アサイーは減量に効くミラクルフルーツなのでしょうか?

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アサイーベリーは減量に本当に役立つのでしょうか。WebMDでは専門家に話を聞いてみました。アサイーベリーは、地球上で最も健康的な食べ物であると見出しを飾っています。減量、アンチエイジング等にも効果があると思われています。しかし、広告見出しで効果を約束されているようにアサイーは本当に減量に効果があるのでしょうか。アサイーと減量についての真実について、ダイエットと栄養学の専門家に聞いてみました。

研究者はアサイーベリーには抗酸化物質が含まれていることがわかっていて、フリーラジカルと呼ばれている体内の有害分子によって起きるダメージから細胞を保護し、心臓病やがんなどの病気からも守っている可能性があると言います。しかし、減量に関して言うと、減量との関連性に関する研究が欠けているため、その効果は根拠がありません。
米国のテレビ司会者のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)は減量効果を謳っているアサイー製品と自分が関連がないというコメントを自己のウェブサイトに乗せているほどです。
「アサイーは他のフルーツにはない、栄養が豊富な抗酸化物質を含む食品ですが、減量効果がある奇跡的な果物というわけではありません。」と、あなたの人生を救う101の食品( 101 Foods That Could Save Your Life)の著者であるデビッド・グロットは言います。

「非常に健康的であるアサイーベリーを含む、減量の解決法となる食品はありません。体重を減らすためには、運動、栄養価の高い食品、適切な休息などを含む、健康的なライフスタイルアプローチをカロリーの管理とともに行う必要があります。」

「アサイーベリーダイエット」だけのダイエットは存在しません。それでも、「アサイーベリーデトックス」、「アサイー燃焼」、「アサイーピュア」「アサイーベリーエッジ」など、即効ダイエット効果を期待する約束する製品広告を目にすることでしょう。製品の広告の中には「食事制限や運動だけ行ったよりも、450%減量効果があった」と謳い、1週間で最高9キロ痩せることができるという広告もあります。

アサイー製品を販売するウェブサイトによると、アサイーに含まれる繊維と必須脂肪酸はより効果的に脂肪を燃焼させ、食べ物を早く消化し、食欲を減退させ、代謝を高めると言っています。デトックスアサイー製品の広告では、体内の脂肪を洗浄し、有害物質の蓄積を排出することにより、体重を落とすことがさらに約束されていました。

なぜこのような売り文句を言うことができるのでしょうか?薬剤とは違い、市販のサプリメントと食品は厳格に規制されていないため、製造業者の中には製品の誇大健康効果を謳うものもいるのです。

グロットはアサイーに独特のものがあると言っています。それはアボカド以外の果物でアサイーは一価不飽和脂肪(MUFAS)を含む、数少ない果物の一つです。
一価不飽和脂肪は、カロリー制限ダイエットに取り入れると満足感を持続させることに役立つものです。アサイーに含まれている一価不飽和脂肪はほんのわずかであるため、十分な量を摂取するためには大量のアサイーを食べる必要があります。高価なだけではなく、余分なカロリーも摂取してしまうことになります、とグロットは言います。(一価不飽和脂肪はオリーブ、アボカド、ナッツ、シード、ダークチョコレート、大豆、亜麻、オリーブオイル、ひまわり油にも含まれています。)

アサイー減量製品の無料お試しには注意をしてください

広告で謳われているような減量効果がアサイーにあることが証明されていないだけではなく、消費者団体はアサイーダイエット製品の無料お試しに申し込まないように警告しています。
米国公益科学センター(The Center for Science in the Public Interest)は、多くの企業がアサイーダイエット製品の無料お試しを提供しているものの、最終的には顧客がその費用を負担していることに注意を警鐘しています。申し込む際に、無料サンプルの送付のためにクレジットカード番号を入力するように言われ、中にはすぐに月額8000-9000円程度の費用が請求されるものもあります。
ノーザン・インディアナ商業改善協会でも同様の警告を出しています。

アサイーベリーとは何でしょうか?

ブラジルのアマゾン川流域生育している植物で、アサイーは濃い紫色をしており、野生のキイチゴとチョコレートを混ぜたような味をしています。
アサイーベリーにはアントシアニンが含まれているため、濃い紫色をしています。アントシアニンは強力な抗酸化物質であり、がん、炎症、糖尿病、老化、細菌感染症、神経疾患から体を守る効果があると言われています。

アサイー果実115グラム程度は約100カロリーで、鉄分、カルシウム、繊維、ビタミンA、脂肪分6グラムを含んでいます。しかし、アサイーベリーはうまく輸送できていないため、商業的に売られている製品は、アサイー果実をほんの少ししか使っていません。アサイーは、カプセル、粉末、ボトル入りスムージーやその他の飲料として売られています。
アサイー製品を買おうと考えているのならば、ラベルをみてみましょう。こうした飲み物には砂糖が多く添加されており、カロリーも高いはずです。アサイー製品は高額であることも多いため、驚くことかと思います。
「アサイー食品や飲料に使われているのは果肉ですが、アサイー果実の95%が種の部分で5%しか果肉ではないため、アサイーから作った製品は高額です。」とグロットは言います。

同様の抗酸化物質に豊富な果物と野菜は、砂糖やカロリーが添加されていない自然な形でアサイーよりも安い価格で手に入れることができることは覚えておきましょう。それはブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリーは、同様の効果があり、もっと経済的な選択肢なのです、とグロットは言います。

アサイー減量に関する結論

結論として、専門家たちはアサイーで減量をするならばカロリー制限ダイエットの一部として加えることはできますが、アサイーだけでは果物にすぎないと言います。本当に減量したい場合は、長期的に行うことができる食事習慣を選び、定期的な運動を行うことだと専門家たちは言います。

抗酸化物質効果のある健康的なダイエットを探しているのならば、高血圧症を防ぐための食事法(DASH)ダイエットを行うよう、クリーブランド・クリニックのウェルネス・オフィサーであるマイケル・ロイゼン(Michael Roizen)は勧めています。
「DASHダイエットは、色が濃く、抗酸化物質の多い果物や野菜を多く取り入れ、全粒穀物、ナッツ、ビーンズ、魚類、脂肪の少ない肉類とともに摂るもので、減量を促進し、血圧を下げることが証明されています。」とロイゼンは言います。

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