授乳:赤ちゃんの世話をするときに気をつけるべきこと(リライト前!)

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授乳

他の妊婦を眺めていると、どうも授乳とは簡単なもののように思えてしまいます。会話を中断せず、昼食をおろそかにすることもなく、お母さんがボタンをはずすと赤ちゃんは吸い付く、というただそれだけのことなのです。まるで授乳がこの世で最も自然なプロセスであるかのようでさえあるのです。しかしながら、供給源は自然でも、授乳のノウハウは赤ちゃんや初めて子を持つ母にとっては自然に習得されるものでもありません。

初めての授乳が大変であろうとなかろうと、学ばなければならないことがたくさんあるのです。テクニック(赤ちゃんの抱きかかえ方)、仕組み(赤ちゃんが十分な量の牛乳を取れているかどうかを知る方法)、計画(食事がいつ終わって次の食欲はいつ訪れるのかということ)、をより深く知っていれば、より自信がついて、自ら判断を下せるようになるでしょう。

試しては失敗し、といったことを繰り返しつつ、自らに最適の計画・方法を見つけたならば、授乳は母親にとって最もやりがいのある責務となるでしょう。そして、授乳は母と子の両者に多くの益をもたらすのです。授乳によって母子は健康的な未来への良好な一歩をふみだすことができるでしょう。

目次

1.いつ母乳が出るようになるか
2.赤ちゃんにおっぱいを吸わせる
3.授乳にかける時間
4.授乳の頻度
5.赤ちゃんがおなかをすかせている徴候
6.授乳の姿勢
7.赤ちゃんは十分な量の母乳を取れているか
8.授乳の際の注意
9.助けをよぶ

1. いつ母乳が出るようになるか

母乳が出るようになるまでには、三つの段階があります。これは初日から十日目、そしてそれ以降に赤ちゃんにとって最適な授乳がなされるよう、移項は自然におこなわれます。

初乳

出産を終えた頃は、まだ母乳が出ません。このときに出てくる黄色(時に無色透明)の薄い液体は初乳です。(これは妊娠中に漏れ出る物質と同じものです。)タンパク質、ビタミン、ミネラルで構成されるこの液体は、有害なバクテリアやウイルスから赤ちゃんを守る働きがあり、また赤ちゃんの身体に作用して抗体を作らせる能力さえあります。また、赤ちゃんの腸の内部を覆って、未熟な免疫系を防護して、アレルギーや消化器系の不調から赤ちゃんを守ります。また、赤ちゃんの腸を刺激し能力を開花させて黄疸のリスクを軽減することさえできます。母乳はほとんど出ないかもしれませんが、赤ちゃんも最初の数日は小さじ数杯分しか必要としないのです。初めの内から定期的に授乳を行うことで、母体を刺激して次の段階の母乳を翌数日の内に作らせることができます。

移行乳

この次の段階の母乳が、移行乳です。これは初乳と成乳の間を埋める母乳であり、はじめてこれが出るときは牛乳とオレンジジュースを混ぜたような色をしています。移行乳は初乳と比べ、免疫グロブリンとタンパク質含有量が少ないですが、ラクトース、脂肪、カロリーをより多く含みます。

成乳

成乳は出産後10日から2週間の間に出始める母乳で、薄くて白色(時に青味がかった色)の液体です。低脂肪乳を薄めたようにも見えるかもしれませんが、成乳は赤ちゃんが成長するのに必要な脂肪やその他の栄養分がたっぷり含まれています。

2. 赤ちゃんにおっぱいを吸わせる

はじめは赤ちゃんに適切な位置や姿勢を取らせるのに苦労するかもしれませんが、試行錯誤を繰り返しましょう。

まず、赤ちゃんが適切に乳房に吸い付いている状態を知ることがとても重要です。というのも、乳房圧痛の最も良く見られる原因が不適切な姿勢・位置での授乳だからです。赤ちゃんの口は乳首と乳輪の両方をくわえ込んでいる必要があります。この状態があったはじめて、赤ちゃんの口、下、唇が乳腺から母乳を搾りだせるのです。(乳首にのみ吸い付いていると、母乳をためている乳腺が圧縮されないため赤ちゃんガお腹をすかせてしまうだけでなく、乳首が痛み、避けてしまいます。

