子供への薬:安全なガイドラインとは

その他

子供の服薬

薬の摂取に関する間違いは、一般的に考えられているより頻繁に起きています。子供に薬を与える際、どうすれば間違いを避けられるのか?その方法について紹介します。

子供が体調が悪く、消化に良い食べ物や休息で足りなければ、薬が必要になります。ただし、その前に、正しい薬を正しい方法で服用させようとしているのかを確認しましょう。子供に安全に薬を与えるための方法が以下です。

子供用の医薬品のみを与える。

成人の投薬量を減らすだけでよい、ということではありません。子供の体はあまり発達しておらず、成人用の薬は、子供にとっては全く異なる働きをするだけでなく、深刻な副作用を引き起こす可能性があります。薬は薬剤師のいる薬局もしくは小児科医で処方してもらいましょう。

説明書をよく読む。

薬の説明書やラベルを慎重に読んで、正しい量や頻度を確認しましょう。

一つの基準として、体重に沿った推奨の服用量に従うとよいでしょう。体重と年齢で違った数の服用が推奨されている場合も、体重を優先させましょう。量が不明な場合は、小児科医に相談してください。

成分を確認する。

投薬中の薬の有効成分を確認しましょう。誤って同じ成分を含む別の薬を服用させることを防げます。また、子供のアレルギー成分が含まれているかどうかも確認できます。

部屋を明るくする

深夜や明け方に薬を与える場合、薬の種類や量が正しいか、そして頭がしっかり働いているかを確認してください。(子供の看病でちゃんと寝ていない場合など、間違えてしまう可能性があります)。明るいライトの下説明を読み、小さじを大さじと間違えたり、4時間毎を2時間毎と間違えないように気をつけましょう。

薬の量を正確に測る

正しい分量を確認したら、付属の軽量カップもしくは、別途メモリの着いたスプーン、スポイト、カップで測ってから与えましょう。食事用のスプーンは、正確な量を測れないため使わないようにしましょう。

薬の使用期限を確認する

使用期限が切れている薬は効力が弱いだけでなく、危険となりうる化学変化を起こしている可能性もあります。(前回かかった病気以降取り続けている処方薬も含みます)。薬を買う前に使用期限を見て、期限が切れてないか、また期限直前でないかを確認してください。使用している薬の有効期限は定期的に確認するようにしましょう。

他の人に処方された薬を与えない

年上の兄弟など、他の人に処方され余っていた薬を使うことで、小児科医に行く手間が省けると思われるかもしれませんが、控えてください。

抗生物質は使い切る

小児科医から抗生物質を処方されたら、子供には最後まで使い切らせてください。途中で抗生物質を中止すると、残っている細菌に感染する可能性があります。結果的に、もう一度抗生剤を飲むことなり、その時は更に強い薬が必要になることもあります。抗生物質を飲みきり、最初に病気の芽をしっかりと摘んでおきましょう。

薬を安全に保管する

薬は、子供の手の届かない場所や涼しく乾燥した場所で保管するようにしてください。洗面台の棚などは、湿気で薬物が効力を損なう可能性があるので控えましょう。薬を与えたあとは、子供触らないよう置きっぱなしにせず、すばやく片付けるようにしましょう。

医者または薬剤師に相談する

薬の服用法について疑問点があったり、子供に与えていいのか不安であれば、医者や薬剤師に相談しましょう。薬については専門家に聞くのが一番です。

以下の薬は避ける。

幼児の薬の安全性に関しては、特定の薬物は危険です。

咳もしくは風邪の薬

研究によれば、咳や風邪の薬は咳や鼻水を改善せず、幼い子供にとっては、心拍数の増加や痙攣などの深刻な副作用を引き起こす可能性もあります。

アスピリン(またはサリチル酸塩を含む薬)

18歳未満の子供にアスピリンを与えないでください。ライ症候群という、最悪の場合死に至る病気を引き起こす可能性があります。成分をしっかり確認しましょう。

関連記事一覧