間質性膀胱炎の症状と原因について

間質性膀胱炎の症状は何ですか?
間質性膀胱炎(IC)の症状がある人は、膀胱、下腹部、および骨盤周辺に繰り返し不快感、圧迫、圧痛または痛みがあります。症状は人によって変わり、軽度または重度だったり、時間の経過とともに変化する可能性があります。症状は、これらの症状が組み合わさる場合も含まれます。
緊急性
緊急性とは、今すぐ排尿する必要があるという感覚です。数時間排尿していない場合や、多量の水分を摂取している場合、激しい尿意を感じるのは正常です。間質性膀胱炎になると、膀胱に尿がたまる前に、すぐに排尿したくなるのとともに、痛みやひりひりした感覚が出てきます。
頻度
水分摂取量を考慮すると、頻度は、自分が実感しているよりも多く排尿しています。ほとんどの人は1日あたり4回から7回排尿します。水分をたくさん摂取すると、より頻繁に排尿することがあります。利尿剤、または水薬と呼ばれる血圧の薬を服用すると、よりいっそう頻繁に排尿を引き起こす可能性があります。間質性膀胱炎の患者の中には、1日に何度も強くて痛みを伴う尿意を感じる人もいます。
痛み
膀胱がいっぱいになると、不快感ではなく痛みを感じるかもしれません。その痛みは、排尿するまで悪化するものです。膀胱を空にすると、痛みはしばらく改善します。間質性膀胱炎の患者の中には、めったに絶えず続く膀胱痛を感じない人もいます。痛みは数週間から数カ月消えて、また戻ってくることがあります。間質性膀胱炎の患者は、膀胱痛の発作を症状の再燃(a symptom flare[訳者注:さまざまな辞書をあたってみましたが、適訳がみあたりませんでした。監修時の参考になればと思い、原文の語句を入れておきます])と呼ぶことがあります。
中には、緊急度や頻度がなく痛みを感じることがあります。この痛みは、骨盤底の筋肉(骨盤の骨に付いている筋肉で、膀胱、腸、子宮もしくは前立腺を支えている)の発作が原因で起きている可能性があります。骨盤底筋の痙攣からくる痛みは、セックス中に悪化する可能性があります。
間質性膀胱炎の原因は何ですか?
研究者は、間質性膀胱炎の正確な原因を知りません。研究者は、間質性膀胱炎の原因を理解し、効果的な治療法を見つけるために取り組んでいます。