赤ちゃんを、母体の乳房のほうに向けて(赤ちゃんの腹と母体の腹が向き合った状態)抱えます。このとき赤ちゃんの頭の高さは赤ちゃんの身体全体と同じである必要があります。また、赤ちゃんが首をまげたりまわしたりしなくて済む状態であるほうが、飲むのが容易になります。
乳首を赤ちゃんの唇に触れさせて、あくびのように大きな口を開けさせましょう。赤ちゃんが口を開けないときは、母乳を押し出して口に当ててみましょう。赤ちゃんが顔を背けてしまったら、赤ちゃんの頬で手の届きやすいほうを優しくなででみましょう。こうすると、哺乳反射で赤ちゃんは母体の胸のほうに顔を向けるでしょう。赤ちゃんの口が大きく開いたら、赤ちゃんを胸のほうにだいてよせましょう。赤ちゃんのほうに身体を傾けて胸を押し付けてはいけません。赤ちゃんに主導権を持たせましょう。赤ちゃんが乳房をしっかりとつかまえて上手くすえるようになるまでは、胸をおさえてあげましょう。赤ちゃんのあごや鼻先が母体の胸に触れていれば、それが適切なポジションです。赤ちゃんの唇は内側にしまわれるのではなく、魚の口のように外側に開いた状態になります。また、赤ちゃんが自分の下唇や舌で吸わないよう、授乳中は下唇を優しくひっぱってさげてあげましょう。
吸い付いているだけでなく、母乳を乳首から吸入できているかどうか確認しましょう。赤ちゃんが吸入できているときは、つよく、安定した吸い込むー飲み込むー息を吸うというパターンを確認することが出来るはずです。また、赤ちゃんの頬、あご、耳にも反復的な動作を確認することが出来るでしょう。母乳が出始めたら、吸い込んだり飲み込んだりしている音に耳をすませましょう。もしパチッという音がするようだったら、吸わせ方が適切ではないということです。
赤ちゃんが適切に吸いつけていないと思う場合は、清潔な指を優しく赤ちゃんの口の端に入れるか、或いは口の付近の胸を押しつぶして赤ちゃんを胸から離しましょう。その後、改めて乳首を唇に触れさせて適切に(乳首と乳輪の両方を口にふくませる)吸わせましょう。

3. 授乳にかける時間

一度の授乳にかける時間が短ければ、乳首が痛んだり裂けたりすることがなくなる、といった話をきいたことがあるかもしれませんが、通常乳首の痛みは授乳にかける時間が長すぎるから、というよりも授乳のポジションが適切でないことが原因であることが多いのです。ですから、一度の授乳時間に制限を設けることはなく、たっぷり吸わせてあげましょう。(最初の頃は、授乳時間は長いほうが良いです。)
授乳は大抵、20から30分に渡ります。但し、これはあくまでも平均値だということを念頭において置きましょう。授乳時間は赤ちゃんに応じて増減しますし、初めのうちや著しい成長期などではより長い時間の授乳が必要なのです。

片方の乳房は空っぽにする

一度の授乳において少なくとも片方の乳房を空にすることが理想的です。(赤ちゃんが両方の乳房から授乳を受けることよりも大切なことです。)これは、後乳が脂肪とカロリー含有量が多いからです。したがって、理由もなく赤ちゃんから乳房を取り上げてはなりません。赤ちゃんが片方の乳房から飲むのをやめるのを待ってから、もう片方の乳房を飲ませましょう(但し強制はしないこと)。赤ちゃんが片方の乳房を飲み干して、それ以上の見たがっていないならば、次の授乳を始める際に別の乳房を与えれば良いのです。

赤ちゃんの終わりの合図を待つ

赤ちゃんが乳首から口を離したら、授乳を終わりにしましょう。赤ちゃんが乳首から口を離さないようであれば、乳を吸い、飲み込む、というパターンをみることで終わりを確認できます。このパターンが、四回吸って一回飲み込む、という状態まで遅くなれば、終わりです。赤ちゃんは、片方の乳房を飲む過程の最後のほうにおいて、ねむりにつきます。もう片方の乳房から授乳を受けようとして目覚める場合もあれば、次の授乳まで寝続けることもあります。繰り返しになりますが、赤ちゃんの口から乳首を離すときは、赤ちゃんの口の近くの胸をおすか、清潔な指を赤ちゃんの口の端に優しく入れましょう。

