子どもの遊び場の安全を守るために

子どもの安全な遊び場
いったん赤ちゃんが動くようになったら、遊び時間が新たな局面を向かえます。ここでは動き回っても安全を保ち続ける方法をご紹介します。
かつて静かな置物のようなものだったのに、今や動きまわる回転おもちゃのようです。赤ちゃんはハイハイしたり、はいつくばったり、あるいはその両方をするのがお気に入りです(ぷくぷくとした手と膝でこんなに速く動くことができるのかとびっくりするでしょう)。もし、かなり活発に動く赤ちゃんがいるのに十分な警戒をしていないなら、特に遊び場について、安全のために警戒や子どもを守る方法を強化する必要があります。そこで、以下の5つの子どもの安全を守る基本を実践してください。
1. 赤ちゃんが危険な場所や物質に近づけないようにしてください。階段の上から下まで、暖炉の前、精密機器やコンピューターの周辺、そして寝室のドアの反対側などに柵を置いてください。また、窓の防護柵も取り付けたり、大人だけがキャビネットや引き出しの鍵を開けられるようにしたり、電化製品のコンセントをふさいだり、角の部分を覆ったりしてください。
2. 壊れやすい、あるいは危険な品物(観葉植物も含みます)を子どもの手の届かないところか、鍵のかかるところに動かしてください。重い家具(本棚、鏡台、テレビ台)は壁に固定し、引っぱったときに赤ちゃんの上に倒れてこないようにしましょう。電気製品のコードやブラインドやカーテンの紐は、何にでも興味がある手の届かないところにこっそりしまってください。コードが指や首に巻きつくのを防ぐキットを購入することもできます。
3. 警戒を怠らないでください。最善の予防策を講じても、特に賢い(あるいは悪魔のような)赤ちゃんには必ずしも十分ではありません。―使わなければ、安全策や留め金はまったく効果はないのです。ですから、もし赤ちゃんを手の届くところに置くことができないときは、常に目の届くところにとどめておいてください。特に、キッチンやバスルームは気をつけてください。もし、1、2分ぐらい赤ちゃんを一人で置いておかなければいけない場合は、赤ちゃんをベビーベッドか遊び場に置くようにしましょう。また、就学前の兄弟やペットからは距離を置いてください。
4. 赤ちゃんがそばにいるときは、有害化学薬品、医薬品、電動工具などの危険物を置かないでください。赤ちゃんの昼寝をしているときや、子どもを見守るのを手伝ってくれる大人がいるときに使うようにしましょう。
5. 物や場所の中には、踏み込んではいけない領域があることを教えてください。たとえば、「あれはママのものよ。触ると危険なの。あなたが触っていいおもちゃはここにあるわよ」といったふうに。安全に関する教訓をしっかり浸透させるために、「痛い」「熱い」「危険」といった「警告を表す言葉」を使ってください。