目のトラブルを防ぐために知っておきたいこと

治療方法
目のトラブルを防ぐ
目のトラブルを防ぐためにできることはいくつかあります。
まず、最も重要なのは、血糖値を徹底的に管理することです。Diabetes Control and Complications Trial (DCCT) によると、糖尿病の一般的な治療をしている人は、血糖値を正常範囲に保っている人と比べると、網膜症にかかるリスクが4倍にも増えるといいます。すでに網膜症にかかっている人で、症状が進行した人の割合は、血糖値を厳しく管理された人は半分程度だったそうです。
この結果から、目の病気にかからないようにするためには、自己管理が必要だということがわかります。また、高血圧も、一時的に視界がかすむなどの症状が見られることがあります。
二つ目は、高血圧の場合は、血圧を低くできるように管理しましょう。高血圧だと、目のトラブルが悪化してしまう危険性があります。
三つ目に、タバコを吸う人は、タバコをやめましょう。
四つ目に、最低でも1年に1度は、眼科で目の検査をしてもらうことをおすすめします。一般医で目を少し見てもらうだけでは十分とは言えません。眼鏡の処方箋を新しくしてもらうだけでも不十分です。検眼医や眼科医にしか網膜症の診断はできません。治療は、眼科医のみが行うことができます。
五つ目に、以下のいずれかに当てはまる場合は、眼科を受診しましょう。
・視界がぼやける
・遠くの標識や、近くの文字を見るのが困難
・二重に見える
・片方もしくは両方の目が痛む
・目が赤くなっている状態が続く
・目に圧迫感を覚える
・斑点や浮遊物のようなものが見える
・まっすぐなはずの線が歪んで見える
・以前よりも視界が狭くなったように感じる