4. 授乳の頻度

時間(スケジュール)に合わせて授乳を行うよりも、赤ちゃんがお腹をすかせたときに授乳することが究極的には良い結果を導くでしょう。但し、赤ちゃんは生まれた瞬間から食欲があるわけではない(三日目頃から食欲を見せ始める)ので、最初の内はお腹をすかせている徴候は見られないでしょう。ですから、このときはお母さんが無理やりでも飲ませる必要があるということです。
新生児は最初の数週間においては、食欲が追いついていなくても一日に最低で12回の授乳が必要です。つまり、一日の間昼夜を問わず、2,3時間おきに授乳をすることになります。
但し、授乳のパターンは赤ちゃん次第で大きく変わります。食いしん坊や欲しがりの赤ちゃんの場合は、一度授乳を終えても一時間以上二時間未満くらいでまた授乳する必要があるかもしれません。一方、一度の授乳ですぐに満足してくれる赤ちゃんであれば、授乳の間隔は3.5-4時間ほどかもしれません。常に授乳している、と感じてしまっても、心配はいりません。それは一時的なものです。授乳量が増えて赤ちゃんが大きくなれば、授乳の間隔は長くなります。
調合乳を主に与えたり調合乳で補完している友人の赤ちゃんの授乳回数がずっと少ない、ということがあっても心配したり驚いたりする必要はありません。母乳は調合乳に比べてより簡単に消化されてしまうので、赤ちゃんはすぐにお腹を空かせるのです。

赤ちゃんがおなかをすかせている徴候

供給量のバランスを考慮した授乳が出来るようになるコツは、赤ちゃんの食欲を観察することです。泣き始めるまで待ってはいけません。泣いてしまう頃にはおそらく、赤ちゃんは不快なほどお腹を空かせているのです。泣く時間が長ければ長いほどそうです。
赤ちゃんは以下のような動作を用いて要求を示します。
・胸に鼻をすりつける
・自分の小さな指(或いはお母さんのシャツや腕)におもいっきり吸い付く
・口をあける
・哺乳反射(赤ちゃんが口を開けたまま首を横にまわして乳をもとめる。特に頬がなでられた後によくみせる。)
・自分の唇や舌を吸う(舌を突き出しているようにみえる)
・唇をぴちゃぴちゃさせる
・泣いてしまった場合は、典型的な泣き声は短くて低いピッチの声が上下する
授乳の姿勢
病院ではおそらく、基本的な横抱きを教わるでしょう。しかし、試行錯誤をすれば、お母さんと赤ちゃんにとってより良い授乳の姿勢が見つかるかもしれません。

横抱き

赤ちゃんの頭がお母さんの授乳を行う乳房がある側の腕の肘のくぼみ部分におさまるように赤ちゃんを抱えます。このとき、同じ手で赤ちゃんの身体全体を支えます。もう片方の手で乳房を持ち、優しくつぶします。こうすることで乳首が赤ちゃんの鼻先に向きます。

クロスオーバー・ホールド

赤ちゃんの身体を、授乳する乳房の側の腕とは反対の手で支えます。空いた手(授乳する側の手)で乳房を持ち、つぶします。

フットボール・ホールド

授乳する乳房の側の腕の下に赤ちゃんの両足をたたんで抱えます。こちらの腕で赤ちゃんの身体を支え(赤ちゃんを抱き上げるためにまくらなども使うと良い)、もう片方の手で乳房を支えます。

横臥位

真夜中に授乳する場合に適している姿勢です。お母さんは頭の下に枕をおいた状態で横たわります。赤ちゃんはお母さんの方に向け、頭の位置が乳房の辺りにくるようにします。必要であれば、身体に上にあるほうの手で乳房を支えます。赤ちゃんの後ろにもまくらを置くと良いでしょう。こうすることで赤ちゃんを近くにおくことができます。
リクライニング・ホールド
この姿勢では、お母さんは快適なベッドかソファに仰向けになり、背中の上半身と首、頭は枕で支えます。赤ちゃんのお腹は下に向け、赤ちゃんがお母さんの方を向くようにして身体をのせます。このとき、赤ちゃんの口がちょうど乳首の下にくるようにします。(赤ちゃんの身体は、傾斜したお母さんの身体によって支えられます。)この姿勢の長所は、重力を利用して、赤ちゃんが自然に乳首を求められるようにすることができる点です。但し、手で乳房を抱えて、吸い付かせても構いません。

