成人のにきびの治療はどのように行われるのか

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成人のにきびについて

鏡を見て、「顔にシワと吹き出物が同時にあるべきでなない!」と宣言したことはありませんか?もしそうなら、それはあなただけではありません。にきびは、10代だけが経験するものではありません。実際、多くの成人は、30代、40代、50代であってもにきびに悩まされています。

以下は、アラバマ大学バーミンガム校の皮膚科医による、成人にきびの実態調査の結果でです。

・20代 女性の50.9%、男性の42.5%
・30代 女性35.2%、男性20.1%
・40代 女性26.3%、男性の12%
・50代 女性15.3%、男性7.3%

上記数字をみて気づいたかもしれませんが、男性よりも女性ではるかに高い率がみられます。これはおそらく、どの年齢でも、にきびがホルモンと関連しており、女性の周期の変動が勃発を引き起こす可能性があるからです。

成人のにきびは、十代のにきびとは、どのように異なるのか?

成人のにきびは、十代の女の子が発症するものとは、著しく異なります。「10代では、顔面の皮膚に数百から数千の小さな隆起、ブラックヘッドやホワイトヘッドが、特に額に、時折、胸や背中の嚢胞とともにみられることがほとんどです。」と、イリノイ州グレイトバリントンで開業している米国皮膚病学会の会員であるAmy Derick氏は語ります。「なぜかというと、十代の肌は少し粘着性があり、毛穴が詰まる可能性が高いからです」

成人では、にきびは顔の下部、特に口や顎の周りに発症することが多いです。 「通常、それらの領域で結節が深かったり、赤い丘疹になります」と」Derickは述べます。 「成人期であっても、十代のにきびのように、細かいできものがたくさんできることもありますが、あまり一般的ではありません。」

大人にきびの治療について

たまに吹き出物ができる、というレベル以上のにきびに悩まされている場合は、地元の薬局で販売されている市販薬で治療しようとしないでください。「市販されている製品のほとんどにサリチル酸とベンゾイルペルオキシドが含まれています。それらはホワイトヘッドや吹き出物には効果がありますが、より深刻な成人のにきびにはあまり効果がありません。」とDericki氏は語ります。処方薬で治療する際には、医師に相談してください。一種類の薬で治療や、クリームと経口薬の併用など、症状にあわせた方法で処方してもらいましょう。

以下を参考にしてみて下さい。

・レチノイド(ビタミンA由来)を含む処方クリーム
毛包の除去に効果的です。
・5%のダプソンを含むジェル。
にきびに関連する炎症を抑えるのに効果的だと考えられています。
・洗浄剤ベンゾイルペルオキシドとクリンダマイシンなどの抗生物質を組み合わせたコンビネーションクリーム。
・吹き出ものの原因となるホルモンの変動を調節することができるYazのようなピル(経口避妊薬)
・抗炎症薬として作用する経口抗生物質。

「私たちは通常、いくつかのタイプのレチノイドを混合された状態で、摂取しています。 これらは毛穴をきれいに保ち、皮膚は剥離し、しわにも効果的です」

大人のにきびには、どのくらいの期間経口薬を取る必要がある?

「クリームのような他の局所薬が効果がある場合は、ほとんど必要としないこともあります。しかしそれ以外のケースでは、少し薬を長めに飲む必要があります。多くの人々は、再発した時や、特に症状がひどいときのみ必要とします。

大人のにきびのレーザー治療と光線治療について

吸引カップ装置を使用して毛穴の深部を吸引し、毛包に強力なパルス光線で治療を施す光線治療であるアイソレイズなど、いくつかの選択肢があります。時間の経過とともに、この処理は皮膚の皮脂腺を収縮させ、油の生成を減少させます。

「これらの治療法は優れていますが、依然として、標準的な治療法ではありません」とDerick氏は言います。そして、治療費は数百ドルかかり、治療が必要なのは1回ではありません。 「しかし、患者の中には、薬の服用をなくしたり、クリームを2日の1回にしたいため、このような選択肢をとる患者もいます。不均一な肌の色合い、肌のきめ、褐斑病にも効果的です。

成人にきびは時間がたては治る?

おそらく。「年齢を重ねててホルモンが落ち着につくれ、成人にきびの蔓延率は少なくなります」とDerickは言います。 「しかし、自然に治るまで待つ必要はありません。大人のにきびがあなたを悩ませている場合は、皮膚科医に相談してください。最新の治療法のもと、処方薬を得ることができるため、化粧品コーナーの高価なクリームを購入する必要はありません。

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