子供の乗り物酔いについて知っておきたいこと

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カーシートに座っている子供について

嘔吐物を片付けることは常にいやな事ですが、車で子供と出かけようとしている時であればなおさら大変なことになります。常に乗り物酔いをする子供がいる場合(これまでに乗り物酔いをしていなくても、急に吐き気が子供を襲うこともあります)は、ここで紹介する乗り物酔いに対処する方法を試してみてください。

食べ物とお腹には注意を払いましょう。潜在的に車酔いをする子供は、空腹すぎるか、お腹がいっぱいすぎるかのどちらかであることが多いため、車で出かける前には少量で腹持ちのよい食べ物を与えましょう。複合糖質とたんぱく質を摂り、フライドポテトなどの脂質の多いもの、ポテトチップスなど脂であげてあるもの、オレンジジュースなどの酸性のものは摂らないようにしましょう。車に乗る時間が長いようであれば、全粒パンや全粒クラッカー、全粒プレッツェルなどをお腹にやさしい間食として与えましょう。砂糖を加えていないフリーズドライフルーツを与えるのもよいかもしれません。大量に与える必要はありません。また水をいつでも用意し、飲めるようにしておきましょう。

酔い止めバンドを用意してみましょう。手首の中にあるつぼを刺激することで、子供の酔い止めとなるゴムバンドです。安価で安全性が高く、車酔いには効果があります。子供のサイズに合っているか確認しましょう。

休息をとることは最良の方法です。子供の乗り物酔いを防ぐのにも最適です。車に乗せている間、車酔いする子供は寝かせましょう。眠っていれば車酔いにはなりにくいため、効果があります。ただ目を閉じているだけでも効果があります。長時間の移動を考えている場合は、昼寝時間や就寝時間にあたる時間帯に出発計画をたててもよいでしょう。

子供は窓側の席に座らせ、外気を感じさせましょう。外気にあたることが子供の乗り物酔いを落ち着かせることがありますし、外に気をそらせることもできます。例えば、トラックが何台通ったか数える、外の看板の名前をしりとりする等することで、子供が外の遠い場所に焦点を合わせることができます。車内で本を読む等、近いところを見ていると、乗り物酔いになります。

緊急セットとして、ジップ付きの袋に、ウエットティッシュー、タオル、芳香剤、水をつめて持って行きましょう。古いタオルを車にのせましょう。ウエットティッシューだけでは拭ききれない時に役立ちます。古いタオルを子供の座席の下や床に広げておきましょう。子供が不調を訴えたら、自分がハンドルを握っていなければ、子供に乗り物酔い用の紙袋に直接吐かせてもよいでしょう。窒息や誤飲のおそれのある、ビニールの袋は子供の手の届かないところに保管しなければなりませんので気をつけてください。汚れた衣類やタオルはビニール袋に入れて口を縛りましょう。

もし、子供が吐いてしまった後は、安全な場所に車を止めて子供を車外に出して新鮮な空気を吸わせ、水を少し飲ませましょう。もし可能であれば、車を出発させる前に子供に目を閉じさせ、少し休ませてあげましょう。

あまりに乗り物酔いがひどい場合は医師に相談してください。次の旅行時の乗り物酔いの予防方法として、乗り物酔いしない薬を処方する等してくれるはずです。

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