子供を寒さから守るためには

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気温があまりにも低いと、気力を失わせるようなことになりかねません。お子さんの防寒対策をしっかりと行い、危険なサインを見逃さないためにも、対策を知っておくことが大切です。

この世のものとは思えないほど寒い日に出かけなければならないときは、早く暖かい我が家でくつろぎたいということを考えるでしょう。スーパーへ車で行くためにチャイルドシートに乗せないといけない子供がいても、上のお子さんを迎えに行くために連れて行かなければいけない下の子がいても、どうしても出かけなければいけない日はありますよね。小さな子供を連れて行くことは、必ずしも安全とは思えない場合もあるでしょう。なぜなら、体が小さい子供は、体の大きい大人と比べると、体温のコントロールが難しいからです。American Academy of Pediatrics (AAP)によると、子供が小さければ小さいほど、つまり体の表面積が少なければ少ないほど、温かい体温が逃げやすくなるのです。これは、新生児に特に重大な問題です。新生児は、寒さから体を守るための脂肪が少なく、体温を高くするためのエネルギーを十分に蓄えることができず、また、ブルブル震えることもできません(これによって血液の循環が促されることで、寒さから一時的に身を守っているのです)。

幸い、外出する必要があれば、外出してはいけない理由はありません。AAPによると、これは、絶対に外にいてはいけないという気温は、新生児であれ、特にないからです。大事なのは外気温ではなく、子供がどれだけの時間寒いところにいたかということです。たとえば家から駐車場の車までを歩く程度では、赤ちゃんの防寒対策をしっかりとしてさえいれば、そんなに大げさに捉える必要はありません。また、子供を外で遊ばせる場合は、きちんと防寒できているかどうか確認し、最低20~30分に一度は休憩をとらせるようにしましょう。(遊びに夢中になるあまり、寒さを忘れてしまうかもしれません!)

お子さんの防寒がしっかりできているか確認するための一番良い方法は何でしょうか?もしもあなたが寒いと感じているなら、お子さんは間違いなく寒いと感じているでしょう。その場合、できる限り早く家の中へ入れるか、もう一枚毛布をかけてあげるなどしてあげましょう。特に寒い日に子供を守るためにできる対策はほかにもあります。

・洋服は三枚着せましょう。
ダウンがなぜ暖かいのか考えたことはありますか?中の羽毛と羽毛の間の隙間に温かい体温が閉じ込められるため、冷たい空気と体の間に温かい空気の層ができます。この原理を使うと、何枚か重ねたほうが暖かい空気の層ができやすくなります。お子さんの洋服は、以下を参考にして、三枚重ねて着せるようにしましょう。

・下着
赤ちゃんの肌に一番近い下着は、柔らかく、薄いものが望ましいでしょう。もう少し大きな子供には、外で遊ぶときに汗を吸収しやすい素材を選びましょう。
・長袖、長ズボン
セーターなど、綿の生地のものを選び、温かくかつ動きやすいものを着せてあげましょう。
・上着
一番上の層は、防寒性を高めるために、空気を通しにくい生地で、防水のものだとなお良いでしょう。フードが大きすぎてお子さんの視界を遮ってしまわないように注意しましょう。また、引き紐のついたものは、誤って窒息してしまう可能性もあるため、お子さんが12歳未満の場合はついていないものを選びましょう。お子さんをベビーカーに乗せている場合は、一枚余計に毛布を重ねて、温かくしてあげましょう。

・服を乾いた状態に保ちましょう。
水分は、気温が低くても蒸発します。服が濡れていると、せっかくの温かい体温も一緒に奪われてしまい、あたたかい服も効果がなくなってしまいます。赤ちゃんのおむつが濡れていないかどうか、外出中でもこまめにチェックしてあげましょう。また、お子さんが外で雪遊びをしたあとは、すぐに乾いた洋服に着替えさせましょう。

・外の空気を遮断しましょう。
空気の冷たいところで呼吸をすることは、肺が小さい子供にとっては厳しいことです。長いスカーフなどは誤って窒息してしまう恐れもあるため、たとえばベビーカーに乗せているときは空気を遮断するためのカバーをつけるなどして工夫しましょう。ただし、特にお子さんが1歳未満の場合は、呼吸を妨げてしまう恐れがあるため、顔を覆わないようにしてあげましょう。もう少し大きなお子さんには、口の下あたりまでネックウォーマーで覆ってあげましょう。

・頭のてっぺんからつま先まで覆ってあげましょう。
お子さんの耳、鼻、つま先は、心臓から一番遠いところにあります。つまり、これらをあたためるためには、体が余計にエネルギーを使う必要があります。赤ちゃんには、これは特に当てはまります。体の大きさに対して、頭の大きさが占める割合が多いからです。あたたかい帽子や、サイズの合った赤ちゃん用のブーツを履かせてあげて、温めてあげましょう。

・手袋よりも、ミトンがおすすめです。
子供の小さな指は、気温が低いときには非常に敏感です。必ず手を覆ってあげましょう。ミトンの方が、指と指が近いことで、より温かく保ちやすいという点で、おすすめです。

・皮膚を太陽の光から守りましょう。
太陽の光は、雪や氷に反射すると非常に強くなります。たとえ気温がものすごく低い日であったとしても、お子さんは日焼けのリスクにさらされています。赤ちゃんと軽い散歩に出かける場合、ベビーカーにつけるフードが日よけの効果を発揮しますが、それに加えて赤ちゃんでも使用できる日焼け止めを塗ってあげると、確実でしょう。もう少し大きな子供で、外で15分以上遊ぶ場合は、最低SPF15の日焼け止めを、外出する15~30分前に塗ってあげてください。

・水分補給をさせましょう。
体の小さい子供は、たくさんのエネルギーが必要です。寒いときに体を温めるには、より多くの水分が必要です。赤ちゃんがいつもよりもおしっこの量が少ないと感じたら、水分量が足りてない可能性がありますので、こまめに水分をあげましょう。

・皮膚をチェックしましょう。
お子さんの皮膚が非常に赤くなっていたり、無気力の場合、もしくは震えている場合、低体温症であることがあります。このような初期症状に気付いたら、できる限り早く温かい室内に入り、医者に連絡してください。また、指、足の指、鼻の皮膚が白っぽいか黄色っぽい場合は、凍傷の初期症状であることがありますので、注意して見てあげてください。

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