妊娠第12週の赤ちゃんとお母さん

妊娠第12週目の赤ちゃん
赤ちゃんは、6-7センチ、体重は15-20グラム程度小さなプラムぐらいの大きさになっています。驚くことに、この3週間あまりの間に赤ちゃんの大きさは倍になっているのです。
赤ちゃんの消化器官が動き出す
この週は赤ちゃんのターニングポイントとなります。まだ完成させるためにはいろいろな仕事が残っているとはいえ、妊娠第12週には赤ちゃんのために必要な身体的構造の発達という大仕事はほぼ終わりに近づいています。続く28週間は胎児の体のシステムが進化し続け、器官が働き始めていくのですが、その間お母さんの体はメンテナンスの段階になります。一つは、胎児の消化器官が筋肉を柔軟にし始め、ピーナッツのような赤ちゃんは、生まれてから必要なスキルである、食べ物を消化管に入れるという、収縮運動の練習をはじめます。骨髄は白血球を作り出すのに忙しくしており、これは将来、子宮という安全地帯から出たとき、公園などで移る最近を含む感染症と赤ちゃんが戦う時に役立つものです。脳底にある下垂体が、数十年後に自分が赤ちゃんを作ることを可能にするホルモンの産生を開始しました。
妊娠第12週目のお母さんの体
めまい
妊娠初期3ヵ月の終わりが近づくと、子宮は大きめのグレープフルーツぐらいの大きさになり、骨盤の下からお腹の前面の中心部に移動し始めます。幸運であれば、これは妊娠初期の嫌な症状の終わりをもたらせます。それは頻尿です。妊娠中期で一定程度減少する妊娠初期症状は、吐き気、乳房と乳首の圧痛、食物嫌悪、疲労です。しかし、この中に新しくめまいが加わります。
誰を責めればよいのか、推測してください。そうです、もうすでにご存知のプロゲステロンが再び登場です。妊娠第12週には、血管を緩ませ拡張させる原因となり、体内の血流を増加させますが、これは赤ちゃんには良いのですが、お母さんには血液の戻りが遅くなります。これがお母さんに意味することは、低血圧と脳への血流の減少です。これが特にすぐに立ち上がった時に頭がクラクラすること、めまいの感覚がすることの原因となります。ですので、ゆっくり一定した動きをしたほうがこの時期はよいです。妊娠の間、めまいの原因となる別の要因は、決まった時間に食事を摂らないことで起こる、低血糖レベルにもよります。ですので、走ったり、歩くことでさえ、空腹時ではやめましょう。めまいや倒れそうな感覚を覚えたら、横になるか、もしくは膝の間に頭を下げていすに座り、服を緩めて深く息を吸いましょう。(履くときに苦労してしめたズボンのボタンもはずしましょう)少し気分がよくなれば、少し飲んだり食べたりしましょう。
友人の中には妊娠中、性欲が旺盛になったという人もいるかもしれませんが、あなたは死んだ魚のようにそういう気にならないかもしれません。(膨満感があって、セクシーな気分も減退しているかもしれません。)性欲についてはどうなるのでしょうか?ホルモンは全ての女性に対して、異なる影響を与えているので、性欲の出る人もいれば減退する人もいます。妊娠症状も性生活に影響を与える可能性があります。夕食時に吐き気がしている時や、服を脱ぐエネルギーもない時、またはパートナーが大きくなった胸をまじまじと見ても良いけれど、痛いから触らないで欲しいという時に、そういう気にならないというところが大きいでしょう。でも、そう感じている妊婦の感覚は正常なので心配はいらないです。パートナーとは心でつながり続けるようにし、妊娠初期3ヵ月では多くの女性が性的な感情をなくすことは覚えておきましょう。しかし、妊娠中期にはまだ性欲は戻ってくるはずです。ですので、またすぐにベッドルームでの温暖前線が戻ってきても驚かないでください。
その他アドバイス
風邪を引きやすい時期(10月から5月頃の間)、妊婦は風邪を引きやすくなるので予防接種を受けるように推奨されています。最近での研究では、妊婦が予防接種しても副作用のリスクが高くなるわけではないことがわかりました。
医師は腹部に触ることで成長している子宮を感じることができますが、この時期まだ妊婦らしく外見からは見えません。マタニティドレスを着るまでは、エンパイアスタイルやラップスタイルの服を着てみてもよいでしょう。ケーゲル体操を始めてみましょう!骨盤底筋を10秒間圧力をかけ、1回20回のセットを1日3セット行いましょう。膀胱と子宮をサポートする筋肉を鍛えることで、膀胱が緩んで起こる問題や、他の妊娠症状と分娩後の問題を緩和させることに役立つでしょう。
一般的症状
頻尿でトイレに行く回数が減る
トイレに頻繁に行きたいという感覚が減り始めます。しかし、、妊娠起因の失禁を防ぐことに役立つため、ケーゲル体操は続く数ヶ月の間続けるようにするとよいでしょう。
頭痛
一日を通して、定期的に食事を摂るようにしましょう。食事をとばしてしまうと、低血糖を起こす原因となるため、頭痛の原因となります。そして、妊娠中も通常はアセトアミノフェンを飲むことは大丈夫だということは覚えておいてください。(それでも、医師が飲んでも良いといった場合にしたほうがよいです。)
嗅覚が鋭くなる
最近、嗅覚が鋭くなっているとしたら、窓を開けてみてください。(ご主人が昼に何を食べたのか、ドアを開けて入ってきた瞬間にわかるぐらい鋭い人もいます。)いつも近くにレモンをきったものを置いて、吐き気をもよおす臭いがし始めたらレモンを鼻に近づけましょう。かんきつ類は胃のむかつきを和らげてくれます。
疲労
妊娠初期の3ヵ月間を通して、妊婦の体は胎盤を作り出すという大仕事をしているため、エネルギーを削ぎとります。必要がある時は休息をとるようにして、眠れる今のうちに沢山寝ておきましょう。赤ちゃんが生まれると、授乳のために午前3時でも起こされますので。
唾液分泌過剰
この悩ましい妊娠症状は妊娠中期の初期にはなくなっていきます。シュガーレスガムを噛んだり、マウスウォッシュで口をすすぐなどして、不快感や嫌な感覚を少なくしましょう。
膨満感とおなら
恥ずかしい妊娠症状を減らす方法としては、食事の際ゆっくりと食べるということです。ガツガツと食べると空気を飲み込んでしまい、すでに酷使されているお腹にガスだまりを作ってしまいます。