5種類の果物と野菜についてのQ&A

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Q:果物や野菜は生でなければなりませんか?

A:いいえ。生でも、冷凍でも、缶詰でも、ドライフルーツなど乾燥させたものでも、フルーツジュースや野菜ジュースでも、すべて5種類のうちの1つに数えられます。
毎日様々な果物や野菜を少なくとも5種類(合計400g)食べることを目指してください。ドライフルーツ、フルーツジュースや野菜ジュース、スムージーは虫歯の原因となるので、軽食としてではなく食事の一部として摂取しましょう。

Q:成人の場合、果物の「1つ分」はどれくらいですか?

A:果物1つ分は約80gです。これはグレープフルーツ半分、メロンの5cm幅のスライス、ミカン2個にあたります。
ドライフルーツの1つ分は約30gです。これが生の果物80gに相当します。 ドライフルーツ30gは、ドライアプリコット3個やレーズンのテーブルスプーン1杯分くらいです。
5種類のうちの1つ分として、砂糖無添加の100%フルーツジュースや野菜ジュース、スムージー150ml(コップ1杯分)を数えます。
子どもの場合、1つ分の量は年齢と体格によって異なります。おおまかな目安として、手のひらに収まるくらいで1つ分です。
1つ分については、詳しくは5種類の果物と野菜の量をご覧ください。

Q:成人の場合、野菜の「1つ分」はどれくらいですか?

A:野菜1つ分は約80gです。これは、調理されたニンジン、エンドウ豆、スイートコーンのテーブルスプーン山盛り3杯分、またはミックスサラダのシリアルボウル1杯分程度です。子どもの場合、1つ分の量は年齢と体格によって異なります。おおまかな目安として、手のひらに収まるくらいで1つ分です。
豆はテーブルスプーン山盛り3杯分で1つ分としてカウントされます。豆はどんなにたくさん食べても1日最大で1つ分としてしかの最大値としてカウントされません。豆には食物繊維が含まれていますが、他の果物や野菜と同程度のビタミン、ミネラル、その他の栄養素は含まれていないからです。

Q:ジャガイモは5種類のうちの1つに数えられますか?

A:ジャガイモ、ヤムイモ、キャッサバは野菜ですが、5種類のうちの1つにはカウントされません。主にデンプンが主体の食品だからです。
サツマイモやカブなどの他の根菜は、通常、食事では主要なデンプン質食品とは別に野菜として食べるので、5種類のうちの1つにカウントされます。
健康的でバランスのとれた食事について、詳しくは良く食べるためのガイドをご覧ください。

Q:ジュースとスムージーは5種類のうちの1つにカウントされますか?

A:砂糖無添加の100%フルーツジュース、野菜ジュース、スムージーは、5種類のうち最大で1つまでカウントできます。たとえば、フルーツジュースとスムージーを1日にあわせて2杯飲んだ場合、1つとしてカウントされます。
フルーツジュース、野菜ジュース、スムージーの合計飲料量は、1日150mlを超えてはいけません。これは小さなコップ1杯分に相当します。たとえば、1日に150mlのオレンジジュースと150mlのスムージーを飲むと、150ml飲みすぎたことになります。
果物をブレンドまたはジュースにすると、糖分が放出されて虫歯の危険性が高まりますので、フルーツジュースやスムージーは食事とあわせて飲むことをお勧めします。
健康的な飲み物について、詳しくはこちらをご覧ください。

Q:好きな果物や野菜だけ5種類食べてもよいですか?

A:効果を最大限に発揮させるためには、さまざまなタイプの果物や野菜を食べる必要があります。これは、さまざまな果物や野菜を食べれば、食物繊維、ミネラル、他の栄養素をさまざまな組み合わせで摂取できるためです。効果を最大限発揮させるために、5種類の中にに多種多様な果物や野菜を含めることを目指してください。

Q:テイクアウトの料理の中の果物と野菜は5種類のうちの1つにカウントできますか?

A:はい、カウントできます。しかし、脂肪分、塩分、糖分が多く含まれているテイクアウトや調理済み食品もあるため、食べる量と頻度は少なくしましょう。調理済み食品の脂肪分、塩分、糖分を調べるには、ラベルを確認してください。
詳しくは、より健康的なテイクアウトをご覧ください。

Q:ビタミン剤やサプリメントは5種類のうちの1つにカウントされますか?

A:いいえ。サプリメントを摂っても、果物や野菜を食べるのと同じ健康上の利点はありません。果物や野菜には食物繊維などの有益な物質が含まれています。ほとんどの成人なら、1日に少なくとも5種類の果物と野菜を含む健康でバランスの取れた食事をとれば、必要な栄養素をすべて摂取できます。
医師の指示を受け、多様でバランスの取れた食事を食べた上でサプリメントを摂ることを勧められる人もいます。例えば、妊娠しようとしている、または妊娠する可能性のある女性には、脊椎破裂のような神経管の病気の危険性を減らすため、妊娠12週まで毎日葉酸400μgをサプリメントで摂取するように勧められます。
妊娠中のビタミンサプリメントについては、こちらをご覧ください。

Q:離乳中に赤ちゃんに果物や野菜を与えることはできますか?

A:すりつぶした果物や野菜や、果物や野菜の柔らかい部分は、離乳中の赤ちゃんに理想的な食べ物で、作るのも簡単です。 離乳は、赤ちゃんにさまざまな果物や野菜を徐々に食べさせる理想的な時期です。そのため、赤ちゃんが一歳になるまでは、いろいろなタイプの食べ物をあげることになるでしょう。 赤ちゃんの初めての食べ物のページをご覧ください。

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