子どものぜんそくの治療

治療方法

子どもがぜんそくだと聞くとこの世の終わりのように感じるかもしれませんが、落ち込まないでください。今日の薬物治療はあなたのお子さんが普通の生活を送る手助けになります。

あなたのお子さんのかかりつけの小児科の医師がお子さんはぜんそくであると診断しました。さて、どうしましょう?ぜんそくとアレルギーには密接な関わりがあることから、あなたの次の行き先はおそらくアレルギー専門医の診療所でしょう。Asthma and Allergy Foundation of Americaによると、ぜんそく児の約80パーセントがアレルギーも抱えているといいます。

小児科医はおそらくお子さんを肺を専門とする呼吸器科医に診てもらうよう勧めるでしょう。呼吸器科医は肺活量計という機械を使用し、あなたのお子さんの肺がどの程度活動しているか計測します。具体的には、肺がどれくらいの空気を収容できるか、そして空気を吸入した際にどれくらいの速さで肺まで到達するかなどの計測です。お子さんは、ゆっくり、深く息を吸い、少し止めてから、機械の中へできる限り強く吐き出すよう指示され、これを数回行います。これは痛みもなく、子ども向けの肺活量計にはニコニコマークや誕生日のろうそくがついており、幼児や未就学児でも興味を持続させ、一生懸命取り組むよう促します。

お子さんのぜんそくへの対処

以下はぜんそく児のためにできることのいくつかです。

きっかけを明らかにし、取り除きましょう。お子さんの受けたアレルギーテストの結果はぜんそくの発作を引き起こすきっかけのいくつかは明らかにしたかもしれませんが、全てではありません。つまり、他はあなたが発見しなくてはいけません。あなたのお子さんの発作はストレスを感じたときに起きますか?それとも校庭で全速力で走っているときでしょうか?もし、医師がほこりやカビがその原因だという見解を示したのであれば、お子さんの部屋からカーペットやぬいぐるみを除かなければいけないかもしれません。ダニやペットのフケによる影響を最低限にするためには、低アレルギー性のマットレスや枕を使用するのも手です。もし、たばこの煙がお子さんの発作の原因ならば、今が禁煙のときです(そして、他の誰かがお子さんの周りで喫煙しないよう気をつけましょう)。

適切な薬を手に入れましょう。基本的にぜんそくは二種類の薬で治療されます。サルブタモールのような救急薬は症状を収束させ、気道の周りの緊張した筋肉を弛緩させる働きがあります。サルメテロール・フルチカゾンのような長期投薬される薬は日常的に使用することで急な発作を予防します。緊急の場合(サルブタモールのなどの即効性の薬を使用後15~20分経過しても発作が落ち着かない場合)は、お子さんのぜんそくを抑えるためにサルブタモールに加えて副腎皮質ステロイド剤(気道が腫れるのを防ぐ抗炎症薬)が3~5日間投与されます。

ぜんそく薬には様々な形態があります。液体として経口で飲まれることも、定量吸入器を用いて(サルブタモールのように)服用されることも、静脈内投与されることもあります。赤ちゃんや幼児には、しばしばネブライザーと呼ばれる装置によって投薬されることがあります。この装置は液体状のアルブテロールを霧状にし、マウスピースとマスクによって肺へと届けられます。

頻繁に診察の予約をとりましょう。ぜんそくの薬に対する患者の反応は様々です。副作用や合併症を最低限にとどめるためにも定期的な医師による診察を優先しましょう。お子さんは3ヶ月から4ヶ月に一回は医師もしくは専門家にかかることが必要になります。

ある程度大きなお子さんには自己管理を教えましょう。もし、あなたのお子さんがもう小学生で、ぜんそくを抑えるために毎日薬を服用しているのであれば、ご家庭で使用できるようピークフローメーターが与えられるかもしれません。これは、使いやすく、肺がどのくらい活動しているのか把握するのを助けてくれます。お子さんには正しい息の吹き込み方や日々の結果の記録方法が示されます。ときに、ピークフロー値は発作の数時間、もしくは数日前に低下します。なので、情報はあなた(とお子さん)を次の発作に備えて治療を調整できるような手助けになるでしょう。

一部の子どものぜんそくは成長と共に改善します。多くは6歳になる前です。しかし、これらの子どもたちはアレルギーや家族歴がなく、感染症の結果としてのぜんそくであった場合が多くあります。その他の子どもたちは症状は8~19歳になるにつれて軽減しますが、大人になったときに再発することがあります。残念ながら、誰が成長と共に改善し、誰がしないかを予測する検査はありません。

たとえあなたのお子さんが一生ぜんそくと付き合うことになったとしても、適切な手順を踏めば、より楽に呼吸することができます。お子さんがあなたや医師から受けるサポートと適切な投薬は、お子さんの生活に大きな差を生みます。そして、お子さんの豊かで活発な生涯を保障することでしょう。

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