一般的な皮膚の疾患はどのようなものがあるか

その他

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎(アトピー性湿疹とも呼ばれる)は、湿疹の最も一般的な形態です。主な症状は、肌の痒み、赤み、乾燥、ひび割れなどです。

アトピーの症状は長期的な場合が殆どですが、特に子供においては、成長につれて、改善してくるケースも多くみられます。

症状は身体の全身にでる可能性がありますが、以下の部分に最も現れやすいとされています。

・背中や膝の前部
・肘の外側または内側
・首、手、頬または頭皮の周り

保湿剤や局所ステロイドを使用することで、症状を緩和させるための治療を行います。

ヘルペス

ペルペスは、単純ヘルペスウイルスによって引き起こされる、唇または口の周りに発生する小さな水ぶくれです。

初期症状として、口の周りのうずき、かゆみ、または焼け付くような感覚を感じるケースが殆どです。そのあと水ぶくれが、通常下唇の端にできてきます。

ヘルペスは、特に治療をしなくても通常7〜10日以内に治りますが、市販の薬局で入手可能な抗ウイルス軟膏を使うことで、症状が緩和し、治癒期間を早めてくれます。

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は、膨れ上がった痒みを伴う発疹です。身体の一部に現れたり、広い領域に広がったりすることがあります。

殆どの場合、数日以内に良くなるので、病院に行く必要はありません。かゆみが気になるようであれば、薬局で市販の抗ヒスタミン薬を入手することができます。

症状が48時間以内に改善しないのであれば、皮膚科医に相談するようにしてください

とびひ(伝染性膿痂疹)

とびひは、伝染性が強い疾患で、傷や傷や水疱を引き起こします。とびひには2種類あります
・非水疱性膿痂疹 – 主に鼻と口に症状が表れます
・水疱性膿痂疹 – 主に体に症状が表れます。

子供に多い症状ですが、誰にでも起こる可能性があります。

通常、3週間以内に治るとされていますが、医師の診察を受けることをお勧めします。似た症状で、より深刻な病気もあます。

また、医師から抗生物質の軟膏や錠剤を処方してもらうことで、より早く治すことができます。

かゆみ

かゆみは身体のあらゆる部位に影響を与えることがあります。軽度ですぐに治まるかゆみは、誰にでもあることですが、より重度でイライラが続くこともあります。

かゆみの症状がある時は、以下が参考になります。

・かゆみのある部分を掻くのではなく、軽くたたく
・保冷剤や濡れタオルで、冷やす
・水またはぬるま湯での入浴やシャワー
・ボディクリームなどは無香性を使う
・羊毛や人工布など、肌に合っていない服は着ないようにする
・肌が乾燥しているのであれば、保湿剤を使用する

抗ヒスタミン剤とステロイドクリームは、特定の皮膚状態によって引き起こされるかゆみを軽減するのに効果的です

乾癬(かんせん)

乾癬の一般的な症状としては、肌に銀色の鱗屑ができ、その上に乾燥した赤い斑点ができます。この斑点は通常、肘や膝、腰にでき、かゆみや痛みを伴います。

乾癬をわずらう人の中には、軽度の炎症だけですむ人もいますが、生活に大きな影響を与えるほどの症状を抱える人もいます。

乾癬を持つ人々は通常、症状が軽度であったり、殆ど症状がみられない期間を経たあと、重い症状へと移行します。
乾癬の症状が疑われる場合は、皮膚科を受診しましょう

残念ながら、乾癬の治療法はありませんが、症状を改善できる可能性はあります。以下が、一般的な乾癬の治療法です。。

・光線療法
・内服療法
・注射療法

白癬(はくせん)

白癬は伝染性の真菌感染症です。リング状の赤色または銀色の鱗片状の発疹ができ、身体のほぼ全ての場所にできる可能性があります。典型的には、腕と脚にできることが多いです。

誰でも白癬にかかる可能性はありますが、特もに子供に多いとされています。薬局で入手できる抗真菌のクリーム、パウダーまたは錠剤で治療可能です。

症状が白癬かどうか不安だったり、市販の薬を塗った後、症状が2週間以上が続くようであれば、医師に相談して下さい。

疥癬(かいせん)

疥癬は、皮膚に穿孔する小さなダニによって引き起こされる伝染性の皮膚状態です。主な症状は、夜に悪化する激しいかゆみと、小さな赤い斑点です。

疥癬の症状が見られたら、皮膚科を受診してください。深刻な病気ではありませんが、疥癬のダニを殺すためには、医師からの薬が必要です。

白斑(はくはん)

白斑は肌に淡い白の斑点ができる症状です。その大きさは様々であり、どこにでもできる可能性があります。特に顔や手のような日光にさらされている部分や、暗くて日焼けしている部分にでることが多いです。頭皮上に白斑ができることで、髪の毛が白くなることがあります。白斑は長期的な状態です。また、伝染病ではありません。

治療法には以下があります。

・着色したクリームで患部を目立たなくする
・ステロイドクリーム
・光線療法

いぼ

いぼは小さな塊で、どこにでも出現しきますが、手と足にできることが多いです。ほとんどのいぼは無害で、治療を受ける必要の無いものですが、痛みを伴う場合や、不快感、恥ずかしさを感じる場合は、治療してもらいましょう。

以下が一般的ないぼの治療法です。

・サリチル酸
・冷凍凝固法
・ダクトテープ

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