妊娠第42週の赤ちゃんとお母さん

その他

妊娠第42週の赤ちゃん

出産予定日を過ぎて生まれてくることは、極めて普通のことだと思いますが、この週になると赤ちゃんについては注意が払われるようになります。医師は予定日を過ぎた赤ちゃんを監視したいと思うかもしれません。この遅れて生まれた赤ちゃんの肌は、乾燥していたり、ひび割れていたり、皮がむけていたり、しわがあるかもしれません。しかし、これも全て一時的なものです。数週間前の出産予定日のあたりで、胎脂がなくなったためです。遅れて生まれた赤ちゃんの爪は長く、髪も長く、産毛が少ないか全く生えていません。遅れている赤ちゃんにはすこし注意を払ったほうがよいでしょう。

過期産

出産予定日が過ぎてしまい、2週間が経ってしまいました。それでもあなたはまだ妊婦で、赤ちゃんはまだ幸せそうに子宮にいるため、何も急ぐ必要がないように思えます。妊娠第42週になると、フラストレーションが溜まっているのはあなただけではなく、出産が遅れている赤ちゃんもなのです。赤ちゃんのほとんどには赤ちゃん自身の出産時期のタイムテーブルがあるため、出産予定日に産まれてくる赤ちゃんは5%以下です。赤ちゃんのほとんどは10ヶ月目に入っても元気なのですが、医師はノンストレステスト(NST)や生物物理額的プロファイル(BPP)を通して、赤ちゃんをモニターしようとするでしょう。

妊娠第42週目のお母さんの体

妊娠が一生続くのではないかとさえ感じているかもしれませんが、研究によると、出産予定日を過ぎた妊娠の70%が過期妊娠ではないとのことです。受胎時の算出ミスが典型的な出産予定日からこのイライラする混乱が起こるのです。これは不規則な排卵もしくは最後の生理日が正確にわからないことに通常は原因があります。本当に過期産であるのは2%の妊婦だけなのですが、あなたが過期産に当てはまったとしても、今週赤ちゃんは自然分娩で生まれるか、または医師が陣痛促進をするため、妊娠は終わりを告げます。もちろん、すでに赤ちゃんが生まれたか電話してくる友人や家族にうんざりしているかもしれません。しかし、来週のこの時期には、すでに新生児の赤ちゃんと寄り添っていることに、出産を待つ間も集中しましょう。

出産予定日を過ぎてしまいましたか?

何週間も準備が続いた後で、急いで片付けてあとは待つという気持ちになっていますか。妊娠第42週では、過期産の妊婦と自分自身を呼びたい気持ちかもしれません。安心してください。覚えておいて欲しいことは、出産予定日は単なる予定日にすぎないことでしょう。妊娠第18週以前の早期超音波で出産日をさらに正確に算出していない限り、赤ちゃんが出産予定日を過ぎていても、予定を少し過ぎただけです。

差し迫った出産の兆候を注意し続けて、しばらくがんばってください。医師が選択した場合は陣痛促進の心の準備をしましょう。注意したほうがよい陣痛の兆候の一つには、下痢があります。妊婦には陣痛の始まる直前に軽い下痢となる人もいます。産道を通る赤ちゃんの通り道を広げるため、腸を空にするための、自然な浣腸のようなものだと考えてください。あまり聞こえは良くないかもしれませんが、分娩台で漏らしてしまうよりははるかにましなのは確かでしょう。しかし、分娩台ででてしまうことも多くの妊婦に起こることなので、そんなに心配する必要はありません。

