赤ちゃんの風邪:原因、症状、ヒントと対処法

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赤ちゃんの風邪

一般的な乳幼児の風邪は、通常1週間から2週間持続する上気道のウイルス感染です。ほとんどの赤ちゃんは、免疫システムがウィルスと闘う準備ができていないため、生後2年間で8〜10回の風邪を引きます。子どもが託児所にいれば、さらに多くの病原菌にさらされているので、より頻繁に風邪をひくかもしれません。ただし、殆どの風邪は自然に治り、また、風邪を引くことで、長期的には菌に対する体制がつきます。

赤ちゃんの風邪の原因

風邪は、空気中または日常的に触れる物に生息する200種類以上の伝染性ウイルスに感染することから起こります。風邪をひいた人が近くで呼吸したり、くしゃみをしたり、あるいは赤ちゃんが感染した人に触れた場合、風邪のウイルスに感染する可能性があります。

赤ちゃんの風邪の症状

ほとんどの赤ちゃんの風邪は深刻なものではありません。

・鼻水(最初は水っぽく、次に濃く不透明になり、黄色または緑色になることもある)
・鼻づまり
・くしゃみ
・喉が痛い、またはいがらい
・頭痛
・微熱
・食欲不振
・疲労、イライラ
・乾いた咳

あかちゃんの風邪はどのくらい続く?

一般的な風邪は通常、幼児では7日から10日間続き、3日目に症状が一番重くなります。夜間の咳は、長く続く可能性があります。

年齢による乳幼児の風邪対策

1歳児

この時期の幼児の中には、まだ鼻をかめない子もいるので、鼻に生理食塩水の点鼻剤を入れて詰まった粘液を緩めましょう。過剰な粘液を静かに抜き取って余分な鼻づまりを防ぐために吸引バルブを使うのもよいでしょう。マットレスの下に枕を2つ置くことで、ベビーベッドの頭を上げることもできます。

2歳児

ティッシュを手元に置いて、鼻のかみ方を教えてください。生理食塩水点鼻薬はまた、鼻孔を詰まらせる粘液を緩めるのに役立ちます。大きな子供用のベッドで寝ている場合は、頭を持ち上げるために余分な枕を用意してください。それ以外の場合は、ベビーベッドの場合は、1歳児の際に紹介したようにマットレスを支えてください。

全年齢の乳幼児の風邪の対策

残念ながら、風邪を治療する方法はありません。抗生物質は細菌感染症を治療するために作られています。つまり、一般的な風邪には何の効果もなく、過度に使用されると実際には有害で、子供に必要な体内細菌までを殺してしまいます。

代わりに、不快感を取り除いてあげるようにしましょう。鼻孔の鼻の下と鼻の下に軽く湿った軟膏を広げて、乾燥や痛みを和らげてあげましょう。加湿器は鼻づまりに効果があり、呼吸が楽になります。赤ちゃんが近づきすぎないように、冷たいミストにしてください。

毎回のように熱を下げる薬を使用する必要はありません。熱は単純に身体が感染と闘っている証拠です。ただし、熱で寝苦しいようであれば頭を冷やして、軽くて通気性のある生地での服を着せてあげましょう。熱を下げるためにアセトアミノフェンまたはイブプロフェンが必要か、医師に相談してみてください。

飲みたがらないかもしれませんが、熱で脱水になる可能性があるので、できるだけ水分を取らせましょう。水、ジュース、アイスクリームやチキンスープ具なしで与えてみましょう。 (チキンスープは栄養もあり抗炎症効果があるため、上気道の腫れを緩和し、喉の痛みを和らげる可能性があります。さらに、スープの温かさと蒸気で鼻づまりも解消するかも知れません。)ビタミンCが豊富な食品と飲料を毎日提供してください。細かい食事を何度もとった方が、3食しっかり食べるよりも良い場合もあります。

医者に連絡する場合
赤ちゃんが1歳~3歳の間であれば、熱が39度近くまで上がれば相談をしてください。

また、以下の場合も同様です。

・明らかに体調が悪い
・食欲がない
・発作を起こした
・唇や爪が青い
・緑がかった黄色い悪臭が鼻や咳から発生している
・ぜいぜい呼吸をしている
・普段よりも呼吸が早い
・胸に不快感がある
・他の症状が失くなっても、日中に咳が悪化している、または続いている
・首に腫れた腺がある
・昼も夜も耳を引っ張る
・10日以上症状が続いている

赤ちゃんに連続した風邪や慢性的な鼻水が頻繁に見られるようであれば、特に隈を伴う場合には、アレルギーの可能性があります。これらの症状が見られれば、医者に相談しましょう。

赤ちゃんの風邪を予防する方法

風邪予防の最善の方法は、定期的に赤ちゃんの手を洗うことです(特にご飯の前とトイレの後)。一人で手を洗える年齢であれば、手洗いの基礎を教えてください。いざというときには消毒ジェルが便利です。可能であれば、風邪をひいている人から離れるようにしてください。ママが風邪を引いている場合は、手をよく洗って移さないように気をつけましょう。

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