うつ伏せ寝とSIDS(乳幼児突然死症候群)について

その他

赤ちゃんの寝方について

質問:「私はいつも、6カ月の赤ちゃんをあお向けにしています。でも、寝返りの打ち方を覚えてから、うつぶせで寝ているのを何度も見ています。SIDSの心配をしたほうがいいでしょうか?

回答:いったん赤ちゃんがうつぶせに寝ることを覚えたら、ほとんどの場合元に戻ることはありません(赤ちゃんがうつぶせで寝るほうが好きな場合は特に)。そして、うつぶせ寝を心配して寝不足になる必要もありません(だからお母さん、心配は脇へ置いておきましょう!)。体勢を簡単に変えることができる赤ちゃんは、一般にSIDS(乳幼児突然死症候群)を発症するリスクが最も高いといわれています。ちなみに、SIDSは生後2カ月から4カ月の間で発症することが最も多いです。赤ちゃんはだいたい、4カ月から5カ月の間に寝返りを打ち始めます(ただし、遊んでいるときにうつぶせで過ごす時間が短ければ、もう少し遅いかもしれません)。そして、敏捷さが加わったことで、SIDSのリスクが高くなるうつぶせ寝をしても、赤ちゃんは自分の身を守ることができる、と専門家は考えています。

1歳の誕生日を迎えるまで、赤ちゃんをあおむけに置くことができますし、そうすべきです。でも、赤ちゃんが夜中にひっくり返っていたとしても、そのままにしておいてください。ただし、赤ちゃんのベッドが安全であること、たとえば、硬いマットレスを使う、枕や毛布、体にフィットしやすいシーツ、ぬいぐるみなどは置かないようにする、といったことを確認してください。

無事に眠ることができますように!

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