にきびのセルフケアについて知っておきたいこと

にきびとは
にきびは、吹き出物を引き起こす皮膚の疾患です。ホワイトヘッド(詰まった毛穴に、にきびができる状態)や、ブラックヘッド(毛穴が開いてにきびが黒くなる状態)、赤く炎症を起こしたにきび(嚢胞など)などの症状を引き起こします。にきびは、顔や肩に最も発生しやすいと言われています。
皮膚の表面の小さな穴が詰まると、にきびが発生します。この穴は“毛穴”と呼ばれています。毛穴が詰まる原因は、皮膚の表面の物質や、皮膚自体が塞がることです。最もにきびを発症しやすいとされているのは、10代の子供ですが誰もがにきびになる可能性があります。
にきびの主な原因は、以下です。
・ホルモンの変化
・油性のスキンケアまたはヘアケア製品の使用
・特定の薬
・汗
・湿度
・食生活
毎日の肌ケア
毛穴が詰まったり、肌が脂っぽくなるのを防ぐために、以下を試してみましょう。
・不乾性の石鹸で、皮膚を静かに拭き取る
・肌が脂っぽい事が原因でにきびになりやすい場合は、サリチル酸またはベンゾイルで洗う
・顔の汚れやメイクをしっかり取り除く。
にきびの薬は、皮膚の乾燥や剥離を引き起こす可能性があります。毛穴を詰まらせない、または顔に安全に使用でき、にきびの元にならないことが明確に明記されている保湿剤やスキンクリームを使用してください
少量の日光を浴びることで、にきびが若干改善することがあります。しかし日焼けすることで、にきびが隠れているだけ、ということも多くあります。日光や日焼マシンで紫外線を浴びすぎると、皮膚がんのリスクが高くなります。にきびの薬によっては、紫外線を対してより敏感になる必要があるものもあります。その際は紫外線を避けるため、日焼け止めと帽子を定期的に使用してください。
巷では、チョコレート、ミルク、高脂肪食品がにきびの原因といわれていますが、実際にはこれらがにきびの発生に関連しているという証拠はありません。ただし、砂糖摂取量が多いと、にきびが悪化することがあります。にきびが悪化するようであれば、避けるようにしましょう。
更にニキビを予防するには
・傷つけたり、無理に取ろうとしたり、こすったりしない(皮膚の感染症や瘢痕につながる可能性があります。)
・締め付けの強いヘッドバンドや帽子は着用しないでください。
・できるだけ顔に触れないようにしましょう。
・脂っこい化粧品やクリームは避けてください。
・一晩中メイクをするのは避けましょう。
にきびの治療薬
毎日のスキンケアで傷が解消されない場合は、肌に塗った市販のにきび薬を試してみてください。
市販のにきび薬には、過酸化ベンゾイル、硫黄、レゾルシノール、またはサリチル酸が含まれています。これらの成分には、細菌を殺したり、皮膚の油を乾燥させたり、皮膚の上層を剥がす作用があります。そのことで、皮膚が赤くなったり、皮膚がはがれてくる可能性もあります。
医者に相談するタイミング
次の場合は、医療従事者または皮膚科医に連絡してください。
・自分でケアしたり、市販薬を数ヶ月後続けているが、効果がみられない
・症状が非常に思い(例えば、あなたは、赤ちゃんの周りに赤みが多い、または嚢胞があります)
・症状が悪化している
・にきびがきれいになるにつれて、傷跡でができる
・にきびによって、深刻なストレスを抱えている