正中線について知っておきたいこと

正中線とは?
正中線とは、お腹に縦に入る線で、すべての妊婦に現れる妊娠のトレードマークです。
最近、おへその辺りに黒い線があることに気づきましたか。それは正中線といい、もともとそこにあったものなのですが、妊娠23週目頃までに、少し濃くなります。
正中線の原因とは?
ほかのさまざまな皮膚疾患と同様、正中線の原因は、妊娠中のホルモンの変化です。気づかなかったかもしれませんが、正中線は妊娠する前からおへそと骨盤底の間にあります。妊娠しているときは、全身の皮膚に色素沈着が起こるように、正中線は黒くなります。(あなたは、顔に肝斑と呼ばれるシミがあることにも気づくかもしれません。)正中線は、妊娠することで現れます。
知っておくべきこと
正中線が濃くなって見た目が気になっても、赤ちゃんにとってお腹の中は居心地が良く、満足しています。肌の色が黒いと、正中線が目立つ可能性がありますが、心配する必要はありません。正中線は、赤ちゃんが生まれてから数ヵ月後には薄くなります。正中線がおへその上までしかなければ、赤ちゃんは女の子、おへそを越えて肋骨の方まであれば、赤ちゃんは男の子というおもしろいジンクスがあります。
できること
赤ちゃんが生まれたら線は徐々に薄くなるはずなので、じっと見守ってください。しかし、以下のちょっとしたヒントは、正中線を目立たなくしてくれます。
・カバーする。妊娠中に日焼けをし過ぎると、色素が沈着しやすくなります。SPF 15以上の日焼け止めを使うか、お腹を隠すようにしてください。
・正しい食事をとる。皮膚の色素沈着は、葉酸欠乏症に関連していることを示すいくつかの証拠があります。緑葉野菜、みかん、全粒小麦のパン、シリアルからたくさんの葉酸を摂取し、健康的な妊娠中の食事をとるようにしてください。ただし、ストレスにならないようにしてください。妊婦用の葉酸サプリメントからたくさん摂取することもできます。正中線を薄くするかどうかにかかわらず、葉酸は赤ちゃんに良いです。