妊娠期間中の睡眠時無呼吸症候群

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この気がかりな睡眠障害の症状の見抜き方を、お母さんにも赤ちゃんにも必要な処置(休養も!)を得るために学んでいきましょう。

もし出産が間近な妊婦さんなら、赤ちゃんが大きくなっている今どんどん寝るのが難しくなっていると感じているかもしれませんね。4分の3以上の妊婦さんが妊娠期間は普段よりも睡眠障害を経験したと言っています。そしてそれはお母さんを疲れさせる一方で、普通のことだと考えられています。睡眠時無呼吸症候群はそれほど典型的でないですが、妊娠期間にはより影響をおよぼし睡眠時に一時的に気道をさえぎるのです。無呼吸症候群は体への酸素供給を妨害するので、お母さんと生まれてくる赤ちゃんにとって危険です。もし無呼吸症候群の疑いがあるか、すでにそれに罹患している場合、お母さんと成長途中の赤ちゃんに必要な睡眠をより得るために処置を得ることができます。

睡眠時無呼吸症候群とは?

無呼吸症候群は気道が睡眠中に塞がり一時的に空気の流れを妨害して無意識のうちに呼吸ができなくなるというもので(浅い呼吸になることもあります)、一度に10秒ほど続くことが多いです。軽度の睡眠時無呼吸症の人は一時間に5から15回ほど呼吸停止がありますが、ふつうの患者は15から30回、重度の患者は一時間に30回以上も呼吸が停止します。

それはまるで毎時間5分息をするのをとめているようなもので、7時間寝るとすれば35分にもなるのです!無呼吸症候群はひどいいびきの繰り返しを伴います。空気の流れが止まり完全に静かになる直前、いびきの音ははますます大きくなります。何秒かしたら、体は一時的な空気の欠乏に対し大きな鼻息かあえぎ声を見せます。典型的に、睡眠の質がたいへん影響を受けているにもかかわらずこの症状を持っている人は目が覚めず、何があったか覚えていないのです。

どんな人が睡眠時無呼吸障害になりやすい?

体重が重すぎるか肥満なら、首の過剰な重さが気道を圧迫するためすでに睡眠時無呼吸症候群のリスクが高いということなのです。もし妊娠期間中に体重が増えたら(妊娠前普通の状態で35ポンド、あるいは太っているときに20ポンド以上)、リスクはますます高くなります。実際に、ある実験で肥満の妊婦のうち15%は睡眠時無呼吸症候群でした。
妊娠期間中にエストロゲンの値が高いと気道とつながる粘膜組織の膨張が起こり空気の流れが圧迫されうるのですべての妊婦さんにおいてリスクは高くなるのですが、妊娠中に糖尿病の妊婦さんもまた無呼吸症候群のリスクが高くなります。睡眠中に気道が虚脱したり妨害されたりするその他の理由としてはある種の身体的特性(ひっこんだあご、大きな扁桃腺、大きな舌、隔膜の異常、16インチ以上の平均よりおおきな首の外周)などの身体的特徴やアレルギーや病気による鼻づまりがあります。

妊娠中の睡眠時無呼吸症候群のリスクって?

時間がたつにつれ、睡眠時の無呼吸は血液中の酸素レベルを下げ(呼吸する空気が少なければ体に入る酸素も少なくなります)、高血圧、心臓発作、脳卒中、肥満、糖尿病、うつ、心不全などのリスクがあがります。無呼吸症候群の妊婦さんは糖尿病と子癇前症という赤ちゃんにとって危険な状態になりやすい可能性があるのです。ある調査によれば、無呼吸症候群のお母さんたちは3倍も帝王切開が必要になり、赤ちゃんたちもより新生児集中介護室で、特に呼吸障害の処置が必要になるといいます。無呼吸症候群を診療し段階を踏んで治療するのが重要なのはこういったわけなのです。

何に注意するべき?

睡眠時無呼吸症候群で目覚めることはなさそうですから、パートナーの方がおおきな鼻息や空気を求める突然のあえぎをあなたが無呼吸になる前に気づいてあげる必要があります。依然として、疲れの取れない睡眠と低下した酸素摂取量には気づきやすい合図があります。もし読書中やテレビを観ているとき、コンピューターに向かって仕事をしているとき、道路で停車しているときによく眠りに落ちたり、とりわけいらいらしやすかったり、せっかちで忘れっぽかったりしたら、お医者さんにあなたの症状について話す時です。もし毎朝鎮痛解熱剤を服用しているなら、それは無呼吸症候群が原因かもしれませんよ。

どのように睡眠時無呼吸症候群を処置する?

軽度の睡眠時無呼吸症候群への処置はたいていライフスタイルの変更から始まります。お医者さんは仰向けで寝ないようにと仰るかもしれませんね。妊婦さんであれば、いずれにせよ仰向けに寝てはいけないのです(もしそれができなければ、パジャマの背中のてっぺんにテニスボールをテープでくっつけてみましょう。体を転がしたときにボールが思い出させてくれるでしょう)。体重が重かったり肥満だったりする方は、お医者さんといっしょにご自身のために健康的な体重管理プランを作ってみましょう。健康的な体重でい続けることが睡眠時無呼吸症候群へのもっとも効果的な処置だからです。鼻腔を開けることのできる粘着性の呼吸補助材も試すとよいでしょう。鼻づまりで起こる無呼吸症候群には、塩分スプレーやゆすぎ洗い、加湿器、処方箋なしの点鼻薬をお試しください(妊娠期間に使うのが安全かまずお医者さんに相談してください)。

もし無呼吸症候群が治らなかったりひどかったりしたら、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)器という、穏やかな気流をもたらし気道を開けたままにする小さなポンプにつながった鼻にフィットするマスクを使うものが必要かもしれません。睡眠時無呼吸症候群のほとんどの人はCPAP器にすぐ安心を覚えるようですが、機械は扱いにくく、不快です。睡眠時無呼吸症パッチ(空気を入れはするが吐く量を限定し、気道を開けたままにする)など、いくつか違う選択肢がありますが、CPAPが普通そうであるのと同じく、保険適用外です。

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