みんなに必要な「スーパーフード」とは

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「スーパーフード」について

たくさんの簡単に見つかる「スーパーフード」が、心臓病、がん、コレステロール値の上昇などを防いでくれるのだと、専門家は言います。
コレステロール値も、心臓病やがんのリスクも下げてくれるほどの強い影響力を持ち、さらには気分まで良くしてくれるおまけつき。そんなスーパーフードを想像してみて下さい。しかも副作用もありません。これを聞いたら、一生分蓄えておきたくなりませんか?人生を変えうるこのスーパーフードは、なんと、最寄のスーパーマーケットでも手に入るのです。
「食生活が今日、そして将来の気分に与える影響は驚異的です」と栄養士であり、Food & Mood, Nutritionfor a Healthy Pregnancy, and The Essential Guide to Vitamins and Mineralsの著者であるElizabeth Somerは述べています。
「健康的な人でも少し変化を加えるだけで驚くべき効果を得られます」とSomerは言います。「悩みの50~70%は何を食べて、どのように動くか次第で解消できると思います。心臓病、糖尿病、がん、高血圧症にだって影響を与えることができます。」
特定の病気に対して、特定の食べ物が必要なのではないのです。以下に述べる様々なスーパーフードを取り入れた食生活は、体重を維持し、病気と闘い、長く生きることの助けになります。共通なのは「すべてのスーパーフードは『本物』(未加工)である」ということだとSomerは指摘します。「栄養分を強化したポテトチップスはスーパーフードには属しません。」

「スーパーな」健康保護を提供してくれる上位のスーパーフード


ブルーベリー
ブロッコリー
オート麦
オレンジ
かぼちゃ

大豆
茶(緑茶もしくは紅茶)
トマト
七面鳥
くるみ
ヨーグルト

抗酸化作用のあるスーパーフード、ブルーベリー

抗酸化物質とフラボノイドが詰まったブルーベリーは、カリウムとビタミンCも多く含んでおり、医師や栄養士に最も選ばれています。心臓病とがんのリスクを下げてくれるだけでなく、抗炎症性でもあります。
「慢性疾患を促進する主な要因が炎症です。なので、ブルーベリーには多くのメリットがあるのです」とサウスカロライナ州の医学博士でDr. Ann’s 10 Step Diet: A Simple Plan for Permanent Weight Loss and Lifelong Vitalityの著者であるAnn Kulzeは言います。ベリーを選ぶときは、色が濃いものほど多くの抗酸化物質を含んでいることを覚えておきましょう。「私は一人前(約1/2カップ)食べるようみんなに勧めています。」また、「凍らせたものでも新鮮なものと遜色ありません」とKulzeは述べています。必ず他の果物や野菜も食生活に取り入れるようにしましょう。一般的に色が豊かであるほど抗酸化物質も豊富であることもまた覚えておきましょう。

心臓、関節、記憶力に良いスーパーフード、オメガ3が豊富な魚

「魚から得られるオメガ3が心臓病のリスクを下げ、関節炎に効き、物忘れやアルツハイマー病をも軽減させる可能性があるのです」とSomerは言います。「うつ病も軽くすることを示す証拠もいくつかあります。」
オメガ3は脂ののった冷水魚に多く見られます。天然の(養殖でない)鮭、ニシン、鰯、鯖を探してみましょう。そして、一週間に2,3人前を目標に食べましょう。その他のオメガ3は栄養分を強化された卵、亜麻仁、クルミから得られます。これらのスーパーフードには、コレステロールを下げる一価不飽和脂肪が多く含まれているという付加価値もあります。

コレステロールを下げるスーパーフード、大豆

2003年にThe Journal of the American Medical Associationにて報告された研究において、大豆繊維、オーツ麦や大麦のタンパク質、アーモンド、植物ステロールのマーガリンから成る食生活は、最も一般に処方されているコレステロール降下薬であるスタチンと同じくらいコレステロールを下げることがわかっています。「大豆粉ではなく、豆腐や枝豆を探しましょう」とSomerは推奨しています。言い方を変えれば、しょうゆでは効果がないということです。もし、乳がんの家族歴がある場合は必要以上の大豆を摂取することは勧められません。注意しましょう。

減量とコレステロールを下げるスーパーフード、食物繊維

食物繊維の豊富な食生活は、健康的なコレステロール値と血糖値を維持する助けになります。それに加えて、食物繊維は満腹感を持続させるため、体重管理の最適なツールでもあります。サラダに豆を加えてみましょう、とKulzeは勧めています。しかし、「生、冷凍、もしくは乾燥されたものが一番です。缶詰でも良いのですが、ナトリウムがより多く含まれる傾向があります」と注意を促しています。

コレステロールを下げ、がんを予防するスーパーフード、お茶

「全体としてみれば、紅茶の酸化防止力は緑茶のものと同じです」とKulzeは言います。「しかし、私達が非常に特別で強力な抗酸化物質だと考えているECGCが緑茶には含まれているのです。」緑茶に関する最近の日本の研究において、普段から緑茶を飲む男性は、飲まない男性よりもコレステロール値が低いことが判明しました。また、スペインとイギリスの研究者は、ECGCにはがん細胞の増殖を抑えることができることを示しています。この健康のダブルパンチのためには、甘いソーダの代わりにお茶を飲みましょう。

カルシウム

もうご存知だとは思いますが、カルシウムは強い骨をつくり、骨粗しょう症を予防します。乳製品やサプリメントに含まれていないか見てみましょう。さらに、いくつかの研究結果は、カルシウムが減量の助けになることを示しているのです。USDA(米農務省)が摂取を推奨するカルシウムの値をご紹介します。
9~18歳――1300mg
19~50歳――1000mg
51歳以上――1200mg

そして最後に、最も美味しいスーパーフード、ダークチョコレート

新しい研究によると、ダークチョコレートには抗酸化物質が豊富に含まれており、血圧を下げることもできるそうです。Kulzeはカカオの含有率が60%、もしくはそれ以上のチョコレートを勧めています。カカオの含有率が高ければ高いほどほど良いです。それに、カカオの含有率が高いほど、含まれる脂質や砂糖は少なくなります。これこそ私達の理想のスーパーフードですね!

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