妊娠期は賢く買い物し、健康的な食事を取る

正しい食生活
健康的な食生活を送るためには、買い物上手でなければいけません。したがって、スーパーマーケットの品揃えをきちんと把握しておく必要があるのです(お菓子の陳列棚しか知らないようではいけません)。
今は妊娠15ヶ月です。家に栄養豊富な食材が揃っていさえすれば、正しい食生活を送りやすいはずです。さぁ、健康的で新鮮で準備の手間の少ない食材を買い物かごいっぱいに買い、食糧貯蔵庫や冷蔵庫をこれで満たせば、健康的食生活のはじまりです。
出かける前に
食事やスナックを計画しましょう。
一週間のメニュー(毎日買い物に行く人は一日分のメニュー)を立てて、そのリストを買い物に持参しましょう。この際、メインディッシュ用の具材だけでなくナッツ、ドライフルーツ、ストリングチーズ等の身体に良いスナックも是非リストに入れておきましょう。
必需食料品を抜け目無く貯蔵しておきましょう。
いつでも、食事のベースとなる食材は蓄えておくことが大切です。これには、果実、野菜、鶏肉、肉類、冷凍庫の魚、全粒粉パスタ、玄米、穀物、豆缶、、オートミール等が該当します。これらを常に貯蔵しておけば、定期的な買い物にいけなくなってしまう時があっても、健康的で満足感の高い食事を取ることができるはずです(ポップタルトやアイス・クリームが夕飯になってしまう、なんてことも防げます)。
現実的な計画を。
普段、三十分を越えて食事を取ることがないという人が、二時間のフリータイム(マリナード漬けにかかる時間は含まない)があるという前提で43種の具材で作るインドスープの調理・食事計画を立てることは現実的とはいえません。実際に作れそうな食事を計画しましょう。例えばチキンと野菜(既に刻まれたもの)の炒め物であれば二十分程度で作れます。これは、高い目標を立てて大失敗し、結果的に脂たっぷりの宅配ピザを頼むよりずっといいでしょう。
お店において
新しいものを試しましょう。
いまこそ、退屈さを是正するときです。食生活が常にバラエティを欠いていた、という人はなおさらです。多彩な食事によって多様な栄養素を得ることが出来ることにとどまらず、健康食に対する飽き(またブロッコリーかよ)がこないようにする働きがあります。このような飽きはより健康的でない食材に手を出す原因となりかねません。新しい食材を試して、是非似たような食生活から脱出しましょう。ブロッコリーの代わりにブロッコリー・レーブ、ロメインレタスの代わりに水菜、モモの代わりにカキ、玄米の代わりにキノア、といった具合です。
加工食品よりも、純粋で新鮮なものを。
新鮮な食品は加工食品と比べて、より多くのビタミンやミネラルを含んでおり、砂糖・食塩・カロリー・脂肪・添加物の含有量が少ないです。ですから、人工的過ぎる黄色味を帯びたマカロニ&チーズには別れを告げて、全粒粉のエルボー・マカロニとナチュラル・チェダーチーズ、スモークチキンの代わりにロティサリーチキンを選びましょう。ここで特筆すべき例外があります。冷凍果実・野菜(砂糖・食塩が添加されていないもの)はしばしば新鮮な食材以上の栄養価を蓄えているのです。
リストに忠実に。
衝動買いの誘惑はつき物です。上品なパッケージや巧妙な売り込みに負けてはいけません。自分自身と赤ちゃんにとって必要な健康的食材は全てリストに載っています(そのためのリストでしょうが)。妊婦・胎児の双方を利するという確信が持てるもの以外は、リストに載っていないものを購入してはいけません。
同一の食材であれば、どれも変わらない、というわけではない。
一番新鮮なものを選ぶ術を身につけねばなりません。また、最も味わい深く、栄養価が高く、安価な時期を狙って果実・野菜を買いましょう。有機食材があって、それを買うだけの余裕があれば是非買いましょう。
ラベルに対して執着を抱く。
ラベルは必ず読みましょう。とりわけ缶詰や冷凍食品は、思っていたものと違う(予想以上に砂糖や脂肪が含まれていた、等)、といったことは良くあることなので注意が必要です。茶色のローフをかごに突っ込む前に良く良く確認するのです。パンは色で判断できるものではありません(栄養たっぷりの全粒穀物系由来の茶色だと思っていたものは、実はキャラメルからきているのかもしれない)。これは、ラベルで判別するのです。「100%全粒小麦」といった表示を探すか、或いは成分表を確認しましょう。