赤ちゃんは十分な量の母乳を取れているか

多くのお母さんはどこかしらの時点で、赤ちゃんが十分に母乳を飲めていないのではないか、と心配することがあります。乳房の外側には目盛りなどありませんから、どれだけの母乳をお母さんが生産していて、どれだけの量を赤ちゃんが消費しているのかもわからないのです。心配であれば、赤ちゃんが十分な量の母乳をとっているかどうかの指標がいくつかありますから、これらを活用しましょう。

気質

赤ちゃんが授乳後に大抵の場合は嬉しそうであったり満足げであったりするようならば、その赤ちゃんにとって十分な母乳を消費できている可能性が高いでしょう。赤ちゃんが授乳後に、泣き喚いたり狂ったように指に吸い付いていたりする場合は、まだお腹をすかせている可能性があります。(但し、ガス溜まりやコリックを示している場合も考えられます。)

汚れたオムツ

慎重に数えましょう。新生児は最初の頃は、24時間のうちに、8-12回の小便(透明~薄黄)と最低でも5個のやわらかくて黄色い排便がみられるはずです。最初の数週間は、授乳の頻度とオムツの排尿・排便量をカウントしておくことが賢明でしょう。この記録は、医者の診察を受けるときに持参すると良いでしょう。

体重

赤ちゃんは毎週、順調に体重が増えていくはずです。典型的な新生児の増量は、一週間当たり100-200gです。但し、これは年齢やその他の要素によって異なります。赤ちゃんが理想的な増量を行えているかどうかは医者が教えてくれるでしょう。

授乳をはじめよう

出産前

必要な勉強をしましょう。赤ちゃんを産んで、授乳を実際に始める前に、必要事項を読み込むことは大いに助けになります。授乳教室(これは多くの病院やラクテーション・コンサルタントにより提供されています)の受講も検討しましょう。授乳教室では、どのように赤ちゃんに吸い付かせるか、母乳供給量はどうすれば増えるか、といったことから、問題解決したりパートナーに助けを求めたりする方法まで教えてくれます。
母子同室申請をしましょう。病院においてお母さんと赤ちゃんが共に過ごす時間が長ければ長いほど、退院以降の授乳はスムーズに進むようになるのです。ですから、出産よりも前に事前に申し込みをしましょう。選択肢として、可能であれば完全母子同室(赤ちゃんは乳児室ではなくお母さんと同じ部屋ですごします。)、そして部分的な母子同室(夜は赤ちゃんは乳児室に移動する)があります。母子同室が選択肢として与えられていない、或いは選択するつもりがない場合は、授乳を受ける準備が整い次第赤ちゃんを連れてきてもらうよう願い出ましょう。或いは、日中は二、三時間毎に連れてきてもらう、というのもよいでしょう。

病院で

出来るだけ早く授乳を始めましょう。赤ちゃんは産まれたばかりの瞬間、特に出産後二時間にとても強く母乳を求めるのです。哺乳反射は出産後30-60分の間に最も強くなるのです。ですから、出来る限り早く授乳をするつもりでいましょう。但し、赤ちゃんがすぐに欲しがらない場合でも押し付けてはなりません。準備が出来次第、授乳すればいいのです。
病院はとても忙しい場所ですから、スタッフが騒ぎ立てる赤ちゃんを落ち着かせようとして哺乳瓶を持ってきても無理はありません。しかし、産まれてからすぐにお母さんの乳首から授乳をすることでお母さんの母乳供給が刺激されるのです。加えて、赤ちゃんは、飲むのが大変なお母さんの乳首に比べて簡単に飲める人工乳首には慣れないのです。ですから、赤ちゃんへの授乳を一番初めからしようとおもうのであれば自らの意思で率先して行うべきです。意向はスタッフに伝えましょう。
ラクテーション・コンサルタントに話しましょう。退院する前に、次回訪れる予定、或いは授乳教室に参加することを決められるかもしれません。専門の人に、お母さんが授乳をする様子を見てもらって、適切に授乳できていて赤ちゃんは十分なミルクを得られているのかを確認することが大切なのです。コンサルタントが見つからない場合は、スタッフに聞いてみましょう。

