冬の疲労感を払拭するための5つの方法

冬の疲労感
あたたかくて心地よいベッドに行きたいと思う気持ちが冬になると異常に強くなるのなら、それは太陽光の欠如が原因です。
日が短くなるにつれて、睡眠のサイクルは乱されて、疲労に繋がります。太陽光が少ないということはメラトニンというホルモンが脳からより多く分泌されることを意味し、これが起こると眠くなるのです。
この睡眠ホルモンの分泌は明るさと暗さに関係しているので、日の入りが早くなると身体も早くベッドに行きたくなるのです。故に、夕方早くに眠くなってくるのです。
主に冬の間、生活がのろくなることは一般的なことですが、こうした無気力感は別のより深刻な鬱病の兆候である可能性もあります。この状態は医学的には季節性情緒(感情)障害として知られており、15人に1人がその影響を受けます。但し、これは治療可能な病です。疲労感が甚だしく、季節を問わず継続する場合は、慢性疲労症候群の可能性があります。
以下の方策を用いて、冬の間も活力を増強しましょう。
太陽光が大切
起床するなり、ブラインドやカーテンを開けて、太陽光をたくさん家の中に取り入れましょう。また、可能な限り外出して自然な光を身に受けましょう。昼時の短い散歩も益をもたらすのです。職場や家を、日のあたった風通しの良い環境にしましょう。
きちんと睡眠をとる
冬が到来すると冬眠モードに入りたくなるものですが、冬特有の眠たさから二度寝や三度寝を繰り返していてはいけないのです。実際これを行うと、日中の間更に鈍さを感じる可能性が高まります。
厳密に言えば、夏よりも冬のほうが睡眠時間が必要であるというわけではないのです。八時間の夜間睡眠を目標にし、達成し得る睡眠計画を継続しましょう。毎日同じ時間に起床し、就寝しましょう。寝室が睡眠に適した状態にあるよう心がけましょう。散らかった物は片付け、快適であたたかいベッドリネンを作りましょう。また、テレビは消しましょう。
定期的に運動をして冬の疲労感に立ち向かおう
運動は、夕方から真っ暗になる冬の時期には一番やりたくないことかもしれませんが、毎日何らかの形で肉体的な運動を行うと、より活力に満ちた生活を送れるようになります。一週間に150分の運動を行うことが理想とされています。午後に運動をすると、夕方の疲労感を感じなくなり、良い睡眠を得られるようになります。
冬は、新しいタイプのアクティビティを試してみるにはとても良い時期です。例えば、運動をしなれていないのならば、冬の間に屋外スケートリンクがたくさん開設されるので、どこかのセッションを予約しましょう。スケートは初心者にとっても愛好家にとっても良い運動になります。
もっと活動的であるなら、地元にあるスポーツセンターなどでバドミントンやフットボール、テニス等のゲームに参加するのも良いでしょう。
寒くて暗い季節に運動をする気が起きない場合は、ポジティブな側面に目を向けましょう。例えば、運動をすれば活力を感じるのみならず、冬の体重増量を防げる、といった具合です。
リラックスする
日中が短くなって、全てをこなすには時間があまりにも足りない、と感じるのであれば、それは疲労に関係しています。ストレスが疲労感を生むことは証明されています。
ストレスを即座に解決する方法はありませんが、苦痛を緩和するためにできる簡単なことはたくさんあります。どんな理由であれ負担を感じるのであれば、瞑想、ヨガ、エキササイズ、呼吸運動等を行って気を落ち着けましょう。
適切な食事をとる
夏が終わるなり、サラダを脇に放ってパスタ、ポテト、パン等の澱粉質の食物を摂取したいという誘惑に駆られます。しかしながら、果物や野菜を食事に取り入れれば、一層の活力を感じられるようになるのです。
にんじん、カブ等の冬野菜は焼いたりすりつぶしたりしてスープなどに使え、寒い冬にぴったりのあたたかい食事を作れます。伝統的なシチューやキャセロールなども、脂肪の少ない肉とたっぷりの野菜を加えればとても良いメニューになります。
また、冬になると甘いものが激しく欲するかもしれませんが、糖分を大量に含む食物は控えるべきです。このような食物は急激にエネルギーを供給しますが、それも一時的なものなのです。