢を問わず人気があるのには理由があります。びっくり箱、かくれんぼ、毛布の中に隠れて再び現れるといった遊びで、赤ちゃんは楽しみ、わくわくし、最近お子さんがつかみつつある認知能力(物の永続性)を強化します。ここではなぜこの概念が赤ちゃんの発達にとってとても重要なのかをご説明します。

物の永続性とともに、お子さんはたとえ見えなくても(お気に入りのボールやあなたの笑顔など)、その物が存在することを学び始めます。つまり、それは永遠に消えるわけではないことを知るのです。これを理解することで、赤ちゃんは抽象的な思考や記憶といった重要かつ新たな認知能力を身につけるのです。

物の永続性を習得するデメリットは何でしょうか?分離不安です。あなたの赤ちゃんは、あなたが見えなくてもどこかにいることがもうわかっています。つまり、自分と一緒にいないことを理解しているのです(うーん。たぶん泣き叫んだら、ママは戻ってくるかな……?)分離不安が始まると、あなたと赤ちゃん双方ともにつらくなる可能性があります。かくれんぼを続けるのは気が進まないかもしれませんが、心配しないでください。分離不安はひとつの段階です。そして、物の永続性を教えることで、なくなったものは永遠になくなるわけではないというメッセージを強化するのに役立ちます。行方不明のおもちゃ―または、行方不明のママ―は常に、いつだって最後に戻ってきます!

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