不整脈源性右室異形成(ARVD)について

不整脈源性右室異形成とは?
不整脈源性右室異形成はARVDとも呼ばれるまれな心臓の疾患です。
心臓には4つの区域(チャンバーと呼ばれる室)があります。 右心室は、これらのチャンバーの1つです。
ARVDがある場合、遺伝的欠陥が原因で右心室の正常な心筋は脂肪およびケロイド様の瘢痕組織で置き換わることになります。 これによって心拍が速くなることがあります。
不整脈源性右室異形成の症状は?
ARVDは、心拍がしばしば非常に速くなることがあります。 心臓の拍動がスキップするように感じたり、息をつくことができないように感じます。 また、時々心臓発作のような胸痛を引き起こします。
ARVDのほかの症状には、めまい、失神、動く時の息切れ、脚や足首のむくみがあります。
ARVDの症状がある場合は、深刻な問題を引き起こす可能性がありますので、すぐに医師に相談する必要があります。
診断と検査方法
医師は、ARVDやそのほかの心臓の問題を検査で明らかにすることができます。
どのようにしてARVDを予防できますか?
後述の治療項目部分に記載がある、心拍を制御し、心不全を管理する方法が予防とよべるものです。症状によっては、体内に植込む形式の心臓制御装置である植込み型除細動器(ICD)が使用される場合もあります。しかし、使用できない場合もあります。
どのような人がARVDを発症しますか?
ARVDはしばしば家族内で発症します。 それは35歳未満の若者で最も一般的ですが、どの年齢でも発症します。 心臓関連の疾病から40歳前に亡くなった兄弟、姉妹、親など近親者を持つ人は、ARVDのリスクがあるかもしれません。
ARVDはどのように治療されますか?
現在、ARVDを治癒する方法はありません。 治療には、異常な心拍を制御し、心不全を管理する方法しかありません。
医師は、心臓が正常な速度で鼓動し続けるように抗不整脈の薬を処方することがあります。また、心拍を制御するために体内に埋め込むペースメーカーが必要な人もいます。体内に植込む形式の心臓制御装置である植込み型除細動器(ICD)が使用される場合もあります。さらに、 心臓が速く鼓動するのを防ぐために手術を必要とする人もいます。
医師に相談するための質問
自分以外の家族はARVDの検査を受ける必要がありますか?
最良の治療法は何ですか?
薬が必要ですか?
手術になりますか?
ペースメーカーが必要ですか?
ARVDは平均余命に影響しますか?
ARVDはほかの健康状態にどのように影響しますか?
ライフスタイルを変える必要がありますか?
運動しても問題ないですか?