忙しい親に最適な減量計画とはどのようなものか

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体重の増加

目覚ましは朝6時に鳴り、自分と子供が身支度をするのになんとか間に合うでしょう。仕事は8時間あり、終わったら子供をお稽古に慌しく通わせ、そして宿題の面倒をみます。忙しい1日の後は、テイクアウトで済ませているかもしれません。子供を寝かしつけた後、体は疲れ切っているはずなのに、体重計に乗ると体重が少しずつ増えているかもしれません。
このようにしてはならないはずなのです。一日のうちに少しずつ分散させることで起きる小さな変化が、自分のスケジュールを変えることなく、健康的な体重になることに役立ちます。健康的な選択をするための時間がいつでもつくることができるということを子供達に見せることもできる良い機会です。

朝、まず脂肪を撃退しましょう

研究者たちは、長年、朝食と減量の間の明白なつながりについての証明に苦労をしていました。いくつかの研究によると、朝食を食べる人は減量することができるというものもあれば、何も違いはないと主張するものもありました。

しかし、朝食が一番重要な食事と言われることには理由があります。それは、朝食が1日の後の食事と比べて最も健康的な選択をすることができる機会となるためです。もし朝食を抜かしてしまうと、昼食時までに空腹になってしまい、サラダではなく、チーズバーガーを選ぶことが難しくなります。加えて、一日のうちのエネルギーを早い時間に取ることができれば、1日中それを消費する時間があります。
「朝食は最も量の多い食事であるべきです」と、米国家庭医学会(the American Academy of Family Physicians)の次期会長であるジョン・メイグス博士(John Meigs Jr., MD)は言います。「一日の終わりにカロリーを摂取すると、それを消費する時間がありません。お腹がいっぱいのままで就寝してしまうと、脂肪という保存庫にそのカロリーは変わってしまうのです。寝つきも良くなくなりますし、翌日も体が十分に機能しません。」
それでも、正しいものを選んで食べる必要があります。粉砂糖を振ったドーナッツや炭酸飲料水は朝食として適切ではありません。時間があろうとなかろうとも、健康的な食べ物を摂る必要があります。
時間がある場合
スクランブルエッグ、脂肪分の少ないベーコン(ターキーベーコンなど)、果物、全粒小麦トースト
時間がない場合
イングリッシュ・マフィンをトーストして、ハムと低脂肪チーズでサンドイッチを作りましょう。コーントーティーヤでタコスの朝食を作ってみましょう。砂糖がけしていないシリアルの上に果物をいくつか乗せてみましょう。
すぐに玄関をでなくてはならない場合
全粒冷凍ワッフル、卵を電子レンジで温めて食べたり、本当に急いでいる場合はピーナッツバターでサンドイッチを作ってもよいでしょう。または最低でもバナナを食べてもいいでしょう。

自分自身と家族の挑戦

自分と家族が平日は別行動をしていることは、一緒に活動的になれないということではありません。「歩数計を買ってみてください」とメイグスは言います。お互いの歩数の結果を1日の終わりに比較してみましょう。「今日は1万歩いったけれど、あなたはどうだった?」などと聞いてみましょう。
歩数計で沢山歩くことができるようになったら、平日の間行うことができるお勧めの30分間の運動を行って、少しずつ歩数を伸ばしましょう。例えば次のような運動です。
職場についたら、入り口から一番遠い場所に車を止めて歩く。
エレベーターやエスカレーターの代わりに階段を使う。
昼食を持参する。そのほうがヘルシーで、テイクアウトの順番を待ち時間が減るため、昼休みの残りの時間外を早歩きしたり、近ければジムを利用して運動ができる。

サッカーの練習をさぼる

メイグス博士はチームスポーツは子供たちにはとてもよいものですが、チームスポーツはピア・プレッシャー(仲間からの圧力)、また親からみられていると言うプレッシャーを受けることがあるものだと言います。「組織されたスポーツ・リーグに反対するわけではありません。」とメイグスは言います。「でも、時として、人はやりすぎてしまう傾向があり、構造的になりすぎます。子供たちは構造的でない遊びも必要なのです。それに、子供たちがサッカーボールを追いかけている間、自分はただ椅子に腰掛けていることになり運動しないでしょう。」と博士は言います。
家族のスケジュールにスポーツを加える代わりに、夕方や週末に家族でハイキングしたり、自転車に乗ったり、家族で公園に行ったりしましょう。子供のサッカーの練習の間に自分が待っているだけだと思うようであれば、その間自分も運動できる機会ができたと捉えて、フィールドのそばでウォーキングやジョギングをしましょう。

夜ご飯は二番目に重要な食事です

夜ご飯に何を食べるのかと言うことはもちろん重要ですが、どうやって食べるのかが重要です。メイグスは失われてしまった長年の伝統である、家族で夜ご飯を一緒に食べるということが重要であると協調します。
「家で調理した食事が一番栄養バランスが良く食事できるだけでなく、家族でまとまって食べることにはさらによい効果があります」と博士は言います。
メイグス博士は、家族と会話しながら食べ物にフォークを刺す時間があると、食べる速度が遅くなり、満腹になるまでに時間がかかるため、食事の量が減ります。また、子供たちと今なにが起きているのかについて話を聞くことで、良いことや悪いことを知ることができます。

十分な睡眠時間を取る

子供たちと同じように、翌日の準備のために休息が必要です。毎晩7〜9時間の睡眠が必要です。「十分な休息が取れると、体の機能がよくなり、ストレスのレベルが改善されます」とメイグス博士は言います。
目を閉じている時間が長ければ、エネルギーが翌日沢山でてくると思います。目覚ましをかけて、15分間トレッドミルマシンに乗ってみたり、家を出る前にヘルシーなお弁当を用意する時間ができます。どんなに小さな変化もあなたと家族には大きな変化をもたらします。

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