家に帰ったら

落ち着いた静かな環境を求めましょう。授乳中は集中することが大切ですから、邪魔なものが少なく静かな部屋に行きましょう。授乳が楽に行えるようになったら、雑誌、スマホ、タブレット等で時間をつぶすのもよいでしょう。但し、時々手を止めて赤ちゃんと対話をすることがお互いにとって大切です。また、慣れるまで(最初の数週間)はテレビを見ることや電話を取ることは控えましょう。
快適に過ごしましょう。お母さんと赤ちゃんの両方にとって快適な環境を整えることが大切です。ソファ、アームチェア、グライダー、ベッドなどはよいでしょう。座って授乳を行う場合は、膝の上に枕を置くと赤ちゃんを丁度良い高さに保つことができるでしょう。(また、この方法を取ることで、帝王切開等の切開部に負担をかけずにすみます。)赤ちゃんの身体を腕の力だけで支えようとすると、腕が痛んだり痙攣を起こす可能性があるので、腕も支えましょう。
喉の渇きは我慢してはいけません。冷たい飲み物(ミルク、ジュース、水)を脇において、授乳と同時に水分補給を行うよう心がけましょう。(こぼしてしまうと危険なので、熱い飲み物は控えましょう。)また、最後に食事を取ってから長い時間が経っている場合は、スナックを用意するのもよいでしょう。
どんどん授乳(練習)しましょう。お母さんの初乳は産まれて間もない赤ちゃんの最初の数日間のニーズにぴったり合っているのです。赤ちゃんのニーズは極めて少なく、それらには初乳をもって簡単に応えうるのです。ですから、このような最初の数日間は予行演習だと考えましょう。母乳供給の準備が整うまで、授乳の技術を磨くのです。また、母乳が出はじめてからもこの習慣は忘れずにどんどん授乳しましょう。
授乳する際は乳房を交換しましょう。次の授乳を始める際は、前回赤ちゃんが全く吸わなかった方の乳房、或いは飲みきらなかった乳房から授乳をはじめましょう。前回授乳を行ったかどうかのリマインダーとして、ブラカップの裏側に胸当てパッドやティッシュを入れておくと良いでしょう。
継続しましょう。授乳の間隔を延ばしたいという衝動に駆られるかもしれませんが、こらえましょう。母乳の生産は、特に最初の数週間は、授乳の供給頻度、吸い付きの強さや時間の影響を受けるのです。授乳をやめることや授乳時間が短いのに切り上げる、といったことを頻繁に行ったり、或いは授乳の間(特に日中)に赤ちゃんを長く寝させすぎてしまったりすると、あっという間にお母さんの母乳供給量に悪影響が出るのです。
焦ってはいけません。赤ちゃんもお母さんも授乳の初心者だということを忘れてはいけません。(赤ちゃんは一人一人違うものですから、過去に授乳経験があるか否かは関係ありません。)お互いに息が合うまでには、時間と回数が当然必要なのです。
平常心を保つことが大切です。緊張は母乳の出を抑えてしまいます。ですから、授乳前にイライラを感じている場合は身体を動かしてリラックスしましょう。何度か深呼吸をして、音楽を聴くのです。赤ちゃんもまたお母さんの様子を感じ取ってリラックスできるのです。

専門家による助言、援助

授乳における問題や障害に関する専門家や、経験豊富な友人がきっと吸い付きの悪さや乳腺炎、乳房うっ滞といった問題を解決してくれます。
困ったときは、以下に示す人に連絡を取ってみると良いでしょう。
・赤ちゃんの主治医
・ラクテーションコンサルタント
・授乳に特化した看護師
・地元の、ままさん組合や授乳経験者

専門家からの助言を利用しても授乳が上手くいかない、という場合でもあきらめてはいけません。大事なことは、授乳は「ゼロ・イチ」ではないということです。授乳しつつ調整粉乳で補うこともできるのです。究極的には、赤ちゃんが本当に必要なのはお母さんからの愛なのであって、授乳の方法は乳房でも哺乳瓶でも良いのです。

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