お年寄りのためのフットケアの方法について

治療方法
お年寄りのフットケア
年を取ると、足の皮が薄くなり、弾力もなくなってくるので、マメや水ぶくれ、足の感染症になりやすい傾向にあります。しかし、こうした足のトラブルは、加齢によって避けて通れないものではなく、軽減することができます。
足の手入れをする上で問題を抱えているとしたら、あなたは一人ではありません。Age UKの報告によると、お年寄りの3人に1人が自分で自分の足の爪を切れないといいます。
しゃがむことができなくなるなどして以前よりも体を思うように動かせなくなると、フットケアを十分にできなくなる可能性があります。また、視力が悪くなってしまうことも要因の一つです。
フットケアの方法
日頃からフットケアの方法を決めておけば、足を良い状態に保つことができます。以下を参考にしてみてください。
・足の爪を定期的に切ってやすりをかけ、ちょうど良い長さを保つ
・乾燥して荒れた肌をよく保湿する
・皮膚にひび割れや水ぶくれなどの炎症を起こしていないか確認する
・爪水虫などの感染症に注意し、かかった場合は早めに医師に相談する
・自分の足に合った靴と靴下を履く
・常に足を清潔にして暖かくし、動きやすくする。通気性の良い靴下を履くのが良い
もしこれらをご自分で行うのが難しいと感じたら、足治療医に相談してください。
足の疾患
足に異常があると思ったら、医師に相談してください。年を取っているという理由だけで、足の痛みや不快感を我慢する必要はありません。
ほとんどの足のトラブルは治療することができます。痛みも軽減しますし、より活動的になることができるでしょう。