ジベルばら色粃糠疹についての基礎知識

症状

ジベルばら色粃糠疹とは?

ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん) は、皮膚にうろこ状、赤みを帯びたピンク色の発疹がみられる疾患です。 小児および若年成人に多く、春および秋に起こります。

症状

鼻づまり感、喉の痛みと咳(せき)がでて、最初は風邪をひいたように感じるかもしれません。 その後、ヘラルドパッチと呼ばれる鱗状の赤い斑点が、背中や腹部にあらわれます。
数週間後、より小さな、かゆみを伴う斑点(発疹;ほっしん)が発生します。 発疹が背中にある場合は、クリスマスツリーのような形をしていることがあります。

原因

ジベルばら色粃糠疹の原因は、正確にはわかっていませんが、ウイルス性または細菌性の感染症によって起こるという報告もあります。
特定の医薬品も、発疹を引き起こすことがあります。 伝染性ではないので、ほかの人にうつることはありません。

診断と検査

ジベルばら色粃糠疹の発疹は、湿疹 、 白癬(はくせん)や乾癬(かんせん)に似ており、梅毒(ばいどく)もまた同じような発疹を起こすことがあるので、血液検査で調べることが重要です。
発疹は1〜3カ月続き、再発はしません。 発疹やかゆみが3か月以上続いているかどうかを医師に知らせてください。

治療

発疹は、自然に消えます。 治療により治すことはできませんが、薬はかゆみを和らげるのに役立ちます。
かゆみを和らげる薬は、抗ヒスタミン薬、ステロイドクリーム、グリセリンカリ液ローションまたは酸化亜鉛軟膏です。 重症の場合は、ステロイド薬を服用しなければならない場合もあります。

医師に質問すべき事項

発疹の原因は何ですか?
発疹はジベルばら色粃糠疹でしょうか?
どうすればかゆみをとり、気分がよくなりますか?
抗ヒスタミン薬を服用すべきですか?
どのような治療法がありますか?
3か月後に発疹やかゆみがなくならない場合、どうしたらよいですか?
発疹はどのくらい続きますか?
子どもの症状がより快適になるように何かできますか?
ジベルばら色粃糠疹以外の病気がありますか?
使用できるクリームまたは軟膏はありますか?

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