こう考えればもっと幸せでしょう。来週のこの時期には、生まれたばかりのかわいい赤ちゃんを腕に抱えていることだと思います。幸運を祈ります。

家に赤ちゃんがきたら、新人ママは疲労して悲鳴をあげることだと思います。新人パパも同じことがいえるでしょう。誰に連絡をすればいいと思いますか?産後ドゥーラです!産後ドゥーラはお母さんと赤ちゃんのお世話をしてくれる人です。母乳育児のアドバイス、調理、チャイルドケア、用足し、掃除等をしてくれます。批判も評価もせず、お父さんお母さんに指導、サポートをしてくれる人です。お母さんが赤ちゃんのおくるみがうまくしてあげられなくても、それを笑ったりはしません。産後ドゥーラは、産後の感情的・肉体的回復、赤ちゃんのあやし方、赤ちゃんへの対処能力、食事の与え方、おむつのあて方等、親となる変容期を楽にするすべてのことについて知っています。産後ドゥーラの探し方については人からの紹介が一番よいかもしれませんので、友人や医師等の尋ねてみるとよいかもしれません。産後ドゥーラのほとんどは、時給で報酬を支払う形態となるため、産後ドゥーラがいつ、どれぐらいの頻度でくるかについてはフレキシブルにお願いすることができます。産後の最初の数週間に1日数時間であっても、産後ドゥーラの手伝いで、お母さんが元気でいつづけられるか、または死にそうになっているか、違いがでていると思います。

その他アドバイス

赤ちゃんは通常よりも出産が遅れた状態です。今では子宮は以前のように心地よい場所ではないため、自然分娩とならない場合は医師は陣痛促進をするかもしれません。
会陰マッサージをすることで、突き刺さるような産みの痛みを減らすことができます。膣の中に清潔な親指を入れてみましょう。押し下げて、会陰に沿って指をスライドさせ、戻すことを5分続けてみましょう。毎日これを続けてみましょう。
収縮が強く、最低でも45秒続き、5分以内に繰り返すようであれば、医者に連絡しましょう。赤ちゃんの分娩はあと吸う時間内の可能性があります。
今回は初産ではないですか?2回目以降の出産は軽いことが多く、時間も短くすみます。

一般的症状

前駆陣痛が頻繁に起きる

出産までの最終段階で、体がお産の準備ができるにつれ、子宮が硬くなる、お産の準備のための収縮である、前駆陣痛を頻繁に感じているかもしれません。収縮のパターンが一定になるのを気がつき始めたら、本当の陣痛かもしれません。

血の混じった膣分泌物(おしるし)

お産の準備のために子宮頚管が開き始めると、ピンク色または茶色がかった膣分泌物が出るかもしれません。これは通常のことであり、お産は続く数日内に起こることを意味しています。しかし、分泌物の量が多かったり(テーブルスプーンで2杯以上の量)、鮮血だった場合、医師にすぐに連絡をとりましょう。この出血は前置胎盤や胎盤早期剥離のサインかもしれません。

破水

無色、無臭の液体が勢いよく、もしくは少し流れ出すのを感じたら、羊膜嚢が破れ、羊水が流れ出している可能性があります。医師に知らせ、陣痛と出産に関する指示に従いましょう。破水が起こると、お産が近い可能性があります。妊婦の15%がお産の始まる前に破水を経験しています。

子宮頚管の開大度と展退度

医師はおそらく、産道を赤ちゃんが通るための準備として、子宮頚管がどの程度開大し(開き)展退(薄くなる)しているかを知らせてくれていたかもしれません。それを早める方法はどこにもありませんが、陣痛促進の必要がある場合と医師が感じた場合は、陣痛を進める方法である、陣痛促進剤などが使われる場合があります。

下痢

下腹部の不快感と下痢はお産が間近であることを示しています。腸の筋肉は出産前に緩みます。水分を多く摂り、常に水分が足りている状態にし、体力を維持するために少量の食事を摂りましょう。

浮腫(脚と足首のむくみ)

体内の水分はピーク量に達していて、体が動かないかもしれません。体重の重みと不快感で行動を鈍くしていると思います。さらに脚と足首にむくみがもたらされます。しかし、それでも、体内のシステム内を水分が循環するように沢山の水を摂ることを忘れないでください。脚と足首に水が溜まらないように、座る時と横になる時は脚を高くしましょう。

不眠症

最近、不安感と不快感によって、目を閉じることが難しくなっていることでしょう。それどころか、夜中も5分に1回、トイレに走る必要もあります。夜、就寝前にパートナーに話しをしたり、または心配事を紙に書いてみましょう。これにより、精神的に楽に休むことができることでしょう。そして、可能な限り寝室を快適にしましょう。例えば、閉鎖感を防ぐために窓を開けたり、ボディーピローを使ったりしましょう。

初乳

多くの妊婦が妊娠の終わりの時期になると、乳首から初乳がこぼれ始めていることに気がつきます。初乳は、薄い、黄色みがかった液体であり、母乳に先駆けてでるものです。不快だったり、下着が濡れるようであれば、母乳パッドをブラジャーに挟みましょう。

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