月経困難症についての基礎知識〜原因、治療〜

月経困難症とは?
月経困難症は、多くの女性が経験する、月経の直前または開始時期の月経けいれんや月経痛の医学用語です。通常、深刻な痛みではありません。
月経けいれんの症状は何ですか?
月経けいれんでは、腹部、腰、おしり、内腿で鈍い痛みを感じることがあります。症状は1〜3日間続き、日常生活を妨げるほどの痛みになるケースもあります。
より深刻な病気かどうかはどうすればわかりますか?
以下のいずれかの症状がある場合は、医師に相談してください。
月経の痛みが増している
月経が始まってから数日経っても痛い
膣からの異常な出血
鎮痛薬でも痛みが消えない
原因
月経困難症には2つのタイプがあります。
原発性月経困難症
一般的な月経けいれんによって引き起こされる痛みです。
続発性月経困難症
感染症、卵巣嚢腫(ルビ)、子宮内膜症などの病気によって引き起こされる痛みです。
治療
痛みを伴う月経はどのように治療されますか?
あんかを使用したり、温かいお風呂に入ったりしてみてください。
市販の鎮痛薬でも痛みを緩和することができます。鎮痛薬にはイブプロフェンやナプロキセンが含まれており、軽度から中等度の痛みに効きます。効果が感じられない場合は、より強力な鎮痛薬の処方を医師に相談してください。
また、月経の痛みを和らげる効果のある、経口避妊薬や避妊薬の注射が勧められることもあります。
これらの治療法がうまくいかない場合はどうすればいいですか?
これらの治療法が効かない場合は、卵巣嚢胞や子宮内膜症の検査をするかもしれません。卵巣嚢胞は超音波検査で、子宮内膜症は腹腔鏡検査(お腹を小さく切開し、細いチューブを入れて子宮を観察する小手術)にて確認できます。
医師に相談すべき質問
私の痛みは正常ですか?
検査は必要ですか?
痛みを和らげるために何ができますか?
食事や運動で痛みは緩和しますか?
痛みが改善しなかったり、悪化した場合はどうすればいいですか?