妊娠第31週の赤ちゃんとお母さん

妊娠第31週目の赤ちゃん
赤ちゃんの体重は約1360グラム、身長は約40センチとなり、生まれる時のサイズに近づいています。でも、誕生までにはさらに1300グラムから2300グラム程度体重が増加します。睡眠時間が長くなるため、この頃になると起きている時(胎動を感じる)と寝ている時(赤ちゃんが動かない時)のパターンがはっきりしてきたことにお母さんも気が付くと思います。
赤ちゃんの五感が発達します
ここ最近、赤ちゃんの脳は長時間働いており、以前よりも早い速度で発達しています。何兆という数の分離している神経細胞間のつながりが高速で進んでいます。赤ちゃんは、情報を処理し、光を追うことができ、全ての五感からの情報を知覚しています。もちろん、赤ちゃんは今は匂いを嗅ぐことはできませんが、それは羊水の中に浸かっているからであり、何かの匂いを嗅ぐためには呼吸して何かの匂いを嗅ぐ必要があります。幸運なことに、赤ちゃんが最初に呼吸をして匂いを嗅ぐのはお母さんの匂いで、赤ちゃんが一番好きな匂いになります。
足のペダリング運動と親指しゃぶり
お母さんが誕生後の準備に忙しいこの時期、赤ちゃんは何をしているのでしょうか?顔をしかめたり、しゃっくりしたり、飲み込んだり、息をしたり、子宮壁に沿って足や手を使ってペダリング運動をしたり、親指をしゃぶったりしています。実際、赤ちゃんの中にはかなり積極的に子宮の中にいる間に指しゃぶりをしている赤ちゃんもいて、誕生時に指にたこができている赤ちゃんもいるそうです。
妊娠第31週目のお母さんの体
息がきれる
胃が胸の位置にあるような感じがして、内蔵が元々あった場所にはすでにないように感じてしまいます。妊娠第31週目には、おへその10センチ上に子宮があるように感じます。このため、子宮が今まであった位置から全ての内臓を押し上げてしまうため、肺を完全に広げることが難しくなります。この結果、赤ちゃんが出産の準備のために妊娠後期の終わりが近づいて下に下がってくるまで、息苦しくなります。この息苦しさ続く間は、非常にお母さんには不快だと思いますが、赤ちゃんには胎盤から酸素が十分に得られるため、非常に快適です。
妊娠の終わりに近づく時期に、赤ちゃんが出産のために骨盤の位置に下りてきた時に、改善します。それまでの期間、姿勢をなるべく真っ直ぐにするようにしましょう。そして、息が吸いやすいように、横を向くか、背中を高くして寝るようにしましょう。
お気づきのように、セックスとオーガスムは子宮内の赤ちゃんに興味深い影響を与えています。赤ちゃんの中には、セックスをしている間、じっと静かにしている赤ちゃんもいれば、跳ね回っている赤ちゃんもいます。どちらの赤ちゃんの反応も正常で、何が起きているのか気づいているのかということを示す方法はありません。赤ちゃんは単に楽しい乗り物に乗っているだけなのです。ですので、医師の承認があれば好きなだけ好きな時までセックス・ライフを楽しんで大丈夫です。出産直前まで可能なセックスの動きいくつかあります。もうすぐ、赤ちゃんが生まれてからベッドに一緒に寝ることになると、セックスは容易に快適にすることができなくなります。
その他アドバイス
ベビーベッドセットを購入するか、もしくはレンタルするつもりですか?バンパーのないものにしましょう。見掛けはとても可愛らしいのですが、乳幼児突然死症候群の危険性があります。同じことは枕、ぬいぐるみ、かけ布団にもいえます。
入院用バッグに必要なものを準備しましたか?そうでなければ、万が一に備え、この時期に用意しましょう。
単に妊娠中で体重が増えただけが原因ではないかもしれません。突然顔がむくんでいることに気が付いたら、医師に相談してください。視力の変化と頭痛、むくみは子癇前症の兆候かもしれません。
一般的症状
さらに頻尿になります
妊娠後期には膀胱が子宮に圧迫されるため、あまり多く尿を溜めておくことができません。一度排尿が済んでから、もう一度排尿してみてください。これによってトイレに行く回数が減ります。これによって、膀胱が完全に空になったかどうかわかります。
頭痛
もし緊張で頭痛がするのであれば、暗くて静かな部屋で数分過ごしてみてください。もし仕事中であれば、15分間、目を閉じて足を高くしてみてください。何をしても頭痛が緩和されない場合はアセトアミノフェンの頭痛薬を飲むことは一般的に安全です。
背中の痛み
急成長しているお腹を支えるために背中は反ってきています。まだやっていないようであれば、毎日のエクササイズに妊娠ヨガを取り入れるとよいでしょう。ストレッチにより、背中の痛みが和らぎます。
動作がぎこちなくなる
姿勢の移動とお腹周りの肥大と集中力の低下により、動作が最近ぎこちなくなっているかもしれません。シャワーやバスタブに入るとき、またフロアマットにはつまずかないように気をつけましょう。
妊娠による脳の働きの低下
妊婦は妊娠後期に脳細胞の量が縮小することの結果として、脳の働きが低下します。出産後に脳細胞の量は通常の値に戻りますので、心配しないでください。記憶がはっきりしなくてもそのことをストレスにしないでください。ストレスは記憶力の低下を悪化させます。紙にメモをしたり、スマホの機能を利用するなどして、必要があれば代わりにやってくれる人を立てましょう。
睡眠の問題
妊娠後期3ヵ月には、妊娠ホルモンの影響で脚のつり、胸やけ、頻尿、不安感などの症状が起こります。ストレスが動揺させ続け、一晩中眠れないようであれば、友達やパートナーに日中相談してみましょう。