受胎能力について知っておきたいこと

症状

受胎とは

受胎とは、女性の卵子と男性の精子が出会って受精が起こり、女性の子宮に着床するまでの現象を言います。ほとんどの夫婦は、問題なく妊娠することができます。

ほとんどの夫婦にとって、避妊をせずにセックスをすれば、子どもを作れます。

現在妊娠を望んでいる場合、また、将来的に子どもが欲しいと思っている場合は、受胎能力の基本的なことについて知っておくとためになるでしょう。

一ヶ月のサイクル

毎月、女性の体内ではホルモンの変化が起こり、卵巣から卵子が一つ排出されます。この卵子は、卵巣と子宮をつなぐ卵管を通って移動します。

同じときに、子宮の内側が厚くなります。受精卵を迎えるための準備をします。

受精が起きなければ、子宮の内側にできた表層がはがれ、膣から流れ出ます。これが月経です。月経では、子宮内粘膜の表層と血が混ざったものが体外に排出されます。

妊娠可能年齢の女性は、約28日に一回月経がきます。しかし、24日~35日の間で変動することも非常に一般的です。

排卵日付近の女性が男性と避妊しないでセックスをすると、卵子が卵管にいる頃に精子と出会い、受精します。受精卵はその後、子宮まで移動し、内膜に着床し、成長します。

受胎はどのように起こるか

卵子が卵巣から排出されてから12~24時間のあいだに受精することができます。

精子は、卵管の中で一週間ほど生き延びることができるため、排卵が起きる前に精子が卵管に入ってきても、受精する可能性はあります。

受胎では、たった一つの精子が卵子に侵入します。精子にはお父さんの遺伝子が、卵子にはお母さんの遺伝子が入っています。一度受精すると、ほかの精子は卵子に侵入することができません。

受精卵は、卵管の中を移動し、子宮までたどり着きます。子宮の内膜に着床し(排卵から6~10日後)、成長を始めます。

受胎から8週間までのあいだ、受精卵は胚と呼ばれます。その後、胎児と呼ばれるようになります。

多くの女性にとって、月経が来ないということが、最初に妊娠に気付くきっかけとなります。月経の予定日から数日が過ぎると、尿検査によって妊娠しているかどうかわかります。

妊娠のための尿検査は、一般医や産婦人科で行うことができます。また、薬局などで検査キットを買えば自宅で行うことができます。

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