アスペルガー症候群と生きる〜体験談〜

アスペルガー症候群について
当時22歳だったマイケル・クーク(Michael Cooke)さんは、アスペルがー症候群をわずらっており、マンチェスターの自宅で両親と、3人の兄弟と一緒に暮らしていました。彼は週に何日かアートセンターで夜働いていて、サッカーが好きです。
「私はSaleのWaterside Arts Centreでフロントアシスタントをしています。チケットもぎりやバーの仕事、カスタマーサービスなどをしていますが、この仕事は本当にすばらしいです。私はいろんなスタッフに混じって交流するのが好きで、みんなとうまくやっています。この仕事は半年ほど続けていますが、夜のシフトが数回程度しかないので、もっと一日中フルで働きたいです。」
マイケルの家族と友人
「私は母親、父親、そして3人の弟と一緒に住んでいます。自宅にいるのは大好きですが、ときどき弟たちがうるさいこともあります。暇なときは、おばあちゃんと散歩したり、あとは家で母の掃除や洗濯を手伝います。」
「定期的に外に出て、サッカーをするときに友達と会います。またアスペルガー症候群の人々に社会的な機会と支援を提供してくれる団体であるAspirationsにもいきますが、そこにはたくさんの友達がいます。」
職場でのサポート
「私はUnited Responseが運営する就職マッチングサービスであるTrafford Supported Employmentを通じて仕事を見つけました。」
「時々、仕事でレジを使うのが難しく感じられました。仕事を始めたばかりのころ、慈善団体から派遣された私のコーチであるLaura と Gemmaがレジの使い方を習うのを助けてくれました。今は、私が立ち往生するとスタッフのメンバーが手を貸してくれます。最初のうちは何をするべきかお手本を見せてもらっていました。たとえば誰かがボタンを押して、私もそれを真似ていましたが、今や、指示されるだけにまでなりました。」
マイケルの学校での経験
「学校に通っていたときは、私は若干興奮していて落ち着きがなく、そのためあまりいきませんでした。私の居場所ではないと感じ、あまり好きではなかったのです。いつも教師がこちらを監視しているように思えてなりませんでした。最終的には、学校に行く代わりに家庭教師をつけてもらいましたが、彼女は私の話をよく聞いてくれたので、本当に楽しかったです。」
「ただし、大学は好きでした。私はマンチェスターのLoreto Collegeに行ったのですが、そこでは自分のスペースを持つことが出来たし、大人として扱われたのです。」
「私はB&Qのようなところでフルタイムの仕事をしたいと思っています。少し前にそこで実習をしたのですが、それがとても良かったのです。私はただ忙しい毎日を送れるように、フルタイムで働きたいのです。」