妊娠期に取っておきのエナジーフード

その他

昔ながらの方法でエネルギーを増強する

最近、疲れきっていて、友達と会って食事する体力がない?やるべき事を書き連ねたリストも半分にすら到達しない?楽しみにしているレイトショー番組まで起きていられない?当たり前です。妊娠しているんです。忙しく赤ちゃんを育てている証拠は特に表れてはいないかもしれませんが、妊娠9週間の妊婦の身体の中ではとても多くのことが起きているのです。そしてこれらは全て、大変な労力を要するタスクなのです。身体が嘗て成し遂げたどんな労苦よりも大変なのです。無休で赤ちゃんの発育に邁進するために、妊婦の身体は多量の血液を作り出しており、心拍数は上がっており、代謝により常にエネルギーが消費されている(妊婦が横になっている間さえも)のです。また、通常以上に栄養や水分が消費されていることも事実です。更に、妊婦の身体は依然として赤ちゃんのための胎盤を作っている最中なのです(妊娠四ヶ月を迎えないと完成しない)。いつも疲弊しているように感じられるのは、まったく不思議なことではないのです。

さて、疲れきった妊婦はどうすればいいのでしょう(ベッドに入るのは無し)。エネルギーを補充するために(得られるエネルギーはせいぜい午後までしか持たない)キャンディー・バーやキャラメル・フラペチーノ、或いはエナジードリンクに手を伸ばしますか?考え直したほうが賢明でしょう。こういった一般的なエネルギー供給源は確かに効果はありますが、長続きしません。更に悪いことに、エネルギーのために多くの犠牲が払われます。製品に含まれる砂糖とカフェインのコンボは血糖値をいっきに上昇させます。しかしこれはすぐに急激な降下をみせ、製品を接取する前よりもさらに疲れた状態になってしまいます。このような、血糖値のローラーコースターは決して理想的な健康状態を生み出しません。胎児を身籠っていることを考慮すればなおさらです。妊婦自身と赤ちゃんのために、エネルギーが持続するような、そしてついでに栄養素も足してくれるようなエネルギー供給源を探さねばなりません。これは、砂糖やカフェインがたっぷりのスナックからは見つかりません(ちなみに、カフェインの過剰摂取は赤ちゃんにとって様々なリスクをもたらします)。理想的なエネルギー供給源はエネルギー増強食品にあります。ここでは、持続可能なエネルギー上昇をもたらす食品の真相について触れていきます。

プロエネルギータンパク質

タンパク質は自然の究極のエネルギー供給源です。午後にぐったりしてしまうのではなく、背中を押し続けてくれるタイプのエネルギーを供給してくれるのがこのタンパク質です。さらに良いことに、タンパク質が豊富な食品にふくまれているアミノ酸は赤ちゃんの高速な細胞分裂を支えます。妊娠中は、一日75gのタンパク質が必要です。幸運にも、ほとんどの人は無意識のうちにこれだけの量のタンパク質を接取しています(特に、炭水化物摂取量を抑えてタンパク質摂取量を増やした食生活を送っている人はなおさらです)。700グラムのステーキを食べればこの基準量以上のタンパク質が得られます。但し、これは妊婦にとってはあまり良いタンパク質接取法ではないでしょう。まず、ただでさえ妊娠中で疲れきっていたり吐き気がしていたりする状態で分厚い肉を食べきるのは容易なことではありません。次に、膨大な量の食物(とりわけ脂肪が多いもの)を消化するには相当量のエネルギーが必要とされ、それが体内に残っていなければ、更に疲弊してしまいかねないのです。
最後に、タンパク質(やその他の栄養素)を接取する上では、少量の食事からそれを得ることが最善なのです。少量の食事を一日に5-6回取るほうが一日3食よりもエネルギーレベルを維持する上でずっと効率が良いのです。幸運なことに、ステーキだけがタンパク質供給源ではありません。以下の食品は低脂肪で、尚且つタンパク質が豊富です。

牛乳
チーズ

脂肪の少ない肉
鶏肉
魚介類
豆腐やその他の大豆製品(ソイパスタ、枝豆)
インゲン、ヒラマメ、さやをむいた干しエンドウ
キノア
ナッツ、種子類
複合炭水化物
新鮮な果実
ドライ/冷凍 果実
全粒系パン、クラッカー、シリアル
ベイクトポテト(皮付き)
ドライビーンズ

鉄分

妊婦が健康的であるにも関わらず、疲弊が甚だしい場合は、鉄欠乏性貧血が関係している可能性があります(特に、妊娠が進行して血液生産の需要が高まればなおさらです)。毎日鉄分が豊富な食物を接取する(妊娠20週間以降は鉄分サプリメントも)ことで、鉄分貯蓄量を多く保つことができ、エネルギーレベルを高くしておくことが出来るでしょう。鉄分は以下の食品から得られます。

鉄分強化シリアル
ドライフルーツ
ほうれん草
大豆製品
脂肪の少ない赤肉
かも肉
甲殻類
調理済みのドライビーンズ
妊娠期に必要なカロリーを接取できているかどうか注意しましょう。赤ちゃんを身籠っている状態では、赤ちゃんの発育を増進するために更に300カロリー必要なのですから。この基準量を下回れば、赤ちゃんの発育に必要なエネルギーのみならず、一日を乗り切る上で必要になるエネルギーさえも欠乏することになります。

関連記事一覧